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ほの研ブログ - 盛岡人工知能学会聴講記

盛岡人工知能学会聴講記

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-8-28 9:00
市民研究員の武下秀子さんに、去る6月に盛岡市で行なわれました人工知能学会聴講記を書いて頂きましたので、本日、写真と共に掲載致します。


2011年度第25回人工知能学会全国大会は、6月1日(水)岩手県民情報交流センター(岩手県盛岡市)「アイーナ」において開催された。ほのぼの研究所からは、大武美保子先生、塚脇章生さん、永田映子さん、応援者として、佐藤由紀子さん、田口良江さん、武下秀子が参加した。

 近未来チャレンジ2011(サバイバル・オブ・チャレンジ)セッション「認知症予防回復支援サービスの開発と忘却の科学」について、15件の貴重な研究成果の発表が行われた。分科会は、主催者である大武美保子先生のご挨拶<「ふれあい共想法」の新語紹介等>に始まった。


大武先生の講演

ほのぼの研究所の塚脇さんは、“認知症予防回復支援サービス「ふれあい共想法」の介護福祉施設における実施手法の開発”について発表された。7月から10月までの介護福祉施設(柏市、郡山市)及び【柏市介護予防センターほのぼのプラザますお】への来所者を対象とした共想法の実施により、認知症があっても共想法に参加でき、慣れてくれば楽しめることも確かめられた。また、実施に必要な事前準備、要介護者を対象とする実施の工夫、フェイススケールによる主観評価が可能であることが確かめられ、以後、持続可能な実施体制を整える計画であると締めくくられた。


市民研究員 塚脇章生さんの発表



「マカベシルバートピア」永田映子さんの発表

分科会の最後に、大武美保子先生が「高齢者が遠隔操作するロボットを用いた司会による共想法形式のグループ会話支援」と題して高齢者同士のグループ会話を、遠隔操作ロボットで司会することができるかを確かめた研究成果を発表された。

応援者3人の学会参加の感想としては、
?「学会の発表」を聴くことにあまり抵抗なく参加できてよかった。理由として
・前日の交流会の席で、発表される方の話を聞くことができたこと。
・ロボット関係の発表にはこれまでの体験から親しみを持って聞くことができたこと。
?認知症に対し、あらゆる角度から研究が進められていることが分かった。
?積み重ねられた研究成果の発表に質疑が多く出された。

発表者、発表グループはもとより実用化の過程等の質問にいたるまで、さすがに格調高い人工知能学会であったと感じさせられた。
                市民研究員 武下秀子 記


セッション前夜の交流会

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