ログイン | 新規登録
メインメニュー
  • カテゴリ ほの研日誌 の最新配信
  • RSS
  • RDF
  • ATOM

ほの研ブログ - 理化学研究所と有限会社のばなヘルスプロモートと岸和田市が共同研究契約締結

理化学研究所と有限会社のばなヘルスプロモートと岸和田市が共同研究契約締結

カテゴリ : 
ほの研日誌 » お知らせ
執筆 : 
NagahisaH 2023-3-12 8:00
ほのぼの研究所代表理事を務める大武美保子の所属する理化学研究所と、2015年より、ほのぼの研究所と協働事業を行っている有限会社野花ヘルスプロモートと、岸和田市の三者が、共同研究契約を締結し、岸和田市において、共想法に関する実証研究を行うことになりました。この共同研究は、ほのぼの研究所と野花ヘルスプロモートとの協働事業が出発点となっていることから、当研究所ウェブサイトでご紹介します。

以下、岸和田市役所公式ホームページ、報道発表「国立研究開発法人理化学研究所と有限会社野花ヘルスプロモートとの共同研究契約締結式を執り行いました」の記事より、岸和田市の許可を得て、編集、転載します。


理化学研究所 革新知能統合研究センター 目的指向基盤技術研究グループ認知行動支援技術チームと有限会社 野花ヘルスプロモートと岸和田市とが協力し、「遠隔会話システムを用いた新しい社会参加とその認知機能向上効果に関わる実証研究」について共同研究を行うことになりました。2023年2月14日に、岸和田市役所において、共同研究契約締結式が行われました。
 
 共同研究は、共想法アプリケーションの高齢者への効果を明らかにすること、及び地域での効果検証を通して遠隔システムを用いた地域包括ケアシステムの中での新しい社会参加の可能性を模索することを目的とします。
 岸和田市在住の認知症のない高齢者から介入プログラム参加を募り、ランダム化比較試験を行います。介入群は、アプリケーションを用いて自宅で他の参加者とのグループ会話プログラムを定期的に行い、その認知機能への効果を非介入群と比較することで検証します。加えて、遠隔で実施する会話プログラム遠隔で実施する会話プログラムが、孤独感など高齢者の社会的健康に寄与するかを明らかにしていきます。
 
 理化学研究所革新知能統合研究センター 目的指向基盤技術研究グループ認知行動支援技術チームは、高齢者の認知機能低下を予防するために、認知予備力を高める認知行動支援技術を重点的に開発や写真を用いた会話支援技術『共想法』に立脚した会話支援技術を開発し、人間の認知面、心理面に与える影響を評価するなどの研究を行っています。

 2023年2月14日(火)に執り行われた共同研究契約締結式には、岸和田市 永野 耕平 市長、有限会社野花ヘルスプロモート 代表取締役 冨田 昌秀 氏、理化学研究所 革新知能統合研究センター 認知行動支援技術チーム チームリーダー 大武 美保子(ほのぼの研究所 代表理事・所長)が出席しました。

岸和田市における共同研究契約締結式


永野 耕平 市長 コメント
全ての方が幸福に生きていくことが我々の願いです。科学技術を活用し人の関係性を支える、技術で支えることができないところは、生身の人間で支える。すごく意義ある研究を岸和田市で実施していただけることに感謝しております。我々と一緒に歩んでいただいて成果を一緒に得たいと思います。

冨田 昌秀 代表取締役 コメント
二十数年認知症ケアに携わってきて、早い段階で専門職とつながれば、もっと進行を抑制できるのではと感じていました。共想法と出会ったときに、認知症の発症予防と進行の抑制ができるのではないかと思いました。地域住民の皆様が心も身体も社会的にも健康で、幸福度を高められる「良い状態態」を体現し、豊かな時間を得ていただけるよう私たちも尽力して参ります。

大武 美保子 チームリーダー コメント
「この研究は、人間に寄り添い時間をかけて一歩一歩進めていくものです。岸和田市の皆さんからどのようなお話が飛び出すのだろう、と今からとても楽しみにしております。世界に誇る文化の発信地である岸和田市で一緒に世界に飛び出していける、皆さんに使っていただける技術、手法になっていけたらと願っております。

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://www.fonobono.org/modules/d3blog/tb.php/1018