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ほの研ブログ - 谷中共想法「ゆっくりグループ」実施報告

谷中共想法「ゆっくりグループ」実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TasakiT 2014-2-16 7:30
ほのぼの研究所では、話題探しのコツを楽しみながら学ぶことを目的として、街歩きと共想法を組み合わせた新しい企画に取り組んでいます。初めての取り組みとして、台東区役所のご協力を得て、朝から昼過ぎにかけて台東区谷中を散策し、午後、谷中区民館で共想法を行いました。街歩きしたグループ毎に報告します。今回は、「ゆっくりグループ」からの実施報告です。

企画全体の報告については、谷中共想法 実施報告をご覧下さい。

2014年(平成26年)1月18日10時JR日暮里駅北口(改札内)集合、ずっと気になっていた天気は、曇りのち晴れ少し寒いけれど穏やかな日でした。グループは女性6名です。「ゆっくりグループ」の名前のように、谷中界隈をゆっくりと散策しながら、午後から始まる共想法の写真を撮ります。


地図を片手に日暮里駅を出発するメンバー

散策コース:10:15日暮里駅西口出発 ― 御殿坂 ― 夕焼けだんだん ―岡倉天心記念公園 ― 蛍坂・築坂 ― 観音寺、築地塀 ― 初音小路 ― 朝倉彫塑館前 ― 11:10小さい路地のせんべい屋さん<お土産のせんべいを購入> ― 夕焼けだんだん ― 谷中銀座商店街<おみやげの焼かりんとう購入・あつあつのコロッケ立ち食い> ― 11:40よみせ通り商店街 ― 11:55谷中三崎坂商店街 ― 昼食・すしや ― 13:10指人形笑吉<店主より説明と指人形劇観賞> ― 谷中区民館着13:30(区民館にて、共想法開催)


人懐っこく毛並みのきれいな谷中の猫<夕焼けだんだんで>

谷中界隈散策に参加してよかった、一緒に歩けて楽しいとの感想が聴かれました。ゆっくりグループの中には健脚のかたも居りまして足を活かして沢山の写真を撮っては追いついて合流していました。


陽が射して古い築地塀が輝く<観音寺の東京都に一つだけ残る築地塀>

青空をバックに冬枯れの大銀杏がきれいです。初音小路の小さい路地に古い看板のおせんべい屋さんを見つけました。店の奥で息子さんがおせんべいを焼いていました。


初音小路の古い民家を撮るゆっくりグループの皆さん



店の奥が仕事場のおせんべいや

三崎坂のすし屋はアナゴ寿司が得意です。アナゴのように細長く狭い店です。2階に席を確保、ゆっくり座ってから注文、飛び入りの大武先生と研究員が加わり、総勢8人でテーブルを囲んで賑やかに昼食をいただきました。


昼食は握り寿司

昼食後に立ち寄った「指人形笑吉」の人形劇「笑い」「酔っ払い」は共におかしくて、面白くて見ごたえがありました。一人で左右の手に人形を持ち動作します。動きが細やかなのと、ツボを心得た両人形の動きに見とれました。人形は店主が粘土で表情豊かに顔を作り、人形の服は和服も洋服も、昔縫製業をしていた店主のお手製だそうです。古い街の片隅にある指人形店で、時間を忘れて見とれておりました。


指人形笑吉<店主より説明と指人形劇観賞>

昼食を除いて、出発から谷中区民館までTBSの取材が同行しておりました。グループ皆さんの晴れ晴れとした笑顔が記念に残ると思うと嬉しいような恥ずかしい気持ちです。


TBSの取材が同行

谷中区民館に着くと、グループ内で話し合い、共想法の割り当てと各自の写真を決めました。
 テーマ1(街並み):☆谷中の猫☆岡倉天心と水仙
 テーマ2(食事):☆昼食は握り寿司☆店構えが粋なうなぎや
 テーマ3(おやつ、お土産):☆店の奥が仕事場のおせんべいや☆指人形笑吉
写真の取り込みとほのぼのパネルへの入力はリーダーの作業でしたが、待機組の研究員と大武先生にお願いしてしまいました。区民館に30分早く帰れたらよかったと反省しました。

共想法は、健脚グループ、ぶらりグループ、ゆっくりグループが混ざって、テーマ毎に始まりました。
今日撮った余韻の残る写真が1分で説明され、2分で質疑です。参加した皆さんは、たとえご自身が行かなかった場所でも、自分が歩いた延長上にあるその写真の説明を、全く共有した気分ですっと受け入れて聞き、質問されます。答える方も構えることなく、自然の会話が成り立っています。会場の皆さんも身を乗り出して室内の空気が一体になっているのを感じました。

初めて企画された「谷中で共想法」は大盛会でした。健康作りをしながら脳が活性化される今回試作の共想法が、また一歩進化・前進します。

ゆっくりグループリーダー 市民研究員 田口良江

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