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ほの研ブログ - ほの研日誌カテゴリのエントリ

 平成28年度の継続コースは、4月26日のオリエンテーションから始まりました。共想法「継続コース」は、ほのぼの研究所のオリジナルプログラムで、発足から6年目になります。昨年度末のコース終了時アンケートでは、9割の方が、引き続き参加を希望されたのは嬉しいことでした。新参加者を含めて11名のスタートとなりました。

  認知症予防を目標に、4回を1シリーズとして3ターム、年間に12回の共想法を実施します。年度初めには、継続コース参加者、研究員全員が恒例の健康テストを受けることになっています。
  毎回、課題のテーマに沿って、参加者は2枚の写真を撮り、準備します。1グループ5〜6名で行います。2枚の写真の説明時間はひとり2分、一巡して次に、ひとり3分の質疑応答になります。ルールで、持ち時間と順番が決められるので、全員参加となります。初めは話すのに夢中になって、他の人の話を聞くのがおろそかになりがちですが、お互いによく聞くようになると、質疑が活発になります。他の人に決められた時間内に説明すること、そしてメモをすることは許されていませんから、目で写真をしっかりと確かめ、皆さんの話をよく聞いて記憶するトレーニングになります。


聞く力をつけて認知症予防

  共想法で使用するテーマ(課題)の写真は、今まではデジカメで撮って、実施者宛てに送信していましたが、昨年度からは、参加者に貸与されたタブレット(ほのタブ)を利用して写真を撮影、それをそのまま実施者の表示パネル(ほのぼのパネル)に登録出来るようになったので、便利になりました。そのシステムも日々使い勝手が便利に更新されていますので、タブレットを活用するようになって、参加者も実施者もますます共想法を楽しめるようになりました。

  平成28年度夏学期の共通テーマは「やってみた」。課題のための写真を撮るために、自分の体を使って、これまで経験したことのないことに挑戦することで、見たことのない風景に出会ったり、気づかなかったものごとを発見したりする喜びを味わうことができて、運動と満足感の両方が得られます。すなわち、課題のために新しいことを計画し、身体を動かし、体験を記憶し、テーマを気にかけつつ行動して注意分割力を養うことで、おのずと脳をフル回転させることになり、認知症予防へつながるのです。
 共想法終了後は、お茶の時間を設けて、おやつをいただきながらくつろぎ、和やかに歓談、ひといき気分転換をしてから帰途につきます。今回はそれに先立ち、全員で記念写真を撮りました。


共想法継続コース参加者全員で記念写真

 夏学期の2回目は、5月10日に実施されました。テーマは前述の「やってみた」シリーズの「10分歩いて発見したもの」でした。いつも通る道とは反対方向に歩いてみつけたもの、いつもと違う観点で巡った街並みから見えてきたもの等、楽しい話題が挙げられました。今後、折に触れてご紹介してまいりますので、どうぞお楽しみに。

継続コース担当 市民研究員 田口良江

 2016年4月19日(火)、13時30分より、柏市介護予防センターほのぼのプラザますお「まなび館」にて「ふれあい共想法」1日体験コースを実施しました。今回は20〜70歳台の幅広い年代・分野の方々9名が参加して下さいました。
 まず、大武先生から、ほのぼの研究所の誕生から今日までの経緯や、認知症予防、そして認知症予防手法である共想法、さらに進化した街歩き共想法についての説明がありました。


大武先生による共想法についての講義

 研究員、参加者の自己紹介を終えると早速、研究員4人による共想法のデモンストレーションを観ていただきました。その後、2016年1月から始まった街歩き共想法について、実際に街歩きや共想法を実施している写真や、期待される効果などを示した画面資料を用いて、具体的な理解を深めていただき、街歩きの際に使用する専用アプリを搭載したタブレットの使い方も簡単に説明しました。

 今回は、1日体験コースとしては初めての試みとして、実際に街歩き共想法体験をしていただく企画でしたので、早速、会場周辺散策に出発しました。共想法のテーマは「沿線の風景」。研究員がタブレットの使用方法等をサポートしながら、会場周辺の東武野田線(アーバンパークライン)沿い一帯を、30分ほど巡りました。新緑に映える空のもと、初夏を思わせる陽気も手伝って、初めて会った方々ともすぐに打ち解けて、和気あいあいの話題探しが進みました。


会場周辺を散策しながら街歩きの話題を探す参加者

 会場に戻って、共想法に使用する写真を取り込む間は、当講座主務の田口研究員が、認知症予防に関する座学を行いました。前段の自身の脳血管系疾病を経ての共想法との出会い、それに続くほのぼの研究所との長年にわたる関わりについての体験談や、その後の生き方への熱い思いには、熱心に耳を傾けていただきました。後段の大武先生の論文に基づく「認知症発症リスクを下げる生活習慣、症状と生活習慣病」「認知症の発症を抑制する因子と栄養との関係」(認知症予防に役立つICTより)の講義では、認知症とその予防について理解を深めていただきました。
 
 いよいよ、参加者に2グループに分かれての、共想法がスタート。短時間で巡ったにもかかわらず、話題は空の色、懐かしい趣の時計屋さん、珍しい苗字の表札、興味深い土地区画、マンホール、桜花の花筏、コーラスのサークル案内ポスター等々、参加者の幅の広さを反映した多岐にわたる話題が提供されました。質疑応答ではその道のうんちくが語られたり、出身地や知人との人間関係等へとどんどん話が広がったりと、話題沸騰、お楽しみいただけた様子でした。


参加者による共想法体験


 すべてのスケジュールを終えた後の1階の談話室でのお茶の時間には、アンケートの記入をしていただきながら、大武先生、参加者、研究員との懇談の輪がさらに大きく広がり、和やかに親睦を深める中、閉会となりました。

 アンケートでは、「共想法やほのぼの研究所への理解を深めることができ、相互に情報交換ができて有意義だった」という旨の好意的ご意見を多くいただきました。これを励みに、認知症予防に関する認識がさらに高まり、共想法がひとりでも多くの方にご理解いただけるよう、今後も活動に邁進していきたいと思いました。

市民研究員 長久秀子

鹿手袋街歩き共想法実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TaguchiY 2016-5-1 8:00
 2016年3月28日、埼玉県さいたま市南区鹿手袋にて、大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所とシゴトラボ合同会社共催、ほのぼの研究所と千葉大学を後援として、「鹿手袋〜『名前の由来』と『隠れた名所』をたどる街歩き」が行われました。

 シゴトラボ合同会社は、「100歳まで働けるものづくりの職場」をめざして、孫育てグッズの企画制作販売をしている埼玉県の企業です。かねてよりほのぼの研究所と協働して下さっている大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所が、大企業と中小企業が共に地域や社会にとって新しい"価値"を生み出すために連携するプロジェクト「グッドビジネスニッポン」で募集した「いきいきシニアライフ共想プロジェクト」に、シゴトラボ合同会社が応募採択されたことから、この企画が実現しました。

- いきいきシニアライフ共想プロジェクト
- シゴトラボ合同会社

 採択されたテーマ「「共想法で地図づくりをする」を展開するにあたり、先ずは街歩き共想法を行い、フォトブックを作成しようということで、今回の「鹿手袋街歩き共想法」が企画された次第です。


「ヘルシーカフェのら」の外観

 ほのぼの研究所から、大武美保子先生、清水市民研究員、学生研究員鷺谷が参加した今回の街歩きは、参加者に小学生を含むというこれまでにない形のもので、総勢25名の参加となりました。共想法開催場所は、シゴトラボ合同会社に隣接する「ヘルシーカフェのら」。木の香りのする、明るく温かみのある店内で、参加者への説明を行った後、同カフェの大家の方に先導していただき、鹿手袋近辺の「名所」を全員で散策しました。


鹿手袋は小道が入り組んだ住宅街です

 「漁船を彷彿とさせる名前のデイケアセンター」や「老舗の洋食店」などの鹿手袋の隠れた名所を1時間ほど散策した後、共想法が始まりました。写真について、時間を意識して話し、質問するという初めての体験に、共想法の開始前は、参加者はやや緊張した面持ちでしたが、「高架下」や「桜」、「怪しい研究所」などの個性的な写真や、子どもの微笑ましい発表などが続くにつれ、会場は間もなく和気あいあいとしたムードに包まれました。3グループの共想法の後、アンケートなどを記入していただき、解散となりました。


子ども達も参加した共想法

 準備に時間がかかり予定時間を過ぎるなど課題もありましたが、今回の取り組みのチャレンジで、ほの研が協働しあえる団体の仲間の輪を広げられ、今後の活動の可能性を感じました。

学生研究員 鷺谷峻記

ほのぼの研究所 2015年度合同研修報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TasakiT 2016-2-14 8:00
2016年1月26日、流山市生涯学習センター3Fの市民活動推進センター大会議室にて、恒例のほのぼの研究所合同研修を開催しました。これは毎年1回関係者全員で集まり、通期を反省、次期のテーマ、課題、展望等、運営方法全般について、確認、討議し合うものです。
 大武先生、大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所横田孝子さん、株式会社ルミテックの堀川まゆみさん、伊藤祐輝さん、はるばる岸和田市からいらした有限会社野花ヘルスプロモートの正木愼三さん、神奈川県からの賛助会員2人、協働事業者の埼玉県のNPO法人きらりびとみやしろ、茨城県の介護老人保健施設マカベシルバートピアのメンバー、ほのぼの研究所市民研究員、そして千葉大学工学研究科大武研究室の学生2人、総勢19人とこれまでになく大勢が参集。遠来を含めた全国各地、民産学、多世代の参加者は真剣に、そして時には笑いを交えて語り合い、高め合い、濃密な時を共有することができました。

 大武先生の趣旨と以下のスケジュール説明を交えた開会の挨拶を皮切りに、早速過密なスケジュールがスタートしました。
 ?午前の部-≪2015年度活動報告≫
 ?午後の部1-≪新事業と情報共有≫
 ?午後の部2-≪2016年度計画≫


発表者の報告に熱心に耳を傾ける参加者

                 
≪2015年度活動報告≫
 まずは、協働事業者 きらりびとみやしろの田崎誉代さんの「きらりびと ふれあい共想法実施報告・課題・今後の予定」と題した発表から始まりました。健常高齢者を対象に開始して5年目に入り、様々な場面で積極的、かつ様々な工夫を重ねて共想法の実施や普及活動に力を注いでいる実施者だけに、参加者の喜ばしい変化の報告や、スムーズに参加者の士気を高揚させるテーマ設定のヒントやコツの紹介には説得力がありました。一方、他所の実施者にも共通する、大きな課題も投げかけられ、質疑応答が活発に行われました。

 次いで、同じく協働事業者のマカべシルバートピアの永田映子さんからは、「マカベ゙共想法報告 2015年の活動」と題して、2011年のスタートから4年経過した共想法と、月曜日自由会話の報告がありました。介護老人保健施設という特性上、運営面での困難や、環境の変化をカバーする工夫や努力には、並々ならぬ使命感を感じました。一方、共想法参加を生きがいとして楽しまれたり、意欲的に参加されるようになったりした参加者のエピソードの報告には、実施者にとっての嬉しい達成感も垣間見ることができました。

 3番目は、前任者から昨年夏以降引き継いで奮闘中の田口研究員が、ほのタブの扱いにも慣れ、新しい参加者が加わることでさらに活気づいてきた、2015年継続コースの実施報告をしました。中でも、共想法の話題テーマのための写真撮影のために、積極的に活動することを生活習慣化した何人かの参加者の好事例の報告は、大変印象的でした。

 後半は、千葉大学の「地域NPO活動体験」インターンシップ生受け入れ関連の報告となりました。まず、大日本印刷株式会社の横田孝子さんに、「健康観光支援サービスの開発による地域活性化体験結果報告」と題して、「記録づくり」:本(フォトブック)本づくりを担当して下さった立場から、民産学が連携して実施にこぎつけた「成田山街歩き共想法」のうち、特にフォトブック(本づくり)に特化して、その位置づけや作業工程をわかりやすく説明していただきました。


本づくりについて説明する大日本印刷株式会社の横田孝子さん


 続いて、根岸研究員が、「地域NPO活動体験」インターンシップ生受け入れ先であるほのぼの研究所としての立場で、2014年の開始から第8回目の「街歩き共想法」:「成田山街歩き共想法」と本づくりについて発表しました。昨年初夏の千葉大学西千葉キャンパスでの試行での知見を経て、大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所と株式会社JTBコーポレートセールス法人営業千葉支店のご協力と、ほのぼの研究所のサポートをバックに、インターン生によるその企画・運営が成功裏に終えられた報告があり、健康観光事業としての可能性もあると結びました。

≪新事業と情報共有≫
 午後の部1は、新たに協働事業者として共想法を導入する、大阪府岸和田市の野花ヘルスプロモート、正木愼三さんの「共想法開催に向けた取り組みと目標』からスタートしました。まず、躍動感・臨場感あふれる街の象徴・自慢のだんぢり祭りや市内の写真をふんだんに用いた岸和田市の紹介にはぐいぐいと引き込まれました。続いて、施設の事業紹介、自治体や地域との連携など、共想法取り組みへの経緯や熱い意気込みを伺い、近畿圏初の協働事業者としての展開に大いに期待が膨らみました。

 次に、昨年から共想法の話題さがし〜実施まで活用できるようになったツール:タブレットアプリ(ほのタブ)の改良を担当している企業:株式会社ルミテックの堀川まゆみさん、伊藤祐輝さんから、新しい機能の発表と実演がありました。通常、共想法は数人が一カ所に集まって実施しなければなりませんが、新機能では、電話機能を用いて、タブレットの写真を見ながら、離れた人同士でも共想法の実施が可能です。遠隔地とのコミュニケーション等を含めた、共想法の普及や発展にも大いに寄与しそうな予感がしました。


株式会社ルミテックの伊藤祐輝さんによるほのタブ新機能の紹介


 午後の部1の最後は、大武先生から、先生と大武研究室の研究についての情報提供がありました。資料『本を通して人に会い学問を創る 老年言語学,回想法,そして共想法』(情報管理 vol.58)を用いて、共想法の進化と他の学問とのつながりのプロセスについて、資料『認知症予防のための会話による体験記憶支援技術の開発』(日本老年看護学会誌 vol.20)では、ぎんさんの娘さん姉妹の会話や街歩き共想法から得られた知見を通しての、体験記憶支援技術の開発へのプロセスや事例の紹介がありました。

 次いで、「ヒトと社会を賢く楽しくする環境を生み出すシステムづくり」を目的として「会話」「言葉」を通した研究・開発を行っている、千葉大学大学院工学研究科大武研究室の面々が取り組んでいる、多岐にわたる研究事例の紹介があり、役立つ開発に勤しんでいる学生諸氏に、大きなエールを送りたいと思いました。
 そして最後に、2016年度に実施する柏市事業(柏市福祉活動推課「認知症予防コミュニケーション体験講座」)の実施要領が紹介されました。


先生並びに大武研究室の研究について紹介する大武先生


≪2016年度計画≫
 例年よりたっぷり時間をかけて親睦も深めた、ティータイムブレイクで英気を養った後の最終ピリオドでは、2016年度計画事業として、恒例の設立講演会のコンセプト等ラフ案、さらには、連携を計画している各企業との事業内容、インターンシップ生の受け入れ等についての計画案が次々紹介され、身が引き締まると共に士気が喚起されました。


参加者記念撮影


 その後、「ほのぼの研究所の活動や共想法を、ひとりでも多くの方々に普及させ、認知度を上げ、社会的責任を果たすためには?」、「共に活動をしていただける方々をどのように募ることができるか?」等についての熱いブレーンストーミングが、終了予定時刻を過ぎてもしばらく続き、陽が落ちた屋外の冷気に、そのほとぼりを冷ましつつ、ようやく家路につきました。

市民研究員  長久 秀子

 2015年12月15日、千葉市中央区のきぼーる(Qiball)15階の千葉市ビジネス支援センター多目的室で開催された、ビジネス交流会・クリスマス講演会終了後、設営のための休憩をはさんで、交流懇親会が開催されました。15時55分の集合時間には、受付でクリスマスの帽子を受け取り、趣を一新した会場に三々五々56名の参加者が集まってきました。
 16時には、ほのぼの研究所の田口良江研究員の司会により、大武美保子所長から「普段は会えない方と大いに交流して、全員がお互いに、一言ずつでもいいので会話をして下さい」という開会の辞が述べられました。それを皮切りに、千葉興業銀行 営業統括部 ソリューション支援室部長代理の眞田心哉氏の乾杯の音頭へと続き、ビジネス交流会は次第に盛り上がっていきました。


千葉興業銀行 眞田心哉氏



全員で乾杯

 飲み物で喉を潤したころには、講演会講師の、株式会社ジェイティビーグループ本社事業創造部企画・開発部長の盒胸瓩函大武美保子所長より、講演会のワークショップで参加者が各自提出した「千葉でヘルスツーリズム」事業企画のうち、コンセプトにマッチしたすぐれたものの発表と講評がありました。
 1つ目は、ほのぼの研究所永田映子研究員の勝浦温泉での血糖値コントロールを目標としたツアー、2つ目は、ハニック・ホワイトラボの神抜空氏のタイムカプセルを5年後に掘り起こすというツアー、多世代交流ツアー等でした。


「千葉でヘルスツーリズム」企画案講評を聴く参加者

 神抜氏企画に対しては、「タイムカプセル事業に関わったこともある(盒胸瓠砲里蚤臺儷縮深く、面白い企画」、永田研究員企画に対しては、「ストーリーとターゲットがはっきりしているので、実行可能性が高い」というコメントをいただき、さらに両企画とも、「リピーターのことも考えられており、5年後の自分や半年後の健康に対する配慮もあり、見本となるプラン」という好ましい評価を受けました。


企画内容を発表する神抜空氏 



企画内容を発表する永田映子研究員

 雰囲気が盛り上がったところで、お互いの名刺を交換しながら、和やかな懇談が続いていきました。今回は千葉市ビジネス支援センターで行われたことで、地元の企業の方の参加が多くみられましたので、将来は具体的な協力関係が得られるのではないかと期待されます。



歓談する参加者



千葉銀行 櫛引永氏 氏

 宴たけなわの中17時には、千葉銀行 法人営業部 成長ビジネスサポート室 医療・介護担当 主任調査役 櫛引永氏 氏により、中締めが執り行われ、威勢の良い一本締めで閉会となりました。ビルの窓からはロマンチックな港の灯りが見え、興奮冷めやらぬなかでの帰宅となりました。


会場から見る夕焼けの千葉港


 このような素晴らしい会の共同主催に際して、ひとかたならぬご支援をいただいた千葉市産業振興財団の皆様に、あらためて 厚く御礼申し上げます。

市民研究員 永田 映子

 2015年12月15日13時30分より、今年で8回目になる恒例の、ほのぼの研究所クリスマス講演会・交流会を開催致しました。開催地はこれまでの東葛地域:千葉大学柏の葉キャンパスシーズホールや東葛テクノプラザからはやや遠隔の千葉市中央区のきぼーる(Qiball)15階の千葉市ビジネス支援センター多目的室となりました。また、公益財団法人千葉市産業振興財団との共催という、初めての試みでもあります。このため、「へルスツーリズム〜健康観光事業の創出に向けて〜」をテーマに、正式名称を「ビジネス交流会・クリスマス講演会」と銘打った、従来とは趣向を変えたものとなり、民産官学から70名が参集いたしました。
 準備に当たっては、ビジネス交流会開催のご経験豊富な千葉市産業振興財団のご担当の、下田由美様、梶智裕様に、当初より全幅の信頼を寄せてご協力頂き、この日を迎えることができました。この場を借りて、感謝申し上げます。



千葉市のきぼーる(Qiball)

 千葉市街地にそびえ立つきぼーる(Qiball)は科学館、子供・子育て関連等複数の施設が集積する建物ですが、ガラス張りの明るくユニークなアトリウムに足を踏み入れた途端、いやがうえにも新しい知見や出会いへの期待が高まりました。早めに集合した大武所長、市民研究員、共想法継続コース受講者、大武研究室の学生等は、記念撮影をした後、皆様のご参集を待ちました。



ほのぼの研究所の関係者

 講演会はまず、主催者挨拶として千葉市産業振興財団理事長 北村彰英様が、新しいビジネスに取り組む産学連携の重要性を力強く語られ、次いでNPO法人ほのぼの研究所の大武美保子代表理事・所長から、新しいアイデアによる新事業を、企業、大学と連携してビジネスに繋げるNPOの存在の有用性が述べられました。



千葉市産業振興財団 北村彰英理事長



満員の講演会場

 特別講演は、株式会社ジェイティビー グループ本社事業創造部企画・開発部長の盒郷佳氏による「ヘルスツーリズムの過去・現在・未来‐新事業創出のポイント」。氏はJTBヘルスツーリズム研究所 所長をはじめとして、数々の要職に就かれている、日本のヘルスツーリズム分野の第一人者です。それだけに、日本のヘルスツーリズム創成期からの豊富な経験や見識に基づいて、時代の趨勢と照らし合わせて、マーケティング的見地を含めて国内外のビジネス事例をわかりやすく紹介、さらに課題や今後への期待、抱負も熱く語られました。参加者はややこれまで少々馴染みの薄かったヘルスツーリズムへの理解を深めるとともに、新事業創出の数々のヒントを得ることができました。



株式会社ジェイティビー 盒郷佳氏


 続く、千葉大学准教授、NPO法人ほのぼの研究所大武美保子代表理事・所長による基調講演:「多世代共創による健康観光支援サービスの開発」-街歩き共想法の事業化に向けた取り組み-では、認知症予防につながるヘルスツーリズム事業として「街歩き共想法」が挙げられました。千葉大学の普遍教育科目「地域NPO活動体験」参加者が、「健康観光支援サービス」の開発を目的とする授業の一環として企画・立案・運営を行う取り組みについて述べました。講演会1か月前の2015年11月15日に実施した「成田山街歩き共想法」の記録動画視聴では、展開事例を具体的に体感していただきました。
 また、ほのぼの研究所の活動実態や今後の展望の紹介とともに、認知症予防手法である「共想法」の「街歩き共想法」や「本作り街歩き共想法」への発展プロセスや付加価値、そして産学連携構想への強い思いが述べられました。



ほのぼの研究所 大武美保子所長

 最後に、「自身のアイデアで”千葉でヘルスツーリズム”企画に挑戦しよう!」のテーマで、個人ワークの時間が設けられ、参加者は先の講演から得た知見やこれまでの体験等から、思い思いにアイデアに知恵を絞りました。講師陣の目にとまった光るアイデアは、続く交流懇親会で披露されると告げられたこともあったからか、閉会までしばらくの間、会場には熱心にペンを走らせる音が響きました。



熱心に個人ワークの課題に取り組む参加者

市民研究員 松村 光輝

新年のご挨拶2016

カテゴリ : 
ほの研日誌 » お知らせ
執筆 : 
NagahisaH 2016-1-3 8:00

2016年 申年
長野県 地獄谷野猿公苑の母子猿

あけましておめでとうございます

 旧年は、「防ぎうる認知症にかからない社会」につながる、共想法を起点とする新しい認知症予防事業の創出に向けて、これまでにも増して、多方面との連携による事業を展開した一年となりました。活動を支えて下さったすべての方々に、心より感謝申し上げます。

 第一に、2014年よりはじめた街歩き共想法は、大学、病院、企業との連携により、ヘルスツーリズム事業としての展開を意識して開催しました。
 2015年3月には、愛知県豊田市足助町において、名古屋大学と足助病院との連携により、病院を中心とする健康な街づくりと観光による地域活性化をはかるモデル事業として実施しました。
 また、同じく3月に、千葉県柏市柏の葉スマートシティにおいて、スイスの研究者を主な対象に、インバウンドの健康観光のモデル事業として実施しました。科学技術振興機構、スイス大使館、チューリッヒ大学が共催する、日本―スイス 合同ワークショップの現地視察の受入機関として協力しました。
 11月には、千葉大学普遍教育科目「地域NPO活動体験」実習生、大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所、株式会社JTBコーポレートセールス法人営業千葉支店と連携し、千葉県成田市成田山新勝寺および成田山公園一帯で実施しました。街歩き共想法に加えてフォトブックを作成することで、事業としての付加価値を高める可能性を探りました。

 第二に、「防ぎうる認知症にかからない社会」の土台となる「高齢者が役割を持ち、多世代へ貢献することができる社会」において共想法を活用する方法を明らかにするため、共想法の多世代への展開と、多世代による実施運営に取り組みました。
 2015年1月から2月にかけて、科学技術振興機構の調査事業として、多世代が参加するワークショップを開催し、高齢者が若者、次世代を支える持続可能な社会の実現に必要な要素を明らかにしました。
 さらに、新たな取り組みとして、8月より千葉大学の実習生を6名受け入れ、企業と連携し、上述したように、フォトブックを作成する本づくり街歩き共想法の企画運営を支援しました。

 第三に、年2回、夏と冬に自主事業として開催してきた講演会を、地域の産業振興を支援する公的機関との共催事業として実施しました。
 具体的に、2015年6月の設立記念講演会は、千葉県柏市の東葛テクノプラザにおいて、千葉県産業振興センターと共催しました。12月のクリスマス講演会は、千葉県千葉市の千葉市ビジネス支援センターにおいて、千葉市産業振興財団と共催しました。いずれも、講演だけでなく、参加者がアイディアを出し合うワークショップの時間を設ける、参加型の企画としました。

 一連の活動実績が認められ、2015年3月には、コープみらい地域かがやき賞を受賞し、8月には、大同生命厚生事業団のシニアボランティア活動助成に採択されました。10月には、当研究所の大武美保子代表理事・所長が、千葉大学先進科学賞を受賞しました。

 新年は、これまで活動を共にした、もしくは、今後の展開に必要な組織と連携しながら、活動と共に人の流れを作り出し、活動の推進に携わる人の輪を拡げて参ります。企業、自治体、公的機関、大学、病院や介護施設等と連携することを通じて、共想法事業を次々と生み出す触媒としての役割を強化し、「防ぎうる認知症にかからない社会」の実現に向けて、歩を進めたいと思います。

 本年もご指導ご鞭撻ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

2016年元旦
NPO法人ほのぼの研究所代表理事・所長
千葉大学准教授 大武美保子

 ほのぼの研究所では、2014年1月より共想法と街歩きを組み合わせた手法「街歩き共想法」を実施してまいりました。 第8回目は、2015年11月15日、千葉県成田市の成田山周辺にて行いました。
 この成田山街歩き共想法は、千葉大学普遍教育科目「地域NPO活動体験」参加者が、授業の一環として企画・立案・運営を行いました。 ほのぼの研究所は、「地域NPO活動体験」受入NPOとして、全般をサポートしました。
 そして、初めての試みとして、多くの関係者が連携して取り組みました。具体的には、旅行計画に株式会社JTB千葉支店が、街歩き共想法の運営に千葉大学大武研究室が、その後の本作り企画に大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所が、それぞれ関わり、支援する体制を取りました。

 企画全体の報告は成田山街歩き共想法実施報告をご覧下さい。
 先々週より、順次街歩きのコース毎に報告をしています。今週はごゆるりコースからです。


ごゆるりコースメンバー

 ごゆるりコースには、女性7名,男性2名の計9名.老若男女バラエティ豊かな面々が集まりました。成田山近くの米屋観光センターに到着する頃には,前日来のあいにくの雨も小降りになったので、傘をタブレットやカメラに持ち替えて,街歩きをスタートしました。

 まずは成田山へ、ということで雰囲気のある土産物屋の並ぶ参道を新勝寺に向かいました。立派な総門をくぐり、境内でお手水を済ませ、便利なエレベーターの力も借りながら、本堂前へたどり着きました。多くの参拝客が訪れるからでしょう、境内にこれまで余り見かけたことのない歩行に不安のある方、車いす・ベビーカー利用者に配慮したエレベーターが設置されていることに感激しました。


お手水も忘れずに



景観に溶け込むバリアフリー対応のエレベーター

 境内はあいにくの天気にもかかわらず,非常に多くの人でにぎわっていました。ちょうど七五三の日でもあったため、慣れない着物、袴などに身を包んだ子供連れの家族の姿が数多くありました。また、本堂付近で開催されていた菊花展では、多種多彩な花色や趣向をこらした魅せ方があることに驚かされました。本堂でお参りをしている間、堂内に響く凛とした読経の声には、不思議と気持ちが落ち着きました。


菊花展の多彩な盆栽・鉢物

 参詣後は本堂周りの三重塔をはじめとする立派な建物をめぐり,その色合いや造りの豪華さに圧倒されるとともに、それらが現在まで色鮮やかに維持・保存されていることへの努力も感じることができました。


豪華な造りの三重塔


 少しだけ足を踏み入れた成田山公園は残念ながら紅葉の季節には早かったようですが、
植物に興味のあるメンバー達は、長年にわたり自然が織りなしたまたとない風情に心奪われた様子でした。

 次いで、一行はお土産モードに切り替わりました。コンパクトな店内に所せましと陳列されている境内のお土産屋さんは、多種多様な商品には目移りしてしまうほど。店主からひとつひとつのご利益について親切、丁寧に説明してもらいました。


親切な説明をしてくれた境内のお土産屋さん


 門を抜けて小休止した後は、参道のお土産屋さんへ。古い造りのお店が多い雰囲気のある通りは、名物の鉄砲漬を中心にした漬物店が目立ちました。昔懐かしい甘味や和菓子、レトロなラムネやご当地キャラを配したサイダー等々、普段は見かけないものをみつけては、ついつい気になって買ってしまいました。


レトロなラムネ&ご当地キャラのサイダーに興味津々

 ごゆるりコースはネーミングのとおり、ゆとりを持って街歩きをすることができましたので、成田山をよく訪れているというメンバーから、「きょうは、普段は見ていなかったところをじっくり参詣することができた」との声をいただきました。
 
 その後の共想法では,コースの異なる他のコースと情報の共有ができて、成田山にはまだまだ知らないスポットがあることがわかり、個人的にまた訪れてみたくなりました。

(ごゆるりコース)
千葉大学工学部メディカルシステム工学科2年 根本卓也

 ほのぼの研究所では、2014年1月より共想法と街歩きを組み合わせた手法「街歩き共想法」を実施してまいりました。 第8回目は、2015年11月15日、千葉県成田市の成田山周辺にて行いました。
 この成田山街歩き共想法は、千葉大学普遍教育科目「地域NPO活動体験」参加者が、授業の一環として企画・立案・運営を行いました。 ほのぼの研究所は、「地域NPO活動体験」受入NPOとして、全般をサポートしました。
 そして、初めての試みとして、多くの関係者が連携して取り組みました。具体的には、旅行計画に株式会社JTB千葉支店が、街歩き共想法の運営に千葉大学大武研究室が、その後の本作り企画に大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所が、それぞれ関わり、支援する体制を取りました。

 企画全体の報告は成田山街歩き共想法実施報告をご覧ください。
 先週より、順次街歩きのコース毎に報告をしています。今週はお散歩コースからです。


お散歩コースのメンバー

 お散歩コースのメンバーは、ほのぼの研究所の共想法継続コース参加者2名、市民研究員1名、大日本印刷の方1名、大武研究室2名、地域NPO活動体験参加者2名の合計8名でした。初めて成田山に来られた方もおり、新たな出会いや発見に胸を躍らせながらスタートしました。
 まず、成田山の玄関である総門付近で、グループの集合写真を撮影し、新勝寺に参詣しました。 ちょうど、菊花祭りが開催されていて、大本堂前には成田山の文字をかたどった見事な菊の飾りが設置されており、菊花展も開かれていました。また、七五三のお祝いに訪れた家族連れにもたくさん出会いました。小さい子供たちが立派な和服に身をつつみ、家族に手を引かれている姿をほほえましく思いました。

 その後、成田山公園に向かいました。14日から成田山公園は『紅葉祭り』と聞いていたので、真っ赤に色づいた紅葉を期待しながら足を踏み入れましたが、残念なことにあまり紅葉していませんでした。今年は紅葉の時期が遅いのでしょうか?けれども、ところどころ紅葉している木々もあり、緑と赤のコントラストを楽しむことができました。散策中、海外から訪れた方とも会話が弾んで交流の輪が広がるという、思いがけない嬉しい体験もすることができました。


色づき始めた木々



アラカシの巨木を見上げるメンバー



海外からのお客様とも交流

 成田山公園で自然を満喫した後、参道を散策しました。昔の日本家屋を模したお店や江戸時代に建てられ重要文化財に指定されている建造物が立ち並び、少しタイムスリップしたような雰囲気を味わうことができました。たくさんの飲食店がありましたが、成田名物のうなぎ屋さんが目立ちました。店頭でうなぎを捌いているところを見ることができ、料理人さんの手際の良さに驚きました。他にもようかんや鉄砲漬け、手ぬぐいのお店を見つけることができました。手ぬぐい屋さんでは手ぬぐいを広げて壁に展示してあって、とてもきれいでかわいらしく見えました。
 


昔の面影を残す参道

 散策終了後は、バスでホテルに向かい昼食をとりました。たくさん歩いた後で、バイキングスタイルで好みのものが食べられるとあって、いつもよりおいしく感じてたくさん頂けました。

 その後の共想法では、同じテーマでも、注目するものがそれぞれ違うことがとても面白いと思いました。今までにはなかった新しい視点を持つことができました。
 


共想法無事終了後、講評を聞きながら、ほっと一息


 残念ながら晴天には恵まれませんでしたが、グループの色々な年代の方々と話ができて、素敵な景色や話題を共有することができて、大満足の一日となりました。今回発見した成田山の魅力を家族や友人にも伝えたいと思いました。

 (お散歩コース)
千葉大学 法政経学部法政経学科1年 小澤英李佳

 ほのぼの研究所では、2014年1月より共想法と街歩きを組み合わせた手法「街歩き共想法」を実施してまいりました。
 第8回目は、2015年11月15日、千葉県成田市の成田山周辺にて行いました。
 この成田山街歩き共想法は、千葉大学普遍教育科目「地域NPO活動体験」参加者が、授業の一環として企画・立案・運営を行いました。 ほのぼの研究所は、「地域NPO活動体験」受入NPOとして、全般をサポートしました。
 そして、初めての試みとして、多くの関係者が連携して取り組みました。具体的には、旅行計画に株式会社JTB千葉支店が、街歩き共想法の運営に千葉大学大武研究室が、その後の本作り企画に大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所が、それぞれ関わり、支援する体制を取りました。
 企画全体の報告は成田山街歩き共想法実施報告をご覧下さい。
 今週より、順次街歩きのコース毎に報告をいたします。まずは健脚コースからです。
 

健脚コースメンバー

 今回の街歩きで最も広い範囲を歩いた健脚コースは、ほのぼの研究所の共想法継続コース参加者3名、賛助会員1名、市民研究員1名、大武研究室の学生2名、そして地域NPO活動体験参加者2名、計9名の足に自信のある精鋭がメンバーでした。

 行きのバスでは天候がよくないため、成田山公園巡りは無理かな…と思われましたが、皆さんの普段の善行(?)の賜物でしょうか?成田に着いて街歩きに出る頃には、雨はやんでちょうどよい散策日和となりました。

 成田山に詳しいメンバーの先導のもと、まずは総門をくぐって大本堂でお参りしました。当日は七五三でもあったため、家族連れも多く、着飾った子供たちにほっこりさせられました。
 その後、おみくじの結果に一喜一憂しながら、裏手の成田山公園を回りました。一面の紅葉とまではいかなかったものの、赤と緑のグラデーションや銀杏の道など、所々に秋を感じさせる景色が広がっていました。


成田山公園の紅葉



雄飛の滝

 池や滝の景色を楽しんだ後は、成田山の仏教建築を巡りました。特に、池から少し上ると見えてくる平和の大塔は、面前の西洋式花壇と噴水が、朱塗りの塔本体と不思議と調和していて印象的でした。


平和の大塔

 一通り回って本堂に戻り、その日が最終日だった菊花展を見学、多種多様な色・形の菊に感心しつつ、これらを育て上げた方々の苦労に思いをはせました。

 境内から出て、次は参道をぶらりと巡ることに。ちょうどお昼時で人通りも多く、立ち並ぶうなぎ屋からは食欲を誘う何ともいえない香りが…。価格表を気にしないようにしつつも、再訪する際には必ず立ち寄ろうと決意しました。
 その後は、予定よりやや早めに切り上げて、信徒会館1Fにてお菓子とお茶で一服しましたが、話が弾んであっという間に集合の時刻となってしまったので、集合場所のバス乗場へと戻りました。
 

バス乗り場に向かうメンバー

 いつもなら、ありきたりの『名所』だけを見て満足してしまいがちですが、共想法のための話題を探すことを意識しながら、写真を撮り、歩いてみると、また違った景色を感じ取れることに喜びを感じた一日でした。

(健脚コース)
千葉大学法政経学部法政経学科1年 鷺谷 駿