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ほの研ブログ - 柏市民活動フェスタ2019出展報告

柏市民活動フェスタ2019出展報告

カテゴリ : 
ほの研日誌
執筆 : 
NegishiK 2019-6-9 8:00
 2019年5月12日(日)柏市民活動フェスタ2019に出展しました。このイベントは、柏市民活動フェスタ2019 実行委員会・柏市が主催する、「私たちも主役」をコンセプトに掲げ、これから地域で何かしてみたいと考えている市民を対象に地域活動参加のきっかけづくりと情報提供を目的とした見本市形式の企画です。柏駅周辺の柏駅東口サンサン広場(ダブルデッキ)、ファミリかしわ前広場、柏駅前通り歩行者天国、交流複合施設パレット柏を会場とする、幅広いエリアで繰り広げられ、約80の団体が参加しました。事前には柏市役所、パレット柏等にて参加団体のポスター展が開催されました。


柏市役所でのポスター展

 ほのぼの研究所は活動拠点として事務所を置き、頻繁に利用している、柏市文化・交流複合施設パレット柏の多目的スペースAでの、15:30〜17:30の時間帯に出展機会を得ました。このイベントへの参加は10年ぶりで、大武所長以下市民研究員8名が参画しました。


「認知機能を見てみよう」のポスター

 参加の目的を認知症や認知症予防に関する啓発と活動内容の紹介や参加者の募集と設定、よりわかりやすく、そして気軽な体験も通して、認知症予防について理解を深めていただこうと、「認知機能を見てみよう」-今から始める認知症予防-をタイトルとし、以下3本柱にて展開しました。
(1)ゲーム感覚で自分の認知機能の程度を知る「認知機能を見てみよう」体験コーナー
(2)ほのぼの研究所の活動紹介、ほのぼの研究所のマスコミ報道番組、「高齢者(認知症発症者)の危険」に関する動画視聴コーナー
(3)認知機能、認知症予防、ほのぼの研究所活動紹介の掲示・展示
 
 駅近く会場の賑わいとは少し趣を異にしたパレット柏会場でしたが、入り口すぐのスペースだったこともあり、「認知機能を見てみよう」コーナーでの体験を楽しみに開場を待って下さっていた方をはじめとして、ご自身の認知機能が気になる方、親族を介護していて認知症に興味のある方、当日ボランティアとして参加していた学生さん、お声かけをすると納得して下さる方など、中高年を中心に多世代の方々にコンスタントにご来場いただきました。
 一番人気はやはり「認知機能を見てみよう」コーナー。用意したパソコン、タブレットを用いて、担当者がマンツーマンで丁寧に説明、サポートしながら、お一人当たりおよそ10分間、十数名の方にご参加いただきました。見当識・計画力・空間の認識力・記憶力・注意力の認知機能の程度を知るために、ベンチャー企業が開発した、ゲームを通じて認知機能を見える化するアプリを体験していただき、結果をチャートグラフにしてお渡ししました。最初は操作などに戸惑っていた方も直ぐに慣れて、どの方の感想も「面白い!」と。「こういうものなのですね」「体験できてよかった」と嬉しい感想もいただき、結果についても、皆様納得なさった様子でした。


「認知機能を見てみよう」体験コーナー

 動画視聴コーナーでは、年を重ね、認知機能、五感等が衰えてくると多発するという、数々の思いもよらない食中毒につながる危険事例を紹介、併せてほのぼの研究所の活動記録やテレビ等で放映された紹介ビデオをご覧いただきました。
 幸いスペースの壁面をフルに活用できたので、認知機能、認知症予防に関する情報や、ほのぼの研究所の活動内容、『共想法』、そしてイベントや講座のご案内と、多くの情報発信もできました。
 また、ご来場の方々と情報交換をさせていただけたこと、同所同時間帯に参加の他団体の皆様との交流がはかれたこと、さらに7月5日に開催の設立記念講演会へのご参加お申込みもいただけましたことは、大変嬉しいことでした。


動画視聴コーナーと掲示・展示物コーナー

 政府は間もなく、2015年に策定した認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)の後継となる大綱を発表します。
 認知症やその予防に関しては、むやみに不安がったり、避けて通ることをせずに、認知機能、認知症、そして自分の「今」を知り、防ぎうる認知症に対して、予防意識を高めて対応することが必要であると考えています。2時間という短い時間でしたが、ご来場の皆様にその旨をご理解いただけたのなら、幸いに思います。
 参加にあたり、準備段階から適切なアドバイスやサポートをいただきました実行委員会の皆様に、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。

市民研究員 長久秀子

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