ほの研ブログ - 「超かっこよく老いよう!」ワークショップ実施報告
2018年4月6日(金)15:30から、柏市の文化・交流複合施設 パレット柏の多目的スペースにおいて、「超かっこよく老いよう!」−ラーニングフルエイジングのヒント−ワークショップを主催しました。講演会の一環としてのワークショップの開催は経験がありますが、単体でのワークショップは初めての試みでした。講師には、ワークショップやカフェイベントの企画・運営・評価に関する実践的な研究をなさっている帝京大学 学修・研究支援センター 准教授 森 玲奈先生をお迎えしました。
事前お申込みに、当日飛び入り参加を含めて、高齢社会の生き方についてご興味を持たれた20〜80代の幅広い年代の13名にご参加いただきました。
パレット柏のワークショップ会場入り口
まず、森先生、ほのぼの研究所大武所長の挨拶のあと、参加者全員で自己紹介をしました。前段は大武所長の「プロジェクトを通じた高齢者の学び」−ほのぼの研究所における取り組み―と題した講話でした。高齢者の学びの場としてのほのぼの研究所で、共想法を実践、普及、研究するプロジェクトを推進する意義や効果を述べ、困難はあるも、たゆみない相互学習によりそれらを乗り越え、生き生きと活動している事例を紹介しました。こうした活動を通して感じる「かっこよさ」とは、まさに「わからないことを正直にわからないといえること」。そして学び合うということも。
共想法について説明する大武所長
その後、認知症予防手法『共想法』の理解を深めていただくために、市民研究員4名により、「かっこよく思うものごと」というテーマの、共想法の実演もご覧に入れました。
市民研究員による共想法実演
休憩後の後段は、森先生のワークショップを行う注意ポイントの説明からスタート。早々に3グループに分かれてのワークに入りました。「かっこいい生き方に関するエピソード」をそれぞれがA4用紙に書き出し、メンバーで共有、さらにそれらをカテゴリー分類し、ネーミングを考えながら、「かっこよく生きるためには、何をしたらよいか、何ができるか」についてグループ討議を行いました。そして最後に、代表者が、カテゴライズしたメンバーの意見を壁やボードに掲示して発表しました。「自分にとってかっこいいもの」「他人から見てかっこいいもの」「望ましい生き様」「かっこよく生きるために必要な要素や能力」等々について、様々な切り口での結果発表がありました。納得したり、新しい考え方に刺激を受けたりと、果たして、かっこよい後半の人生を送るために、何をするべきなのか、何を続けていくべきなのかへのヒントを得ることができた有意義なひとときとなりました。
森先生によるワークショップ手法の説明
グループ討議の様子
発表のために掲示された「かっこいい生き方」エピソードの数々
当日初めて出会い、しかも多くがワークショップ手法にはあまり馴染みのない60 代以上という参加者のため、不安もありましたが、アンケートでは、他の参加者との交流や情報交換がはかれ、面白く楽しく時を過ごせたというお声を多くいただきました。改善提案として、グループワークのグループ分け次第で内容の濃淡が出てしまうので、配慮が必要ではという声もいただきました。認知症予防や共想法をはじめとする、ほのぼの研究所の活動への認識や興味を高められたという感想が多く、試行錯誤の末の開催の成果に安堵しました。今後はこの結果を踏まえて、より多くの方々に奮ってご参加いただけるよう、常に改善を図りながら認知症予防への認識や、ほのぼの研究所の活動や共想法について理解を深めていただく企画を開催したいと思います。
最後になりましたが、お忙しい中、ご尽力いただきました森先生、並びに積極的にご参加いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
事前お申込みに、当日飛び入り参加を含めて、高齢社会の生き方についてご興味を持たれた20〜80代の幅広い年代の13名にご参加いただきました。
パレット柏のワークショップ会場入り口
まず、森先生、ほのぼの研究所大武所長の挨拶のあと、参加者全員で自己紹介をしました。前段は大武所長の「プロジェクトを通じた高齢者の学び」−ほのぼの研究所における取り組み―と題した講話でした。高齢者の学びの場としてのほのぼの研究所で、共想法を実践、普及、研究するプロジェクトを推進する意義や効果を述べ、困難はあるも、たゆみない相互学習によりそれらを乗り越え、生き生きと活動している事例を紹介しました。こうした活動を通して感じる「かっこよさ」とは、まさに「わからないことを正直にわからないといえること」。そして学び合うということも。
共想法について説明する大武所長
その後、認知症予防手法『共想法』の理解を深めていただくために、市民研究員4名により、「かっこよく思うものごと」というテーマの、共想法の実演もご覧に入れました。
市民研究員による共想法実演
休憩後の後段は、森先生のワークショップを行う注意ポイントの説明からスタート。早々に3グループに分かれてのワークに入りました。「かっこいい生き方に関するエピソード」をそれぞれがA4用紙に書き出し、メンバーで共有、さらにそれらをカテゴリー分類し、ネーミングを考えながら、「かっこよく生きるためには、何をしたらよいか、何ができるか」についてグループ討議を行いました。そして最後に、代表者が、カテゴライズしたメンバーの意見を壁やボードに掲示して発表しました。「自分にとってかっこいいもの」「他人から見てかっこいいもの」「望ましい生き様」「かっこよく生きるために必要な要素や能力」等々について、様々な切り口での結果発表がありました。納得したり、新しい考え方に刺激を受けたりと、果たして、かっこよい後半の人生を送るために、何をするべきなのか、何を続けていくべきなのかへのヒントを得ることができた有意義なひとときとなりました。
森先生によるワークショップ手法の説明
グループ討議の様子
発表のために掲示された「かっこいい生き方」エピソードの数々
当日初めて出会い、しかも多くがワークショップ手法にはあまり馴染みのない60 代以上という参加者のため、不安もありましたが、アンケートでは、他の参加者との交流や情報交換がはかれ、面白く楽しく時を過ごせたというお声を多くいただきました。改善提案として、グループワークのグループ分け次第で内容の濃淡が出てしまうので、配慮が必要ではという声もいただきました。認知症予防や共想法をはじめとする、ほのぼの研究所の活動への認識や興味を高められたという感想が多く、試行錯誤の末の開催の成果に安堵しました。今後はこの結果を踏まえて、より多くの方々に奮ってご参加いただけるよう、常に改善を図りながら認知症予防への認識や、ほのぼの研究所の活動や共想法について理解を深めていただく企画を開催したいと思います。
最後になりましたが、お忙しい中、ご尽力いただきました森先生、並びに積極的にご参加いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
市民研究員 松村光輝