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ほのぼの研究所
Logo of FRIほのぼの研究所は、超高齢社会の課題である「認知症」を、高齢者を中心に全世代と共に考え、解決方法を提案する新しい学問を創り、「防ぎうる認知症にならない社会」を実現することを目的としています。その具体的な手段として、認知機能を活用する会話支援手法「共想法」の実践研究と普及を目指す組織です。「共想法」とは、出題されるテーマに沿って写真を撮ってきて持ち寄り、写真を見ながら「話す」「見る」「聴く」「考える」を行う会話支援の方法です。雑談と比べて、加齢と共に低下しやすい、言葉を取り出す時に必要な認知機能が向上するエビデンスが得られています。
書籍「脳が長持ちする会話」出版
Long Lasting Brain書籍「脳が長持ちする会話」が出版されました。
「脳が長持ちする会話」とは、「テーマを決めて、お互いの考えを聴く会話」で、結果としてそれぞれに「新しい気づきが得られる会話」です。どうしてそれで脳が長持ちするのか疑問に思った方は、是非本書を手に取って頂ければ幸いです。amazonで注文できます。
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  • 次世代の女性リーダー...(2025/04/13)
    2025年3月21日に、大阪京橋にある共創施設QUINTBRIDGEにて開催されたイベント「未来のリーダーたちが挑戦!中学生×プロが描くAI研究の未来図 〜対話型発表会&スペシャルトーク〜」に、当研究所代表理事・所長の大武美保子が、本務先の理化学研究所からの審査員として、参加してきました。

    このイベントは、四天王寺中学校と一般社団法人AWESOMEが共同企画した次世代の女性リーダー育成プログラムの集大成です。
    参加した中学校2年生、3年生の女子生徒たちは、理化学研究所革新知能統合研究センターの女性AI研究者へのインタビューを起点に、AIとの未来について探究。読売新聞の記者や女性起業家の指導を受けながら文章力・プレゼン力を磨き、成果をまとめました。
    女性AI研究者の一人として、この企画に協力しました。

    企画に協力した女性AI研究者4名

    事前にzoomでインタビューを受けました。この内容に基づいて、対話型発表会で、生徒がプレゼンテーションとポスターセッションを行い、会場の参加者、そして審査員が審査をして、8つのチームに対して8つの異なる賞を授与しました。

    これまでも、研究内容を次世代に伝える機会がありましたが、伝えたことがどのように伝わったかを確かめることができる機会は初めてです。プレゼンとポスターを通じて、どのように受け止められ、さらに、どのような新たな考えが生まれたかを知ることができるのはとても新鮮でした。

    〜対話型発表会&スペシャルトーク〜会場にて女子生徒と交流

    3分間のプレゼンは、インタビューをした研究者に対応するチーム毎に行われ、どのチームも、まるでアイドルグループのように、一人ずつ順番に発言し、中には、ミニコントのようなかけあいをするチームもありました。

    3分間プレゼンテーション

    私を取材した2つのチームの皆さんが、いずれも、私が提唱する脳が長持ちする会話を助ける「共想法」の話を聞き、実際に自分たちでやってみたと知って、思わぬ展開にびっくりしました。一つのチームは、それぞれのメンバーが家族と、もう一つのチームは、メンバー同士で試してみたそうです。

    ポスターでは、試してみた結果の報告や感想、日常生活に共想法を取り込む仕組みについての提案などがあり、参加者と一緒に議論しました。

    ポスター発表

    一つのチームは、参加者による投票で決まるオーディエンスAwardを、もう一つのチームは、困難にもチャレンジし、理系で求められる論理的・批判的な視点から、推し進めることに挑戦できた点が評価され、AWESOME Awardを受賞しました。

    オーディエンスAwardを受賞したColorsチーム


    AWESOME Awardを受賞したAmbitiousチーム

    40〜50代から認知症予防を始めるのが大切と日頃から発信する中、今回参加した生徒のお父様、お母様は40代が中心で、今日伝えたことを、是非家族に伝えてほしいと、インタビューの時に伝えました。その結果、実際に家族で共想法を試して頂けたことに感激しました。発表会当日も、保護者の方が多く参加され、会話による認知症予防について、幅広い世代に知って頂くことができました。

    一緒に未来を創る次世代の仲間と交流できる、素晴らしい企画でした。この企画を考え実行された関係者の皆様に、心より感謝します。

    取材頂いたColorsチーム、Ambitiousチームの皆さんと

    なお、このイベントを主催した一般社団法人AWESOMEのnoteに、より詳細なイベントレポートがありますので、興味がある方は是非御覧ください。
    イベントレポート:未来のリーダーたちが挑戦!中学生×プロが描くAI研究の未来図 〜対話型発表会&スペシャルトーク〜

    NPO法人ほのぼの研究所 代表理事・所長
    大武美保子

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ほの研通信
ほの研通信は、ほのぼの研究所、略してほの研が発行するニュースレターです。2009年3月に発刊しました。年二回の発行を目指します。ほの研通信を発行する目的は、共想法を中心とする、研究拠点・ほのぼの研究所の研究活動状況と、活動を通じて得られた知見を、NPO法人ほのぼの研究所の賛助会員をはじめとする関係者の皆様、興味のあるすべての方へお伝えすることです。
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NPO法人ほのぼの研究所のYouTubeチャンネルを開設しました。講演会の講演や対談の動画を視聴することができます。ぜひご覧になり、チャンネル登録ください。

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共想法をより深く学ぶために
2012年1月、共想法に関する世界初の書籍「介護に役立つ共想法―認知症の予防と回復のための新しいコミュニケーション」が出版されました。介護専門職のための総合情報誌「おはよう21」での連載をもとに、連載で書ききれなかったことを加えてまとめられたものです。 本書の特徴は、各地で開催された共想法において、実際に用いられた写真と話題が、全部で30件以上掲載されていることです。共想法を通じて繰り広げられるほのぼのとした会話の雰囲気を豊富な具体例から楽しむことができます。基礎的な考え方と共に、準備や実施手順と活用事例が述べられています。共想法の入門に最適の一冊です。

詳しくは、ほの研ブログ記事介護に役立つ共想法、出版をご覧ください。

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