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ほのぼの研究所
Logo of FRIほのぼの研究所は、超高齢社会の課題である「認知症」を、高齢者を中心に全世代と共に考え、解決方法を提案する新しい学問を創り、「防ぎうる認知症にならない社会」を実現することを目的としています。その具体的な手段として、認知機能を活用する会話支援手法「共想法」の実践研究と普及を目指す組織です。「共想法」とは、出題されるテーマに沿って写真を撮ってきて持ち寄り、写真を見ながら「話す」「見る」「聴く」「考える」を行う会話支援の方法です。雑談と比べて、加齢と共に低下しやすい、言葉を取り出す時に必要な認知機能が向上するエビデンスが得られています。
書籍「脳が長持ちする会話」出版
Long Lasting Brain書籍「脳が長持ちする会話」が出版されました。
「脳が長持ちする会話」とは、「テーマを決めて、お互いの考えを聴く会話」で、結果としてそれぞれに「新しい気づきが得られる会話」です。どうしてそれで脳が長持ちするのか疑問に思った方は、是非本書を手に取って頂ければ幸いです。amazonで注文できます。
長持ち脳検定の開発
CYCLEーJKA SOCIAL ACTION2025年度 公益事業振興補助事業に採択され、「長持ち脳検定の開発」事業に取り組んでいます。本事業の目的は、幅広い年齢層、特に中年期以降の人々が認知機能を維持し、向上させるための「長持ち脳検定」を提供することです。e-Learning教材を活用し、生活習慣の改善を学ぶ機会を提供。認定資格の取得と賛助会員制度を通じて、継続的な学びの支援を行います。認知機能低下を実現し、より健康的な生活をサポートすることを目指します。
最新ほの研ブログ
  • 柏南交友会出前講座実...(2026/03/15)
     2026年2月19日(木)14:00〜16:00 柏市のラコルタ柏(柏市中央公民館)5Fの講堂で、柏南交友会の2月度の例会として「認知症の予防と治療」と題した出前講座を開催させていただきました。

     柏南交友会は千葉県生涯大学の卒業生により2003年に会員の研鑽および親睦ならびに 健康の増進を目的として設立された団体です。卒業生・現役の学生、その他会員が推薦し会長承認された方を含めて 柏市と東葛地区の各市から二百数十名の方々が毎月の講座や講演会にて研鑽を積まれるほか、様々な趣味をきわめられたり、ボランティア活動をされています。

     当日は70名ほどの会員の方々がご参集下さいました。ほのぼの研究所からは。講師として大武美保子代表理事・所長、そして4名の市民研究員が参加いたしました。

    小林会長の開会のご挨拶
      
     小林正明会長の開会の挨拶の後、早速開始した講話では、まず「認知症とは、後天的な脳の障害によって、一度正常に達した認知機能が持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態であると」と定義を述べ、当講座では認知症のうちの多くを占めるアルツハイマー病の予防を中心にした講話であるとしました。

     そして、その予防方法として、生理的アプローチと認知的アプローチがあるとしました。前者は食事に留意し、代謝を上げる、運動をすることなどにより、アルツハイマー病で見られる、神経病理変化の発生、および進行を遅らせることです。これは、「生理的に神経細胞を良い状態に保つ」=身体的に老化を遅らせる基本の健康法でもあると説明しました。後者は、「神経病理変化による認知機能への悪影響を減らす」行動であるところの3つの行動:積極的に知的活動、社会的交流、言語活動をすることに当たるとしました。なぜなら、加齢とともに衰えやすい脳の機能を積極的に活用することが、予防に有効とされているからです。特に、神経病理変化があっても、認知機能が保たれている人は、言語能力が高かったという研究結果から、言語活動が特に有効と考えられるのです。

    熱心に視聴なさる柏南交友会の皆様
     
     以上を踏まえて、加齢とともに低下しやすく、認知症になると急激に低下する認知機能:体験記憶機能・注意分割機能・実行機能を活用することが、認知機能の低下を遅らせる基本的な健康法と考えました。そして、参加者全員が、順番と時間を決めて、話す、聞く、質問する、答えることをルールとする、写真を用いて行う会話支援手法である「共想法」を考案したとし、共想法のそれぞれの行動において使われる認知機能について、説明しました。また、低下しやすい機能を使うことが効果的であると考えたのは、「人間の機能や器官や適度に使えば、適度に発達し、使わなければ、退化、委縮する」というルーの法則があるからだと説きました。また、脳が長持ちするツールである共想法的会話を日常生活に取り入れることは、人生を豊かにすることにもつながるとしました。
     
     休憩の後、市民研究員4名の共想法のデモンストレーションを観ていただきました。テーマ「最近の好きな物事」で写真1枚、話題提供1分、質疑応答2分の設定で、ロボットぼのちゃんの司会で行いました。「撮影旅行先の野島崎灯台からの天の川」「亡母の着物を活用から始まった和小物づくり」「県民プラザで開催されるお気に入りのコンサート」「ゴルフ場のカート」と、それぞれが楽しみにしている趣味の話題に花が咲きました。

    共想法実演の様子
     
     認知症の治療については、直近で主催した講演会「認知症にそなえる」における招待講演で、認知症の原因疾患の一つであるアルツハイマー病の初期であれば、抗体薬による治療が可能になってきたことに関する、話題提供があったことをご紹介しました。この概要について、配布資料の一つである、当研究所発行のニューズレター「ほの研通信」第40号を参照しながら説明し、当研究所が運営するYouTubeチャンネルで、講演の動画を御覧頂けることをお伝えしました。
     最後に、まとめとして、加齢とともに起こる様々な変化は、若いうちに対策を立てておくと防げることは多いと思われると述べました。そして、口腔ケアおける8020運動が数十年を経て功を奏したように、一人でも多くの人が若いうちから認知機能ケアをするようになれば、将来、認知症有病者の割合を減らすことも夢ではないと述べ、終話しました。

     なお、説明の途中で、自分自身も、脳が長持ちするのに良いとされることは、生活習慣として取り入れていることを、紹介しました。特に、運動できる身体作りのため、骨密度を高める工夫をしていること、これが奏功して、骨密度が、40代の10年間で、20歳女性の平均の骨密度を100%とした時の値が、101%から113%まで向上したことにも触れました。そして、まだ改善の余地があることがあるので、一つずつ改善して、脳を長持ちさせる上で基礎となる、身体の状態変化を確かめたいと述べました。
     
     当講座を開催するにあたり、ご尽力をいただきました柏南交友会の関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

    市民研究員 松村光輝

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ほの研通信
ほの研通信は、ほのぼの研究所、略してほの研が発行するニュースレターです。2009年3月に発刊しました。年二回の発行を目指します。ほの研通信を発行する目的は、共想法を中心とする、研究拠点・ほのぼの研究所の研究活動状況と、活動を通じて得られた知見を、NPO法人ほのぼの研究所の賛助会員をはじめとする関係者の皆様、興味のあるすべての方へお伝えすることです。
NPO法人ほのぼの研究所YouTubeチャンネル
NPO法人ほのぼの研究所のYouTubeチャンネルを開設しました。講演会の講演や対談の動画を視聴することができます。ぜひご覧になり、チャンネル登録ください。

NPO法人ほのぼの研究所YouTubeチャンネル

共想法をより深く学ぶために
2012年1月、共想法に関する世界初の書籍「介護に役立つ共想法―認知症の予防と回復のための新しいコミュニケーション」が出版されました。介護専門職のための総合情報誌「おはよう21」での連載をもとに、連載で書ききれなかったことを加えてまとめられたものです。 本書の特徴は、各地で開催された共想法において、実際に用いられた写真と話題が、全部で30件以上掲載されていることです。共想法を通じて繰り広げられるほのぼのとした会話の雰囲気を豊富な具体例から楽しむことができます。基礎的な考え方と共に、準備や実施手順と活用事例が述べられています。共想法の入門に最適の一冊です。

詳しくは、ほの研ブログ記事介護に役立つ共想法、出版をご覧ください。

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