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ほの研ブログ - 平成30年度継続コーススタート

平成30年度継続コーススタート

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NagahisaH 2018-5-27 8:00
 共想法の継続コースは、活動的かつほのぼのとした質の高い生活を心掛けることによって、脳を鍛え、認知症を予防することを目指し、実施してきました。
 4月24日のオリエンテーションで、大武先生は、「大事だと思うこと、大切にしたい物事を明らかにして、それを毎日の生活で実行することが、人生の質を高めることにつながる」と述べられ、今年のテーマは「価値観と遊び心」だと発表されました。少々難解に思え、毎回のテーマ探しに手こずるのではないかと、心配しましたが、「難しく考えずに、遊び心をもって、毎日を少しずつ面白くするコツを探していきましょう」と、結ばれましたので、新しい挑戦の年になりそうだと、参加者の皆様と心を新たにしたことでした。
 また、昨年度刊行された『共想法ガイドブック』も使って、改めて共想法の基礎理論についても学ぶことになります。

 今年は、オリエンテーションを皮切りに、月一回ずつ、年間12回の共想法を実施していきます。継続コースが、ほのぼの研究所が柏市から継続して受託開講している「認知症予防講座」の受け皿として、改めて位置づけられたため、新しい参加者とともに共想法を実施する機会が増え、さらに活発な活動が期待されます。

 第1回目、5月8日のテーマは「かっこいいと思うものごと」。この大変興味深いテーマには、見た目のかっこよさはいうまでもなく、障害のある方に対する無遠慮なふるまいへの勇気ある叱責、凛として巧みな演技を続ける女優、端正な工芸作品を作り続ける作家、被災地での植樹に精を出す方等の真摯な生き様と、多種多彩な「かっこよさ」が、見せ方(写真の撮り方)にも工夫をこらして、提供されました。そして、参加者は、新しいことを知って感心したり、うなずいたりと、まさに「想」いを「共」にすることができたのでした。


継続コース1回目の様子
 

 なお、共想法の最後に毎回行っている写真当てクイズが、今年から用紙に記入することなく、各自のタブレット(ほのタブ)画面上で実施できるようになり、使い勝手も進化、便利になりました。


「一度やってみたかったこと」のテーマで盛り上がった、2回目の共想法
 
  
 8年目に入った継続コースには、初回から参加している90代の人生の大先輩2人を含む、魅力的な方々にご参加頂いています。しなやかでいきいきとした前向きな生き方を感じ、お互いに刺激しあえる共想法を、参加者と共に実施できることは、何よりの喜びです。

市民研究員 田口良江

 

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