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長野県茅野市にある諏訪東京理科大学において夏の学校形式で開催された、第20回創発システムシンポジウム、略して、創発夏の学校において、ほのぼの研究所代表理事・所長の大武美保子が、ワークショップの講師を務めましたので報告します。
創発夏の学校は、2014年8月31日から9月2日まで、2泊3日の合宿形式で開催され、全国の研究者、学生約60名が参加しました。主催は、計測自動制御学会 システム情報部門で、「創発システム」をテーマに、最新の情報共有と学際的な交流を行いました。
一日目は基調講演とポスター講演、夜はバーベキューに、ナイトセッションです。二日目は、午前がチュートリアル講演で、ワークショップの背景となる研究について、各ワークショップの講師が紹介しました。午後は4つのワークショップが同時並行で開催されました。三日目は、各ワークショップの参加者による成果発表と表彰式、最後に記念撮影をしました。

参加者記念撮影(創発夏の学校ウェブサイトより許可を得て転載)
「創発現象」とは、生命活動や社会現象のように、部分の性質の単純な総和にとどまらない新たな特性が、全体として現れる現象を指します。ワークショップは、以下の四つで構成されました。
WS1 言語はいかにして生まれ変容するか? 石川将人
WS2 人との創発:創造的な会話を支援する 大武美保子
WS3 生命現象理解のための生体機械融合システム 峯岸 諒
WS4 アイディアを形にするデジタルファブリケーションの実践 市川純章
当研究所代表理事が担当したワークショップ2(WS2)「人との創発:創造的な会話を支援する」に関するチュートリアル講演では、会話と創発現象の関係について、次のように述べました。会話による人と人との相互作用は、典型的な創発現象となりえます。たとえば、複数の人が考えを持ち寄って話し合うと、それぞれの考えの単純な足し合わせを超えた、一人では考え付かない新しい考えが生み出される可能性があります。この他、落ち込んでいた人が笑いの多い会話に参加することで元気が出たり、新しい考えに触れて、お互いに今まで気づかなかったことに気づけるようになったりすることもあります。

チュートリアル講演
続くワークショップでは、人と人との会話を支援するシステムを体験し、人と対話するシステムのシナリオを、グループワーク形式で作りました。その上で、創造的な会話を支援するシステムについて考察し、試作しました。ワークショップには、一般参加者9名の他、千葉大学大武研究室から、チューターとして4名の学生と研究員が参加し、ワークショップを共に進行しました。

人と対話するシステムのシナリオを作る参加者
一グループ2人から3人に分かれ、それぞれのグループが人間とロボットの掛け合う、独自のシナリオを作成しました。音声認識に基づいて、人間の発言に対し、ロボットが発言を返します。その時の身振り手振りも併せて振り付けました。翌朝の発表に向け、セミナーハウスでは、参加者が深夜まで、シナリオを作り込みました。
三日目の午前中の成果発表では、WS1からWS4まで、ワークショップ毎に30分が与えられました。WS2では、グループ毎にロボットを実際に動かしながら、シナリオの狙いについて説明しました。

ワークショップの成果発表、右側に浴衣を来たロボット
「もしも上司がロボットだったら」という設定で行われた、人とロボットとの掛け合いのシナリオをご紹介します。
部下「失礼します」
ロボット「どうぞー」(首だけ動かす)
部下「部長、言われていた書類を持ってきました」
ロボット「おお、早かったな。」
「お前がここに来て2ヶ月経つが、最近、仕事はどうだ?」
部下「そうですね…だいぶ慣れましたが、最近は◯◯先輩がすごく厳しくて死にそうです」
ロボット「そうか…大変だな。人事部長である私からすこし話をしておく。あいつ人間味が無いもんなぁ。」
部下「ありがとうございます。あ、あともうひとつ…」
ロボット「なんだね」
部下「先月の麻雀の時に貸した3万、返して頂けm…」
ロボット「おかけになった電話番号は、現在使われておりません。おかけになった電話番号は…」(脱力)
予想との「ギャップ」が面白さにつながるのではと考え、シナリオを作ったそうです。間の取り方が大切と考え、特に笑いどころでは、聴衆の反応次第で進めるタイミングが変わるため、その部分は人が主導権を持つよう、工夫したとのことです。
人の輪の中にロボットが入り、人と人との創造的な関わりを助ける近未来を、垣間見ることができるワークショップでした。シナリオは、たまたま同じグループになった参加者同士の話し合いにより生まれた、まさに創発現象によりできたものです。人が集まる場では、創造的な関わりを生み出す環境を整え、一人だけでは思いつかない新しい考えを生み出せるように意識するとよいと、講評しました。
創発は、所与の条件に基づく予測や計画、意図を超えたイノベーションが誘発されるところから、組織論やナレッジマネジメントの分野では、個々人の能力や発想を組み合わせて創造的な成果に結びつける取り組みとして注目を集めています(人事労務用語辞典より)。
ほのぼの研究所においても、共想法の実践の中で、また、共想法を実践する準備や取りまとめの中で、日々創造的な会話が生み出されています。一人では思いつかなかったり、思い出せなかったりする言葉を、周囲との会話の中で自然に使うことが、会話に参加する一人一人の記憶機能、認知機能を訓練する鍵を握ると考えられます。双方向の会話により、人と人との創発が可能となる場を、確実に生み出す手法や技術を、明らかにしていきたいと思います。
創発夏の学校は、2014年8月31日から9月2日まで、2泊3日の合宿形式で開催され、全国の研究者、学生約60名が参加しました。主催は、計測自動制御学会 システム情報部門で、「創発システム」をテーマに、最新の情報共有と学際的な交流を行いました。
一日目は基調講演とポスター講演、夜はバーベキューに、ナイトセッションです。二日目は、午前がチュートリアル講演で、ワークショップの背景となる研究について、各ワークショップの講師が紹介しました。午後は4つのワークショップが同時並行で開催されました。三日目は、各ワークショップの参加者による成果発表と表彰式、最後に記念撮影をしました。

参加者記念撮影(創発夏の学校ウェブサイトより許可を得て転載)
「創発現象」とは、生命活動や社会現象のように、部分の性質の単純な総和にとどまらない新たな特性が、全体として現れる現象を指します。ワークショップは、以下の四つで構成されました。
WS1 言語はいかにして生まれ変容するか? 石川将人
WS2 人との創発:創造的な会話を支援する 大武美保子
WS3 生命現象理解のための生体機械融合システム 峯岸 諒
WS4 アイディアを形にするデジタルファブリケーションの実践 市川純章
当研究所代表理事が担当したワークショップ2(WS2)「人との創発:創造的な会話を支援する」に関するチュートリアル講演では、会話と創発現象の関係について、次のように述べました。会話による人と人との相互作用は、典型的な創発現象となりえます。たとえば、複数の人が考えを持ち寄って話し合うと、それぞれの考えの単純な足し合わせを超えた、一人では考え付かない新しい考えが生み出される可能性があります。この他、落ち込んでいた人が笑いの多い会話に参加することで元気が出たり、新しい考えに触れて、お互いに今まで気づかなかったことに気づけるようになったりすることもあります。

チュートリアル講演
続くワークショップでは、人と人との会話を支援するシステムを体験し、人と対話するシステムのシナリオを、グループワーク形式で作りました。その上で、創造的な会話を支援するシステムについて考察し、試作しました。ワークショップには、一般参加者9名の他、千葉大学大武研究室から、チューターとして4名の学生と研究員が参加し、ワークショップを共に進行しました。

人と対話するシステムのシナリオを作る参加者
一グループ2人から3人に分かれ、それぞれのグループが人間とロボットの掛け合う、独自のシナリオを作成しました。音声認識に基づいて、人間の発言に対し、ロボットが発言を返します。その時の身振り手振りも併せて振り付けました。翌朝の発表に向け、セミナーハウスでは、参加者が深夜まで、シナリオを作り込みました。
三日目の午前中の成果発表では、WS1からWS4まで、ワークショップ毎に30分が与えられました。WS2では、グループ毎にロボットを実際に動かしながら、シナリオの狙いについて説明しました。

ワークショップの成果発表、右側に浴衣を来たロボット
「もしも上司がロボットだったら」という設定で行われた、人とロボットとの掛け合いのシナリオをご紹介します。
部下「失礼します」
ロボット「どうぞー」(首だけ動かす)
部下「部長、言われていた書類を持ってきました」
ロボット「おお、早かったな。」
「お前がここに来て2ヶ月経つが、最近、仕事はどうだ?」
部下「そうですね…だいぶ慣れましたが、最近は◯◯先輩がすごく厳しくて死にそうです」
ロボット「そうか…大変だな。人事部長である私からすこし話をしておく。あいつ人間味が無いもんなぁ。」
部下「ありがとうございます。あ、あともうひとつ…」
ロボット「なんだね」
部下「先月の麻雀の時に貸した3万、返して頂けm…」
ロボット「おかけになった電話番号は、現在使われておりません。おかけになった電話番号は…」(脱力)
予想との「ギャップ」が面白さにつながるのではと考え、シナリオを作ったそうです。間の取り方が大切と考え、特に笑いどころでは、聴衆の反応次第で進めるタイミングが変わるため、その部分は人が主導権を持つよう、工夫したとのことです。
人の輪の中にロボットが入り、人と人との創造的な関わりを助ける近未来を、垣間見ることができるワークショップでした。シナリオは、たまたま同じグループになった参加者同士の話し合いにより生まれた、まさに創発現象によりできたものです。人が集まる場では、創造的な関わりを生み出す環境を整え、一人だけでは思いつかない新しい考えを生み出せるように意識するとよいと、講評しました。
創発は、所与の条件に基づく予測や計画、意図を超えたイノベーションが誘発されるところから、組織論やナレッジマネジメントの分野では、個々人の能力や発想を組み合わせて創造的な成果に結びつける取り組みとして注目を集めています(人事労務用語辞典より)。
ほのぼの研究所においても、共想法の実践の中で、また、共想法を実践する準備や取りまとめの中で、日々創造的な会話が生み出されています。一人では思いつかなかったり、思い出せなかったりする言葉を、周囲との会話の中で自然に使うことが、会話に参加する一人一人の記憶機能、認知機能を訓練する鍵を握ると考えられます。双方向の会話により、人と人との創発が可能となる場を、確実に生み出す手法や技術を、明らかにしていきたいと思います。
代表理事・所長 大武美保子
2014年7月8日(火)、NPO法人ほのぼの研究所の設立6周年を記念して開催された講演会の後、会場を模様替えして交流会の始まりです。司会はウイットいっぱい、スピーチ上手な田崎研究員です。大武先生から花束へのお礼の言葉に始まり、笑いを交えて、年齢はタブーの話に盛り上がりました。ぼのちゃんもタイミング良く笑ってくれたので、またまた会場は大爆笑でした。次に古賀社長の挨拶を頂いた後、長谷川事務長の乾杯の音頭で立食パーテイーが始まりました。

テーブルは4つに分かれ、○1和食○2洋食○3中華○4多国籍と自分が好きな食べ物を思い浮かべてテーブル別に集います。懐石料理を思いサンドイッチを、ステーキを描きプチケーキを、飲茶を思いプリンを、インドカレーを食べる気分でお煎餅を、と皆さんパクパクしながら楽しい語らいです。ぼのちゃんと笑い比べをして大笑いしている方もいて、思わず写真をパチリとと撮りました。賑やかの中にも自己紹介の時間です。
まずは千葉大学男性9人、先生の秘書の女性1人の合計10人、若さいっぱい優秀な学生の各専門分野の紹介に続き、企業の方々、大日本印刷と、今回初めて参加のトッパン印刷がライバル関係に有りと、胸の内の話に大爆笑となりました。ルミテックの方からは、システム開発して共想法を盛り上げていきたいと心強いご支援の言葉をいただき、古賀社長も元気溌剌のご挨拶でした。

ここで血液型別の席替えとなりジュース、コーヒー、冷茶等で喉を潤し、きらりびと、マカベと自己紹介が続きます。賛助会員の7人からは立派なご挨拶を頂きました。最後に研究員について、長谷川事務長が他己紹介されました。(千葉大生が呟いていましたが造語でしょうか。)一人一人をユーモア一杯に的確な表現で語り、大武先生に関してはホームページを拝見すれば分かりますが、全てに万能で、工学系で有りながらピアノに俳句、合気道と多芸多才と、満面の笑みで紹介されました。長谷川さんの紹介は大武先生からで、「意外とおちゃめな人」とのことでした。

時間も経過し中締めとして柏市市議会議員上橋泉先生よりご挨拶があり、楽しい時間はアッと言う間に過ぎ、閉会となりました。
ご参加頂いた皆様、交流会に携われた方々の御協力に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

テーブルは4つに分かれ、○1和食○2洋食○3中華○4多国籍と自分が好きな食べ物を思い浮かべてテーブル別に集います。懐石料理を思いサンドイッチを、ステーキを描きプチケーキを、飲茶を思いプリンを、インドカレーを食べる気分でお煎餅を、と皆さんパクパクしながら楽しい語らいです。ぼのちゃんと笑い比べをして大笑いしている方もいて、思わず写真をパチリとと撮りました。賑やかの中にも自己紹介の時間です。
まずは千葉大学男性9人、先生の秘書の女性1人の合計10人、若さいっぱい優秀な学生の各専門分野の紹介に続き、企業の方々、大日本印刷と、今回初めて参加のトッパン印刷がライバル関係に有りと、胸の内の話に大爆笑となりました。ルミテックの方からは、システム開発して共想法を盛り上げていきたいと心強いご支援の言葉をいただき、古賀社長も元気溌剌のご挨拶でした。

ここで血液型別の席替えとなりジュース、コーヒー、冷茶等で喉を潤し、きらりびと、マカベと自己紹介が続きます。賛助会員の7人からは立派なご挨拶を頂きました。最後に研究員について、長谷川事務長が他己紹介されました。(千葉大生が呟いていましたが造語でしょうか。)一人一人をユーモア一杯に的確な表現で語り、大武先生に関してはホームページを拝見すれば分かりますが、全てに万能で、工学系で有りながらピアノに俳句、合気道と多芸多才と、満面の笑みで紹介されました。長谷川さんの紹介は大武先生からで、「意外とおちゃめな人」とのことでした。

時間も経過し中締めとして柏市市議会議員上橋泉先生よりご挨拶があり、楽しい時間はアッと言う間に過ぎ、閉会となりました。
ご参加頂いた皆様、交流会に携われた方々の御協力に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
市民研究員 成富昌子
2014年7月8日(火)13時30分より、千葉大学柏の葉キャンパスシーズホールにおいて、NPO法人化から数えて6回目となる『NPO法人ほのぼの研究所 設立講演会・交流会』が開催されました。「地域貢献と社会変革」というテーマのもと、千葉大学の藤田伸輔先生、山岸輝樹先生、大武美保子先生による講演がなされました。梅雨と台風の影響もなく奇跡的に晴れた初夏の一日は、ゲートスクエア柏の葉キャンパスのオープンとも重なり、駅からの道は華やかさを増していました。

ゲートスクエア
会場前方では、ぼのちゃん1号・2号と千葉大学の学生が、Big Smileでお出迎えです。ぼのちゃんは参加者の笑顔に反応して、「アハハ、ウフフ」と絶妙なタイミングで笑います。今回のテーマである社会変革に沿った藤田先生の講演と、地域貢献に沿った山岸先生のお話、それらを総括する大武先生の街歩き共想法による話題発見支援の紹介に期待が膨らみました。開会にあたっての大武代表理事の挨拶は、「人として生まれてきてよかったと皆が思える社会の実現を目指す」というものでした。

ロボット研究員ぼのちゃんと、それを操作している千葉大学生
来賓挨拶をいただいた、きらりびとみやしろ前理事長の安部晨様からは、年間5,000件以上にもなる地域貢献活動のご報告とともに、「きらっと光る人生を送ろうではないか」という熱いメッセージが投げかけられました。

主賓挨拶:きらりびとみやしろ元理事長 安部 晨様
次の来賓挨拶で、理研ジェネシス研究員の城戸隆様からは、ヘルス&ウエルネスへの関心の高まり、参加型イノベーション、気づきをシェアするコミュニティー創り等に関するお話を伺い、ほのぼの研究所の目指すところが間違っていないことを改めて確認できました。

理研ジュネシス研究員:城戸 隆様
最初の招待講演は、千葉大学予防医学センターの藤田伸輔先生による「超少子高齢化社会における多世代共生」です。戦後のベビーブームの結果、今や日本人は絶滅危惧種の範疇にはいりつつあるが、努力次第ではまだまだ改善の余地があると伺い、意欲が湧いてきました。今後の健康な社会の構築にむけ、共想法等を通じて人と共有する喜びを大切にし、経験と知識の両方を活かすことが重要とのお話には、日々共想法に取り組む者として大いに勇気づけられる思いがしました。また、これまではあまり深く考えずに実施してきたビデオ記録、そして感覚の解析、経験の理論と体系化の意義についても、分かりやすく教えていただきました。

招待講演:藤田伸輔先生
次は千葉大学コミュニティー再生・ケアセンターの山岸輝樹先生による「地域を志向した大学を目指してー千葉大学の教育・研究・社会貢献」のお話です。幕張の海浜ニュータウンをはじめ、ベッドタウンの人口減少により、買い物難民、貧困化、建物の老朽化などの問題が提起されました。新しい言葉として、地域の症状をケアする「臨床ケア研究(*)」が紹介され、単なる研究ではなく解決まで踏み込んでいくというプロセスの中に、市民の活動の意義があると伺い、これからの時代が楽しみになりました。
(*)通常は、「臨床」という用語が用いられますが、地域課題の症状が現れている現場で、課題解決に取り組む研究の意味で、造語として床ではなく症を使って「臨症」としているそうです。

招待講演:山岸輝樹先生
最後の基調講演は、千葉大学・NPO法人ほのぼの研究所代表理事の大武美保子先生による「街歩き共想法による話題発見支援」でした。高齢者の会話の課題である、話すことがない、話す相手がいないという問題を解決するイノベーションとして、タブレットを使った話題発見システムと、街歩きによる話題発見支援を含む対話プログラムである街歩き共想法の紹介がありました。
ほのぼの研究所では、2014年9月から本格的に街歩き共想法を実施します。千葉大学の学生、実践コース参加者、および研究員によって、手作りの活動が展開されていく予定です。初回は9月9日柏の葉キャンパス駅周辺のゲートスクエアにて、「街歩き共想法@柏の葉ゲートスクエア」が実施されます。

基調講演:千葉大学・NPO法人ほのぼの研究所代表理事の大武美保子先生
講演の最後に、文部科学大臣から表彰された大武先生に、ほのぼの研究所から花束の贈呈がありました。講演会86名(交流会57名)にご参加いただき、和やかで印象に残る講演会であったと思います。

文部科学大臣から表彰された大武先生に、花束の贈呈
解散後は、柏市議会議員の上橋泉先生のお勧めに従って、駅前のゲートスクエアのショップ&オフィス棟を仲間と一緒に見学し、タブレットを使った写真を撮ってきました。歯みがきのように、脳をみがく習慣がつくことを願いつつ、夕暮れの柏の葉キャンパスをあとにしました。

ゲートスクエア
会場前方では、ぼのちゃん1号・2号と千葉大学の学生が、Big Smileでお出迎えです。ぼのちゃんは参加者の笑顔に反応して、「アハハ、ウフフ」と絶妙なタイミングで笑います。今回のテーマである社会変革に沿った藤田先生の講演と、地域貢献に沿った山岸先生のお話、それらを総括する大武先生の街歩き共想法による話題発見支援の紹介に期待が膨らみました。開会にあたっての大武代表理事の挨拶は、「人として生まれてきてよかったと皆が思える社会の実現を目指す」というものでした。

ロボット研究員ぼのちゃんと、それを操作している千葉大学生
来賓挨拶をいただいた、きらりびとみやしろ前理事長の安部晨様からは、年間5,000件以上にもなる地域貢献活動のご報告とともに、「きらっと光る人生を送ろうではないか」という熱いメッセージが投げかけられました。

主賓挨拶:きらりびとみやしろ元理事長 安部 晨様
次の来賓挨拶で、理研ジェネシス研究員の城戸隆様からは、ヘルス&ウエルネスへの関心の高まり、参加型イノベーション、気づきをシェアするコミュニティー創り等に関するお話を伺い、ほのぼの研究所の目指すところが間違っていないことを改めて確認できました。

理研ジュネシス研究員:城戸 隆様
最初の招待講演は、千葉大学予防医学センターの藤田伸輔先生による「超少子高齢化社会における多世代共生」です。戦後のベビーブームの結果、今や日本人は絶滅危惧種の範疇にはいりつつあるが、努力次第ではまだまだ改善の余地があると伺い、意欲が湧いてきました。今後の健康な社会の構築にむけ、共想法等を通じて人と共有する喜びを大切にし、経験と知識の両方を活かすことが重要とのお話には、日々共想法に取り組む者として大いに勇気づけられる思いがしました。また、これまではあまり深く考えずに実施してきたビデオ記録、そして感覚の解析、経験の理論と体系化の意義についても、分かりやすく教えていただきました。

招待講演:藤田伸輔先生
次は千葉大学コミュニティー再生・ケアセンターの山岸輝樹先生による「地域を志向した大学を目指してー千葉大学の教育・研究・社会貢献」のお話です。幕張の海浜ニュータウンをはじめ、ベッドタウンの人口減少により、買い物難民、貧困化、建物の老朽化などの問題が提起されました。新しい言葉として、地域の症状をケアする「臨床ケア研究(*)」が紹介され、単なる研究ではなく解決まで踏み込んでいくというプロセスの中に、市民の活動の意義があると伺い、これからの時代が楽しみになりました。
(*)通常は、「臨床」という用語が用いられますが、地域課題の症状が現れている現場で、課題解決に取り組む研究の意味で、造語として床ではなく症を使って「臨症」としているそうです。

招待講演:山岸輝樹先生
最後の基調講演は、千葉大学・NPO法人ほのぼの研究所代表理事の大武美保子先生による「街歩き共想法による話題発見支援」でした。高齢者の会話の課題である、話すことがない、話す相手がいないという問題を解決するイノベーションとして、タブレットを使った話題発見システムと、街歩きによる話題発見支援を含む対話プログラムである街歩き共想法の紹介がありました。
ほのぼの研究所では、2014年9月から本格的に街歩き共想法を実施します。千葉大学の学生、実践コース参加者、および研究員によって、手作りの活動が展開されていく予定です。初回は9月9日柏の葉キャンパス駅周辺のゲートスクエアにて、「街歩き共想法@柏の葉ゲートスクエア」が実施されます。

基調講演:千葉大学・NPO法人ほのぼの研究所代表理事の大武美保子先生
講演の最後に、文部科学大臣から表彰された大武先生に、ほのぼの研究所から花束の贈呈がありました。講演会86名(交流会57名)にご参加いただき、和やかで印象に残る講演会であったと思います。

文部科学大臣から表彰された大武先生に、花束の贈呈
解散後は、柏市議会議員の上橋泉先生のお勧めに従って、駅前のゲートスクエアのショップ&オフィス棟を仲間と一緒に見学し、タブレットを使った写真を撮ってきました。歯みがきのように、脳をみがく習慣がつくことを願いつつ、夕暮れの柏の葉キャンパスをあとにしました。
市民研究員 永田映子
2014年4月22日(火) 13:30より、ほのぼのプラザますお「まなび館」において、一日体験共想法が、実施されました。
まず、大武先生より、共想法は日々進化していて、必ずバージョンアップすることを目標に、日々システムの改良に取り組んでいるとの、力強い挨拶がありました。次に各地からの参加者(青森県弘前市から1名、岩手県盛岡市から1名、東京都大田区から1名、千葉県内4名、合計7名)の方々の、参加のきっかけと自己紹介および市民研究員の自己紹介がありました。
続いて、本題の共想法に移りました。テーマ「すきな食べ物」で最初に研究員により、続いて参加者により、実施されました。その中で、九州長崎のびわ、東北津軽のりんご、銀座名店寿司屋の軍艦寿司、地元柏のフレンチトーストありで、最後には、鹿児島地鶏の鶏飯まで飛び出し、活発でにぎやかな会話の応酬でした。時間のたつのが早く、あっという間に終了したと感じました。

共想法一日体験コース
その後一時間の懇親会が開かれ、大武先生を囲んで、地域で街歩き共想法を開催する方法など、皆様との色々な情報交換が続き、参加者の熱心な取り組みに圧倒されました。
参加者の皆様、遠路はるばる柏までお越しいただき、ありがとうございました。ほのぼの研究所一同、厚く御礼申し上げます。
まず、大武先生より、共想法は日々進化していて、必ずバージョンアップすることを目標に、日々システムの改良に取り組んでいるとの、力強い挨拶がありました。次に各地からの参加者(青森県弘前市から1名、岩手県盛岡市から1名、東京都大田区から1名、千葉県内4名、合計7名)の方々の、参加のきっかけと自己紹介および市民研究員の自己紹介がありました。
続いて、本題の共想法に移りました。テーマ「すきな食べ物」で最初に研究員により、続いて参加者により、実施されました。その中で、九州長崎のびわ、東北津軽のりんご、銀座名店寿司屋の軍艦寿司、地元柏のフレンチトーストありで、最後には、鹿児島地鶏の鶏飯まで飛び出し、活発でにぎやかな会話の応酬でした。時間のたつのが早く、あっという間に終了したと感じました。

共想法一日体験コース
その後一時間の懇親会が開かれ、大武先生を囲んで、地域で街歩き共想法を開催する方法など、皆様との色々な情報交換が続き、参加者の熱心な取り組みに圧倒されました。
参加者の皆様、遠路はるばる柏までお越しいただき、ありがとうございました。ほのぼの研究所一同、厚く御礼申し上げます。
市民研究員 松村 光輝
ほのぼの研究所は、2007年に研究拠点として設立してから、今年で7周年を迎えます。今年度は、次の四つのことに取り組みます。
第一に、防ぎうる認知症にかかわらない社会を創ろうキャンペーンを開催し、趣旨に賛同頂ける企業の参加を募ります。設立記念講演会、クリスマス講演会などの定例行事や、街歩き共想法などでの企業PRから、共想法を活用した新たなサービスの研究開発まで、皆様と共創していくプログラムを用意しています。是非ともご参加下さい。
第二に、年初より試験的に開催してきた街歩き共想法を、様々な地域において、サークル、自治体、企業との協働事業として開催します。特に、昨年度より開講した共想法実践コースにおいて、今年度は、受講者と共に、街歩き共想法を企画します。共想法に興味がある方に、一人でも多く体験頂くための手順を確立します。
第三に、病院や介護施設、老人ホームと連携して、軽度認知障害の方を中心に、共想法の本格的な臨床試験を始めます。そのために、共想法への参加をきっかけにして、認知機能を積極的に活用する生活習慣を定着させる技術を開発します。楽しい会話の前提となる、楽しい話題を見つけたり、創り出したりすることを支援するシステムを開発し、一週間に少なくとも一つ以上の楽しい話題を見つける「一週一話」の可能性を、共想法継続コースにおいて探ります。日常生活の中で情報の出し入れを積極的に行うことが、認知機能に与える影響を明らかにします。
第四に、共想法の基礎や最新の考え方、技術を、幅広く継続的に学べる、遠隔教育システムを開発します。講演会や、各施設における共想法実施を記録した動画を基に、教材を作成し、継続的に学習できる仕組みを創ります。
第一に、防ぎうる認知症にかかわらない社会を創ろうキャンペーンを開催し、趣旨に賛同頂ける企業の参加を募ります。設立記念講演会、クリスマス講演会などの定例行事や、街歩き共想法などでの企業PRから、共想法を活用した新たなサービスの研究開発まで、皆様と共創していくプログラムを用意しています。是非ともご参加下さい。
第二に、年初より試験的に開催してきた街歩き共想法を、様々な地域において、サークル、自治体、企業との協働事業として開催します。特に、昨年度より開講した共想法実践コースにおいて、今年度は、受講者と共に、街歩き共想法を企画します。共想法に興味がある方に、一人でも多く体験頂くための手順を確立します。
第三に、病院や介護施設、老人ホームと連携して、軽度認知障害の方を中心に、共想法の本格的な臨床試験を始めます。そのために、共想法への参加をきっかけにして、認知機能を積極的に活用する生活習慣を定着させる技術を開発します。楽しい会話の前提となる、楽しい話題を見つけたり、創り出したりすることを支援するシステムを開発し、一週間に少なくとも一つ以上の楽しい話題を見つける「一週一話」の可能性を、共想法継続コースにおいて探ります。日常生活の中で情報の出し入れを積極的に行うことが、認知機能に与える影響を明らかにします。
第四に、共想法の基礎や最新の考え方、技術を、幅広く継続的に学べる、遠隔教育システムを開発します。講演会や、各施設における共想法実施を記録した動画を基に、教材を作成し、継続的に学習できる仕組みを創ります。
NPO法人ほのぼの研究所代表理事・所長
千葉大学准教授 大武美保子
千葉県の海浜ニュータウンは、1970年代から、高度経済成長下の東京のベッドタウンとして開発が進められました。全国各地にあるニュータウンは、街と住民の高齢化の問題に直面しています。千葉大学の教員が設立した、NPO法人ちば地域再生リサーチは、海浜ニュータウンをモデル地区として、住宅のリフォームを中心とした団地再生に取り組んでいます。
NPO法人ほのぼの研究所は、高齢化に対応した住まいづくりについて学ぶため、海浜ニュータウンにある高洲団地を訪問し、リフォームされた団地を見学し、共想法をすることを計画しました。千葉大学 コミュニティ再生・ケアセンター、NPO法人ちば地域再生リサーチ、UR都市機構にご協力頂き、計画が実現しました。
2014年3月17日(月)、JR柏駅に9時集合、マイクロバスで高洲団地に向かい、高洲第一ショッピングセンター内の千葉大学サテライトキャンパス準備室に11時過ぎに到着。現地に集合した団地住民、企業の方と合流しました。大武先生の挨拶と、参加者全員による自己紹介の後、UR都市機構が管理する高洲団地の高齢者向け賃貸住宅の改装前、改装後を見学しました。

千葉大学サテライトキャンパス準備室にて、大武先生の挨拶と自己紹介

UR都市機構の職員の説明を聞く参加者
UR都市機構の職員の方に、住宅の改良点や新設設備について解説して頂きながら、そこの場所で各自が、感じたものや目に留まったものの写真を撮り、キャンパス準備室に再集合しました。共想法のテーマに沿って3つにグループ分けし、Aグループは外装、Bグループは内装、Cグループは工夫としました。グループ毎に、話が重ならないように、写真の選定をして昼食となりました。昼食と並行して、撮影された写真のパソコンへの取り込みを行い、共想法の実施となりました。写真、一人一枚です。持ち時間は、一人当たり、話題提供一分、質疑応答二分ずつです。例えば、次のことが話題になりました。
【外付けエレベータ】 五階建ての建物の外階段に、階段の上り下りを補助するため、外付けエレベータが設置されています。二階と三階の間、四階と五階の間の踊り場に止まります。(Aグループ 外装)

外付けエレベータの外観

外付けエレベータの出入口
【転倒防止金具取付壁】 台所の向かいの大きい壁です。従来、賃貸ではむやみに釘が打てませんでした。地震防災のために、転倒防止金具が取り付けられるよう、壁が厚くなっています。(Bグループ 内装)

転倒防止金具取付壁
【フローリングの床に新素材の襖】は面白い。 通常の襖は、紙製か布製ですが、新しい素材を使っていて、掃除が楽です。この襖はとりはずしが簡単で掃除が楽です。(Cグループ 工夫)

フローリングの床に新素材の襖

共想法の実施風景
共想法終了後、参加者でお茶と、高洲団地第一ショッピングセンター内の和菓子屋さんで買ったお団子や桜餅を囲んで懇談しました。話が盛り上がり、終了は定刻を過ぎて16時半過ぎになりました。
今回の共想法は、現地集合と、柏集合の2通りの参加方法を用意しました。特にこの団地にお住まいの方の参加が得られて、直接お話を伺えたことがよかったように思います。千葉大学 コミュニティ再生・ケアセンター、NPO法人ちば地域再生リサーチの方には、会場の手配から、地域住民の参加募集、UR都市機構との連絡調整等、全般にわたりお世話になりました。また、UR都市機構の方には、リフォーム前後の部屋を詳しくご案内頂きました。ここに感謝申し上げます。
NPO法人ほのぼの研究所は、高齢化に対応した住まいづくりについて学ぶため、海浜ニュータウンにある高洲団地を訪問し、リフォームされた団地を見学し、共想法をすることを計画しました。千葉大学 コミュニティ再生・ケアセンター、NPO法人ちば地域再生リサーチ、UR都市機構にご協力頂き、計画が実現しました。
2014年3月17日(月)、JR柏駅に9時集合、マイクロバスで高洲団地に向かい、高洲第一ショッピングセンター内の千葉大学サテライトキャンパス準備室に11時過ぎに到着。現地に集合した団地住民、企業の方と合流しました。大武先生の挨拶と、参加者全員による自己紹介の後、UR都市機構が管理する高洲団地の高齢者向け賃貸住宅の改装前、改装後を見学しました。

千葉大学サテライトキャンパス準備室にて、大武先生の挨拶と自己紹介

UR都市機構の職員の説明を聞く参加者
UR都市機構の職員の方に、住宅の改良点や新設設備について解説して頂きながら、そこの場所で各自が、感じたものや目に留まったものの写真を撮り、キャンパス準備室に再集合しました。共想法のテーマに沿って3つにグループ分けし、Aグループは外装、Bグループは内装、Cグループは工夫としました。グループ毎に、話が重ならないように、写真の選定をして昼食となりました。昼食と並行して、撮影された写真のパソコンへの取り込みを行い、共想法の実施となりました。写真、一人一枚です。持ち時間は、一人当たり、話題提供一分、質疑応答二分ずつです。例えば、次のことが話題になりました。
【外付けエレベータ】 五階建ての建物の外階段に、階段の上り下りを補助するため、外付けエレベータが設置されています。二階と三階の間、四階と五階の間の踊り場に止まります。(Aグループ 外装)

外付けエレベータの外観

外付けエレベータの出入口
【転倒防止金具取付壁】 台所の向かいの大きい壁です。従来、賃貸ではむやみに釘が打てませんでした。地震防災のために、転倒防止金具が取り付けられるよう、壁が厚くなっています。(Bグループ 内装)

転倒防止金具取付壁
【フローリングの床に新素材の襖】は面白い。 通常の襖は、紙製か布製ですが、新しい素材を使っていて、掃除が楽です。この襖はとりはずしが簡単で掃除が楽です。(Cグループ 工夫)

フローリングの床に新素材の襖

共想法の実施風景
共想法終了後、参加者でお茶と、高洲団地第一ショッピングセンター内の和菓子屋さんで買ったお団子や桜餅を囲んで懇談しました。話が盛り上がり、終了は定刻を過ぎて16時半過ぎになりました。
今回の共想法は、現地集合と、柏集合の2通りの参加方法を用意しました。特にこの団地にお住まいの方の参加が得られて、直接お話を伺えたことがよかったように思います。千葉大学 コミュニティ再生・ケアセンター、NPO法人ちば地域再生リサーチの方には、会場の手配から、地域住民の参加募集、UR都市機構との連絡調整等、全般にわたりお世話になりました。また、UR都市機構の方には、リフォーム前後の部屋を詳しくご案内頂きました。ここに感謝申し上げます。
市民研究員 根岸勝壽
前日までは、震えるような冬の寒さでしたが、当日は一変して穏やかな春の陽気に包まれた2014年2月25日、ほのぼの研究所初めてのバス研修が行われました。
目的は、見学と共想法を組み合わせた新しいプログラムをつくることです。茨城県桜川市真壁町のひなまつりを見学し、一週間後の3月4日、千葉県柏市の介護予防センターほのぼのプラザますおに於いて、共想法を行いました。交通が不便な場所であっても、足が悪い人でも参加しやすいよう、バスを使って現地まで往復する進め方を試しました。
<行きのバス>
バスには、東武野田線増尾駅から6名、JR常磐線柏駅から 15名乗り込み、合計21名がルンルン気分で、時間通り9時に柏を出発しました。バスの座席はあらかじめグループがまとまって座れるように、名入りの袋が置いてあります。中に、真壁町出身の市民研究員、永田映子さんが集めて下さった、詳しい地図やいろんな資料が入っていて、見学ルートについて相談出来るよう、細かく配慮されていました。

バスの中で一日の流れの説明
高速道路に入ってからは、以下のことを実施しました。
・司会を担当した市民研究員、根岸勝壽さんより、一日の流れの説明(配布資料使用)
・大武先生の開会挨拶、街歩き共想法のポイントと趣旨説明
−できるだけ独自の視点で世界を見て、写真と話題を用意すること
−今回のバス研修は、千葉大学後援で、街歩き共想法の実践研究である
・参加者確認、名簿を確認しながら、グループリーダーが、名簿番号のSDカードを渡す
・デジカメに渡されたSDカードを入れ、各自動作確認を兼ね自分で自分を記念撮影
・グループ毎に、グループリーダーの連絡先確認
・全員、簡単に自己紹介
・地図を用いて、真壁のひなまつりの主な見所の説明(配布資料使用)
・バスを降りる直前に歩数計確認、歩数記入
予定通り、11時に真壁町庁舎駐車場に到着し、真壁町で開催されている共想法参加者のY.H.さんと合流しました。柏からバスで参加した殆どの皆さんは、真壁町は初めての方が多く、全く土地勘は有りませんでしたので、Y.H.さんの参加は大変助かりました。バスを降りてからは、昼食に全員集合する以外、5名または6名ずつの4つのグループ毎に見学しました。

桜川市真壁市町庁舎駐車場に到着、バスを降りグループ毎に見学開始
<真壁町にて>
真壁家は、平安時代末期から戦国時代まで約430年の歴史が有り、真壁町の基礎を築きました。206軒もの商家や民家に、江戸時代から平成まで伝えられている、さまざまなおひな様が所狭しと飾られ、数多くの見学客で賑わいを見せていました。

江戸時代(面は貝殻)から平成までのおひな様
真壁町は、おひな様だけでなく、街並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されていて、国の登録有形文化財に選定されている歴史的建造物が多くあります。昔の城下町の風情を残し、鍵の手に作られた町割りや、旧家の長屋門、店舗・住居を兼ねた見世蔵、土蔵等を沢山見ることが出来ました。

潮田家住宅 見世蔵

細谷家住宅 長屋門
現在、町の人口は約2万人ですが、ひな祭りの期間中に真壁を訪れる観光客は10万人を超えると言う事です。テレビの影響もあってか、年々盛んになるようです。3月3日を過ぎると、片付けが始まるのですが、これがひどく大変と仰っていましたので、暫く飾っていたら如何ですか?とお尋ねしたら、誰も見る人がいなくなるので片付けるのだそうです。宝物のおひな様を褒めて、眺めて頂けるから、飾って嬉しいのでしょうね。
老舗の伊勢屋旅館にて昼食をとり、すいとん、五目ちらし、みそおでんを楽しみました。お食事中、真壁町で開催されている共想法参加者のK.O.さんが、真壁のひなまつりの歴史について語り、おみやげに和菓子まで下さりました。住民の発案で始まり、年々盛り上がっている真壁のひなまつりは、町おこしの成功例として、参考になります。
お菓子屋さん、小物屋さんでお土産を買い、酒蔵で試飲し、私以外の皆様は甘酒やコロッケに舌鼓を打ち、楽しく真壁町を堪能出来た一日でした。最後にユニークな屋台の焼き芋屋さん。美味しい焼き芋をたらふくご馳走になりましたが、食べるのに夢中で、焼き芋の写真を撮るのを忘れてしまった事が残念でした。
どの方も、良い思い出がいっぱいだったと見え、満足そうな顔が印象的でした。
<帰りのバス>
帰りのバスでは、以下のことを実施しました。
・乗車したら直ぐ、歩数計確認、歩数記入
・ベスト3の写真の番号と、そのテーマを、配布資料に記入
・ベスト3の写真が決まった人から、SDカード、配布資料をグループリーダーに提出
・翌週の共想法の案内(3月4日)
・真壁での体験を、日常生活に活かす方法について、大武先生より解説
−旅人になったつもりで、家に帰ってからも身近なものごとを観察すること
−気づいたことを、沢山写真に撮ること
高速道路を降り、そろそろ柏が近づいた頃、今回の計画を担当した市民研究員の、閉会の挨拶が有りました。時間に正確で怪我人なし、楽しく大満足なバス研修でした。
この様に素晴らしい研修が出来たのは、全般計画を立てて下さった二人の市民研究員と、真壁在住の参加者がいらした事、お天気に恵まれた事でしょうか。詳しい地図やいろいろな資料等を準備して下さったり、真壁の歴史やおひな様を説明して下さったりと、大勢の方に御協力頂いたことは、大変幸せだと思います。
<後日の共想法>
3月4日には、「街並み」、「食べ物/おみやげ」、「歴史/自然」の三つのテーマで共想法を開催しました。見学してから一週間でしたが、随分日にちが経ったように感じました。共想法にご参加の皆様は、思い出すように楽しかった話を沢山して下さいました。見学と共想法を組み合わせる、共想法の新しい進め方が、また一つ増えました。

真壁のひなまつり共想法
目的は、見学と共想法を組み合わせた新しいプログラムをつくることです。茨城県桜川市真壁町のひなまつりを見学し、一週間後の3月4日、千葉県柏市の介護予防センターほのぼのプラザますおに於いて、共想法を行いました。交通が不便な場所であっても、足が悪い人でも参加しやすいよう、バスを使って現地まで往復する進め方を試しました。
<行きのバス>
バスには、東武野田線増尾駅から6名、JR常磐線柏駅から 15名乗り込み、合計21名がルンルン気分で、時間通り9時に柏を出発しました。バスの座席はあらかじめグループがまとまって座れるように、名入りの袋が置いてあります。中に、真壁町出身の市民研究員、永田映子さんが集めて下さった、詳しい地図やいろんな資料が入っていて、見学ルートについて相談出来るよう、細かく配慮されていました。

バスの中で一日の流れの説明
高速道路に入ってからは、以下のことを実施しました。
・司会を担当した市民研究員、根岸勝壽さんより、一日の流れの説明(配布資料使用)
・大武先生の開会挨拶、街歩き共想法のポイントと趣旨説明
−できるだけ独自の視点で世界を見て、写真と話題を用意すること
−今回のバス研修は、千葉大学後援で、街歩き共想法の実践研究である
・参加者確認、名簿を確認しながら、グループリーダーが、名簿番号のSDカードを渡す
・デジカメに渡されたSDカードを入れ、各自動作確認を兼ね自分で自分を記念撮影
・グループ毎に、グループリーダーの連絡先確認
・全員、簡単に自己紹介
・地図を用いて、真壁のひなまつりの主な見所の説明(配布資料使用)
・バスを降りる直前に歩数計確認、歩数記入
予定通り、11時に真壁町庁舎駐車場に到着し、真壁町で開催されている共想法参加者のY.H.さんと合流しました。柏からバスで参加した殆どの皆さんは、真壁町は初めての方が多く、全く土地勘は有りませんでしたので、Y.H.さんの参加は大変助かりました。バスを降りてからは、昼食に全員集合する以外、5名または6名ずつの4つのグループ毎に見学しました。

桜川市真壁市町庁舎駐車場に到着、バスを降りグループ毎に見学開始
<真壁町にて>
真壁家は、平安時代末期から戦国時代まで約430年の歴史が有り、真壁町の基礎を築きました。206軒もの商家や民家に、江戸時代から平成まで伝えられている、さまざまなおひな様が所狭しと飾られ、数多くの見学客で賑わいを見せていました。

江戸時代(面は貝殻)から平成までのおひな様
真壁町は、おひな様だけでなく、街並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されていて、国の登録有形文化財に選定されている歴史的建造物が多くあります。昔の城下町の風情を残し、鍵の手に作られた町割りや、旧家の長屋門、店舗・住居を兼ねた見世蔵、土蔵等を沢山見ることが出来ました。

潮田家住宅 見世蔵

細谷家住宅 長屋門
現在、町の人口は約2万人ですが、ひな祭りの期間中に真壁を訪れる観光客は10万人を超えると言う事です。テレビの影響もあってか、年々盛んになるようです。3月3日を過ぎると、片付けが始まるのですが、これがひどく大変と仰っていましたので、暫く飾っていたら如何ですか?とお尋ねしたら、誰も見る人がいなくなるので片付けるのだそうです。宝物のおひな様を褒めて、眺めて頂けるから、飾って嬉しいのでしょうね。
老舗の伊勢屋旅館にて昼食をとり、すいとん、五目ちらし、みそおでんを楽しみました。お食事中、真壁町で開催されている共想法参加者のK.O.さんが、真壁のひなまつりの歴史について語り、おみやげに和菓子まで下さりました。住民の発案で始まり、年々盛り上がっている真壁のひなまつりは、町おこしの成功例として、参考になります。
お菓子屋さん、小物屋さんでお土産を買い、酒蔵で試飲し、私以外の皆様は甘酒やコロッケに舌鼓を打ち、楽しく真壁町を堪能出来た一日でした。最後にユニークな屋台の焼き芋屋さん。美味しい焼き芋をたらふくご馳走になりましたが、食べるのに夢中で、焼き芋の写真を撮るのを忘れてしまった事が残念でした。
どの方も、良い思い出がいっぱいだったと見え、満足そうな顔が印象的でした。
<帰りのバス>
帰りのバスでは、以下のことを実施しました。
・乗車したら直ぐ、歩数計確認、歩数記入
・ベスト3の写真の番号と、そのテーマを、配布資料に記入
・ベスト3の写真が決まった人から、SDカード、配布資料をグループリーダーに提出
・翌週の共想法の案内(3月4日)
・真壁での体験を、日常生活に活かす方法について、大武先生より解説
−旅人になったつもりで、家に帰ってからも身近なものごとを観察すること
−気づいたことを、沢山写真に撮ること
高速道路を降り、そろそろ柏が近づいた頃、今回の計画を担当した市民研究員の、閉会の挨拶が有りました。時間に正確で怪我人なし、楽しく大満足なバス研修でした。
この様に素晴らしい研修が出来たのは、全般計画を立てて下さった二人の市民研究員と、真壁在住の参加者がいらした事、お天気に恵まれた事でしょうか。詳しい地図やいろいろな資料等を準備して下さったり、真壁の歴史やおひな様を説明して下さったりと、大勢の方に御協力頂いたことは、大変幸せだと思います。
<後日の共想法>
3月4日には、「街並み」、「食べ物/おみやげ」、「歴史/自然」の三つのテーマで共想法を開催しました。見学してから一週間でしたが、随分日にちが経ったように感じました。共想法にご参加の皆様は、思い出すように楽しかった話を沢山して下さいました。見学と共想法を組み合わせる、共想法の新しい進め方が、また一つ増えました。

真壁のひなまつり共想法
市民研究員 佐藤由紀子記
TBSのドキュメンタリー番組、夢の扉+で、「"楽しい会話"の力でさらば!認知症」と題し、共想法が特集されました。放映時間は、2014年2月9日(日)の18:30からでした。1週間前の2月2日夜7時過ぎに、都内の友人から、「来週は共想法特集ですって」と電話を受け、間もなく長崎県から「夢の扉+で次回は共想法特集と予告あり」とメールがありました。2月9日放映後の反響が予想されて、本番を心待ちしておりました。
夢の扉+特集番組が終了すると、その日のうちにメールで問い合わせが10通近くありました。その後も続々と問合せがあります。
主な質問を、下記のようにまとめました。どの方にも、共想法に関する最新情報を確実に受け取ることができる、賛助会員の制度をご案内し、多くの方にご入会頂きました。
Q 東京近郊の説明会があったら参加したい (3件)
A開催日が決まりましたらご連絡差し上げます。
Q 共想法の活動に参加したい (2件)
A千葉県内もしくは千葉県に近い場合:千葉県柏市増尾にある介護予防センターほのぼのプラザで継続的に開催されている共想法をご案内します。
千葉県から遠い場合(名古屋など):上京時にご連絡頂ければ、ご見学頂けます。/将来、参加できる場が近隣にできましたら、ご案内します。
Q 埼玉県に共想法の研究拠点があるか?
A 東武動物公園のある埼玉県宮代町にて、NPO法人きらりびとみやしろが、NPO法人ほのぼの研究所との協働事業として、共想法を実施しています。
Q 共想法の社会への普及に参加したい。土日のみ参加できる。
A 情報発信など、なんらかの形で運営に携わって頂けるとうれしいです。週末に開催する行事の際には、ご案内します。
Q 案内などを送って欲しい
A 送付します。
Q 共想法について詳しく学びたい
A 書籍「介護に役立つ共想法」をご覧下さい。
Q 共想法を介護施設等で実施してみたい
A NPO法人ほのぼの研究所事務局にご連絡下さい。書籍に書かれていない最新の実施のポイントなどもあります。共想法は、情報通信システムが発達した時代に生まれた新技術です。協働事業として、実施に携わる方と知識、知見を共有し、共同研究する形で進めており、常に進化しています。
介護予防センターほのぼのプラザますおでの共想法撮影の様子
問い合わせのあった方々の居住地域は、北から南へ、北海道室蘭市/北海道石狩郡当別町/岩手県盛岡市/長野県上田市、佐久市、飯田市/埼玉県狭山市、さいたま市/千葉県柏市、流山市、松戸市、市川市、千葉市/東京都青梅市、練馬区、杉並区、世田谷区、大田区、/神奈川県川崎市、大和市/愛知県名古屋市/京都府京都市/大阪府大阪市/兵庫県宝塚市、西宮市、神戸市/徳島県三好市/熊本県熊本市、天草市と、全国各地からです。この他、千葉大学大武研究室への問い合わせも多数あります。
2月18日の、ほのぼの研究所継続コース共想法には、さっそく近郊にお住まいの4名の方が、見学に見えました。
この他、個人宛に受け取った郵便の中から、2通をご紹介します。
NPO法人きらりびとみやしろにおける共想法撮影の様子
夢は、防ぎうる認知症にかからない社会を作ること。人間ってすごい!もっと人間のことを知りたい。どこかに眠る答えを探したい。大切な記憶を奪う病気から高齢者を守りたい。
7年前、ほのぼのとした社会を作りたいと、ほのぼの研究所を立ち上げたのが、大武美保子先生です。先生が日ごろから大切にしているのは「人と人とを丁寧に繋げていくこと」です。
ぎんさんの娘さんたちの会話から「笑顔と笑いの法則」を見つけられ、笑いを誘うロボット「ぼのちゃん」を開発しています。
大武先生は未来に向かって走り続けます。

笑いを誘うロボット「ぼのちゃん」撮影の様子
2014年2月9日放送 夢の扉+
あの“ぎんさん”の娘姉妹に学ぶ「認知症予防法」
ヒミツは、“おしゃべり”!? 会話+写真+工学で病に挑む!
ドリームメーカー:
千葉大学大学院 工学研究科 准教授/工学博士/大武美保子さん
夢の扉の鍵
「答えは色んな所に眠っている 気づかないだけ」
最後になりましたが、
撮影クルーの皆様、共想法参加者の素敵な笑顔をたくさん撮影下さり、
制作スタッフの皆様、分かりやすく伝えて下さり、
ありがとうございました。
TBS「夢の扉+」2014年2月9日 #140「"楽しい会話"の力でさらば!認知症」予告編YouTube動画
夢の扉+特集番組が終了すると、その日のうちにメールで問い合わせが10通近くありました。その後も続々と問合せがあります。
主な質問を、下記のようにまとめました。どの方にも、共想法に関する最新情報を確実に受け取ることができる、賛助会員の制度をご案内し、多くの方にご入会頂きました。
Q 東京近郊の説明会があったら参加したい (3件)
A開催日が決まりましたらご連絡差し上げます。
Q 共想法の活動に参加したい (2件)
A千葉県内もしくは千葉県に近い場合:千葉県柏市増尾にある介護予防センターほのぼのプラザで継続的に開催されている共想法をご案内します。
千葉県から遠い場合(名古屋など):上京時にご連絡頂ければ、ご見学頂けます。/将来、参加できる場が近隣にできましたら、ご案内します。
Q 埼玉県に共想法の研究拠点があるか?
A 東武動物公園のある埼玉県宮代町にて、NPO法人きらりびとみやしろが、NPO法人ほのぼの研究所との協働事業として、共想法を実施しています。
Q 共想法の社会への普及に参加したい。土日のみ参加できる。
A 情報発信など、なんらかの形で運営に携わって頂けるとうれしいです。週末に開催する行事の際には、ご案内します。
Q 案内などを送って欲しい
A 送付します。
Q 共想法について詳しく学びたい
A 書籍「介護に役立つ共想法」をご覧下さい。
Q 共想法を介護施設等で実施してみたい
A NPO法人ほのぼの研究所事務局にご連絡下さい。書籍に書かれていない最新の実施のポイントなどもあります。共想法は、情報通信システムが発達した時代に生まれた新技術です。協働事業として、実施に携わる方と知識、知見を共有し、共同研究する形で進めており、常に進化しています。

介護予防センターほのぼのプラザますおでの共想法撮影の様子
問い合わせのあった方々の居住地域は、北から南へ、北海道室蘭市/北海道石狩郡当別町/岩手県盛岡市/長野県上田市、佐久市、飯田市/埼玉県狭山市、さいたま市/千葉県柏市、流山市、松戸市、市川市、千葉市/東京都青梅市、練馬区、杉並区、世田谷区、大田区、/神奈川県川崎市、大和市/愛知県名古屋市/京都府京都市/大阪府大阪市/兵庫県宝塚市、西宮市、神戸市/徳島県三好市/熊本県熊本市、天草市と、全国各地からです。この他、千葉大学大武研究室への問い合わせも多数あります。
2月18日の、ほのぼの研究所継続コース共想法には、さっそく近郊にお住まいの4名の方が、見学に見えました。
この他、個人宛に受け取った郵便の中から、2通をご紹介します。
- 以前から共想法について伺っていたので、より詳しく理解出来ました。認知症予防の科学的研究として注目されているようですね。大武美保子先生もすてきな先生ですね。ぎんさんの娘さんたちの会話から、人と交わる会話の重要性もよく理解出来ました。私が参加している東村山の“いきいきシニア“という会はそれが中心です。科学的な面は弱いですが、引きこもり防止の効果はあると思いました。笑顔の大切さ、先生が言われた楽しいひと時をもつこと・年をとっても怖くない、そうありたいです。(81歳男性)
- 「共想法の意味がよくわかりました。認知に対しても脳の活性化が大切であることがぎんさんの娘さんたちの楽しそうな会話から伝わってきました。(88歳女性)

NPO法人きらりびとみやしろにおける共想法撮影の様子
TBS「夢の扉+」2014年2月9日OA #140「"楽しい会話"の力でさらば!認知症」の未放送映像 YouTube動画
夢は、防ぎうる認知症にかからない社会を作ること。人間ってすごい!もっと人間のことを知りたい。どこかに眠る答えを探したい。大切な記憶を奪う病気から高齢者を守りたい。
7年前、ほのぼのとした社会を作りたいと、ほのぼの研究所を立ち上げたのが、大武美保子先生です。先生が日ごろから大切にしているのは「人と人とを丁寧に繋げていくこと」です。
ぎんさんの娘さんたちの会話から「笑顔と笑いの法則」を見つけられ、笑いを誘うロボット「ぼのちゃん」を開発しています。
大武先生は未来に向かって走り続けます。

笑いを誘うロボット「ぼのちゃん」撮影の様子
2014年2月9日放送 夢の扉+
あの“ぎんさん”の娘姉妹に学ぶ「認知症予防法」
ヒミツは、“おしゃべり”!? 会話+写真+工学で病に挑む!
ドリームメーカー:
千葉大学大学院 工学研究科 准教授/工学博士/大武美保子さん
夢の扉の鍵
「答えは色んな所に眠っている 気づかないだけ」
最後になりましたが、
撮影クルーの皆様、共想法参加者の素敵な笑顔をたくさん撮影下さり、
制作スタッフの皆様、分かりやすく伝えて下さり、
ありがとうございました。
ほのぼの研究所市民研究員 田口良江
2014年2月8日(土)14:00-16:30、生涯学習講座「共想法体験〜写真を使って、会話をしよう〜」が台東区生涯学習センター5F研修室において、台東区教育委員会主催で開催されました。
この講座は、高齢者施設ボランティアの養成を目指す、連続五回の生涯学習講座の第二回として開催されました。最終回の第五回では、実際に介護施設にて実習を行います。第二回の目的は、初対面の高齢者と効果的にコミュニケーションを図る方法の一つとして、受講者が共想法を学ぶことです。台東区研修担当の方が、大武美保子著「介護に役立つ共想法」を読み、共想法のことを知ったことがきっかけで、開催の運びとなりました。

複合施設、台東区生涯学習センター
以下、実施状況をご報告いたします。
参加者は、受講者5名(2名欠席)、生涯学習課研修担当3名、大武先生、市民研究員5名、合計14名でした。会場は、参加者が十分入れるような広さで、スクリーンも設置され、窓からの眺望も楽しめる、落ち着いた豊かな環境でした。
この日の天候は開催日の夜半から当日は、天気予報通り、吹雪と積雪の荒天候に見舞われ、一時、予定通りの内容での開催が危ぶまれるような状況でした。研修担当の方からは、天候状況にあわせ、その時点、時点で、交通状況や参加者一人ひとりの状況を把握した対応や、温かいお茶のもてなし等、きめ細やかなご配慮がありました。

当日、会場からの雪景色
以下は当日の流れです。
13:30 研究員集合、講座用の資料の配布準備、椅子とテーブルを共想法用に配置、プロジェクタ設置の準備等を行いました。
配布資料は、1.レジメ、2.ケアワーク2012年9月号「ふれあい共想法で認知症予防を」、3.アンケート2件(共想法体験、講演会に関して)、4.チラシ2件(真壁ひなまつり共想法、谷中で共想法)、5.ほの研通信15号と、最新版の資料でした。

講座用に配布した資料と回覧した書籍「介護に役立つ共想法」
14:00 講座開始
1.はじめのあいさつ 台東区研修担当の方より 連絡事項・紹介
2.講座、講師大武先生
以下、レジメに沿ってテキストや動画、その他の資料を活用し、進められました。
1) 配布資料確認、自己紹介(ほのぼの研究所市民研究員、受講者) 、動画上映
2)高齢者にとってのコミュニケーション
3)介護施設で初めて出会う高齢者の方と会話をするきっかけを作るひとつの方法である共想法、書籍「介護に役立つ共想法」回覧
4)共想法の実施手順、動画上映
15:00 休憩
その間、写真を当日持ってきた方の写真をシステムに登録しました。
5)共想法体験 1人 写真1枚、話題提供時間1分、質疑応答時間2分
1回目 テーマ 「谷中」、PC司会:田崎
参加者:大武先生、研究員…田口、松村、永田、清水
2回目 テーマ「近所」(台東区) 、PC司会:大武先生
参加者 受講者…K.Tさん、K.Hさん、Y.N.さん、K.Sさん

受講者Y.N.さんの話題提供「言問橋からのスカイツリー」
6)介護施設での実習に向けて、まとめ
7)質疑応答
3.終了あいさつ 台東区研修担当の方より 連絡事項
16:30 講座終了
講座の前半、全員の自己紹介では、参加された受講者の方には、受講したきっかけや、期待するものなどを紹介していただき、交流が図られていました。傾聴を学んでいる方が多いことが分かりました。特に、大武先生とほのぼの研究所の紹介として、講座翌日の2月9日に放送されたTBS「夢の扉+」の「楽しい会話でさらば!認知症」の予告動画の上映も行いました。
4)共想法の実施手順では、介護老人保健施設マカベシルバーピアの動画上映を行いました。熱心に受講されていた受講者の中からは、「興味があるが遠慮がちな高齢者は、共想法に参加しているのか?」、といった、的確な質問が出ました。この質問には、実施者の永田さんが、「そのような方は、まず見学頂いて、入院などにより欠員が出た時に参加頂けるよう、工夫している」、と具体的にお答えしました。参加者が自然に引き込まれた1時間だったのではないでしょうか。
講座後半の5) 共想法体験では、写真が持ってこなかった受講者も会話に参加できるように、その方に適した話題のタイミングのところで、入ってこられるように、振ってみられました。そのことで、見学から参加へと話の輪が広がりました。共想法は、実施者の対応の仕方によって、皆が参加して楽しめることを、体験を通して伝えました。共想法を行ってからは、参加者一人ひとりの存在をより意識し、打ち解けた雰囲気が流れだしたように感じられました。

共想法後の打ち解けた雰囲気
6)介護施設での実習に向けて、以下のまとめがありました。
(1)共想法という、良く知らない方とでも会話をしやすくする方法がある。
(2)写真を使うと、良く知らない方とでもスムースに話をすることができる。
(3)共想法を活用(応用)して、実習やボランティア活動に役立てることができる。
7)質疑応答のところでは、受講者の方から、「共想法で提供された話題に対する質問について、話題提供者以外の人が答えてもよいのか?」といった質問がだされました。それに対して、大武先生は、話題提供をみんなで会話を楽しむための「呼び水」に喩えた上で、「呼び水から、参加者の皆さんで話を膨らませながら会話を盛り上げて行くので、一つの話題に対し、できるだけ多くの参加者が発言するのがよい」ということでした。講座は、時間があっという間にすぎたように感じられたのではないでしょうか。閉講後も残られて、先生と質疑応答が続き、そこでも、とても意欲的な姿に出会えました。

講座風景
即日、受講者の方から、話題の200字要旨が、研修担当の方からは、今回の研修に対する熱い思いが寄せられました。天候は厳しかった替わりに、得ることが多い出前講座を行うことができました。今回の講座が介護施設での実習にお役に立つようにと祈っております。
ここで余談となりますが、講座のお話があった時、ほのぼの研究所は、初の試みとして、街歩きと組み合わせた共想法を、台東区浅草で開催する案を練っていたところでした。その台東区からの連絡でしたので、びっくりしました。星の巡り会わせでしょうか。その後、浅草ではなく、谷中で開催することができました。詳しくは、「谷中共想法 実施報告」をご参照下さい。
報告の最後になりましたが、今回の講座を開催するにあたり、多大なご支援とご協力をくださいました、台東区教育委員会関係の方々に、ほのぼの研究所一同より心から感謝とお礼を申し上げます。
この講座は、高齢者施設ボランティアの養成を目指す、連続五回の生涯学習講座の第二回として開催されました。最終回の第五回では、実際に介護施設にて実習を行います。第二回の目的は、初対面の高齢者と効果的にコミュニケーションを図る方法の一つとして、受講者が共想法を学ぶことです。台東区研修担当の方が、大武美保子著「介護に役立つ共想法」を読み、共想法のことを知ったことがきっかけで、開催の運びとなりました。

複合施設、台東区生涯学習センター
以下、実施状況をご報告いたします。
参加者は、受講者5名(2名欠席)、生涯学習課研修担当3名、大武先生、市民研究員5名、合計14名でした。会場は、参加者が十分入れるような広さで、スクリーンも設置され、窓からの眺望も楽しめる、落ち着いた豊かな環境でした。
この日の天候は開催日の夜半から当日は、天気予報通り、吹雪と積雪の荒天候に見舞われ、一時、予定通りの内容での開催が危ぶまれるような状況でした。研修担当の方からは、天候状況にあわせ、その時点、時点で、交通状況や参加者一人ひとりの状況を把握した対応や、温かいお茶のもてなし等、きめ細やかなご配慮がありました。

当日、会場からの雪景色
以下は当日の流れです。
13:30 研究員集合、講座用の資料の配布準備、椅子とテーブルを共想法用に配置、プロジェクタ設置の準備等を行いました。
配布資料は、1.レジメ、2.ケアワーク2012年9月号「ふれあい共想法で認知症予防を」、3.アンケート2件(共想法体験、講演会に関して)、4.チラシ2件(真壁ひなまつり共想法、谷中で共想法)、5.ほの研通信15号と、最新版の資料でした。

講座用に配布した資料と回覧した書籍「介護に役立つ共想法」
14:00 講座開始
1.はじめのあいさつ 台東区研修担当の方より 連絡事項・紹介
2.講座、講師大武先生
以下、レジメに沿ってテキストや動画、その他の資料を活用し、進められました。
1) 配布資料確認、自己紹介(ほのぼの研究所市民研究員、受講者) 、動画上映
2)高齢者にとってのコミュニケーション
3)介護施設で初めて出会う高齢者の方と会話をするきっかけを作るひとつの方法である共想法、書籍「介護に役立つ共想法」回覧
4)共想法の実施手順、動画上映
15:00 休憩
その間、写真を当日持ってきた方の写真をシステムに登録しました。
5)共想法体験 1人 写真1枚、話題提供時間1分、質疑応答時間2分
1回目 テーマ 「谷中」、PC司会:田崎
参加者:大武先生、研究員…田口、松村、永田、清水
2回目 テーマ「近所」(台東区) 、PC司会:大武先生
参加者 受講者…K.Tさん、K.Hさん、Y.N.さん、K.Sさん

受講者Y.N.さんの話題提供「言問橋からのスカイツリー」
6)介護施設での実習に向けて、まとめ
7)質疑応答
3.終了あいさつ 台東区研修担当の方より 連絡事項
16:30 講座終了
講座の前半、全員の自己紹介では、参加された受講者の方には、受講したきっかけや、期待するものなどを紹介していただき、交流が図られていました。傾聴を学んでいる方が多いことが分かりました。特に、大武先生とほのぼの研究所の紹介として、講座翌日の2月9日に放送されたTBS「夢の扉+」の「楽しい会話でさらば!認知症」の予告動画の上映も行いました。
4)共想法の実施手順では、介護老人保健施設マカベシルバーピアの動画上映を行いました。熱心に受講されていた受講者の中からは、「興味があるが遠慮がちな高齢者は、共想法に参加しているのか?」、といった、的確な質問が出ました。この質問には、実施者の永田さんが、「そのような方は、まず見学頂いて、入院などにより欠員が出た時に参加頂けるよう、工夫している」、と具体的にお答えしました。参加者が自然に引き込まれた1時間だったのではないでしょうか。
講座後半の5) 共想法体験では、写真が持ってこなかった受講者も会話に参加できるように、その方に適した話題のタイミングのところで、入ってこられるように、振ってみられました。そのことで、見学から参加へと話の輪が広がりました。共想法は、実施者の対応の仕方によって、皆が参加して楽しめることを、体験を通して伝えました。共想法を行ってからは、参加者一人ひとりの存在をより意識し、打ち解けた雰囲気が流れだしたように感じられました。

共想法後の打ち解けた雰囲気
6)介護施設での実習に向けて、以下のまとめがありました。
(1)共想法という、良く知らない方とでも会話をしやすくする方法がある。
(2)写真を使うと、良く知らない方とでもスムースに話をすることができる。
(3)共想法を活用(応用)して、実習やボランティア活動に役立てることができる。
7)質疑応答のところでは、受講者の方から、「共想法で提供された話題に対する質問について、話題提供者以外の人が答えてもよいのか?」といった質問がだされました。それに対して、大武先生は、話題提供をみんなで会話を楽しむための「呼び水」に喩えた上で、「呼び水から、参加者の皆さんで話を膨らませながら会話を盛り上げて行くので、一つの話題に対し、できるだけ多くの参加者が発言するのがよい」ということでした。講座は、時間があっという間にすぎたように感じられたのではないでしょうか。閉講後も残られて、先生と質疑応答が続き、そこでも、とても意欲的な姿に出会えました。

講座風景
即日、受講者の方から、話題の200字要旨が、研修担当の方からは、今回の研修に対する熱い思いが寄せられました。天候は厳しかった替わりに、得ることが多い出前講座を行うことができました。今回の講座が介護施設での実習にお役に立つようにと祈っております。
ここで余談となりますが、講座のお話があった時、ほのぼの研究所は、初の試みとして、街歩きと組み合わせた共想法を、台東区浅草で開催する案を練っていたところでした。その台東区からの連絡でしたので、びっくりしました。星の巡り会わせでしょうか。その後、浅草ではなく、谷中で開催することができました。詳しくは、「谷中共想法 実施報告」をご参照下さい。
報告の最後になりましたが、今回の講座を開催するにあたり、多大なご支援とご協力をくださいました、台東区教育委員会関係の方々に、ほのぼの研究所一同より心から感謝とお礼を申し上げます。
市民研究員 清水きよみ
ほのぼの研究所では、話題探しのコツを楽しみながら学ぶことを目的として、街歩きと共想法を組み合わせた新しい企画に取り組んでいます。初めての取り組みとして、台東区役所のご協力を得て、朝から昼過ぎにかけて台東区谷中を散策し、午後、谷中区民館で共想法を行いました。街歩きしたグループ毎に報告します。歩く速さにあわせて、「ゆっくりグループ」、「ぶらりグループ」、「健脚グループ」の3グループができました。今回は、「健脚グループ」からの実施報告です。
企画全体の報告については、谷中共想法 実施報告をご覧下さい。
実施日:2013.01.18(火) AM10:00〜PM16:30
参加者:男性6名、女性1名の7名
実施内容:
私達健脚グループは、谷根千すべてを回ろうと、地図の縁をたどってみることにしました。
AM10:00 日暮里駅を出発。谷中の案内板の前で自己紹介をビデオ撮影。
御殿坂を登り、夕焼けだんだんを下り、谷中銀座に入りました。

夕焼けだんだん

谷中銀座商店街入口
色々なお店を見ていると、時間のたつのが早かったです。早速おやつ兼朝食を買われた方もいたようです。
AM10:50 谷中銀座を抜け、よみせ通りを左折すると饅頭屋がありました。
ここでおやつに、10円饅頭を買いました。

10円饅頭屋さん
笑吉の指人形を見て時計を見ると早11時を過ぎており、人形公演の見学は次の機会にして、団子坂を上り、森鴎外記念館に立ち寄りましたが、ここもじっくり見たら予定時間までに回り切れないことがわかっているので、中庭を通り抜けて塩見公園より根津神社を目指すことにしました。この塩見公園は、その昔はここから東京湾が見渡せ、船の出入りが見えたことからこの名がついたと、案内に書いてありました。それにしても平地の少ない坂ばかりの町でした。

森鴎外記念館

根津神社
AM11:15 根津神社到着、本殿に参拝して本日の共想法に参加の皆様のご健康をお祈りし、池のカメさんの甲羅干しを見ながら、あかじ坂を登り次の大名時計博物館に向かいました。ここも中には入らずに、表にある勝山藩下屋敷跡の石碑を見て、路地を抜けて言問通りへと向かい、途中に幹回り約3M位ある大ヒマラヤスギの木を抱いたお家の前を通りました。

甲羅干しのカメ
AM11:45 言問通りに面したカヤバ珈琲店を見つけ、昼食休憩をとることにしました。昼食は、A,B,C,Dのランチがあり、値段は、コーヒー付きで900円とリーズナブルでした。2階の和室でちゃぶ台を囲んでの食事もたいへんおいしかったです。

ランチタイム
路地の向いは、下町風俗資料館付設展示場(旧吉田屋酒店)になっており、古民家が残されていました。このお家も年代物の家でした。

旧吉田酒店
PM12:20 カヤバ珈琲店を出て谷中で最後まで営業していたという銭湯の建屋を見て、築地塀のある観音寺に行き、塀を見ながら谷中区民会館へと向かいました。
到着は、PM1:00過ぎだったと記憶しています。
途中休憩をはさみ3時間での谷根千散歩は、少し忙しかったようにも思います。ちなみに私の歩いた歩数は、約10,000歩でした。
幼少の頃(6歳まで)ここ初音町に住んでいたというM.N.さんの案内が周到で、大変助かりました。M.N.さん有難うございました。
企画全体の報告については、谷中共想法 実施報告をご覧下さい。
実施日:2013.01.18(火) AM10:00〜PM16:30
参加者:男性6名、女性1名の7名
実施内容:
私達健脚グループは、谷根千すべてを回ろうと、地図の縁をたどってみることにしました。
AM10:00 日暮里駅を出発。谷中の案内板の前で自己紹介をビデオ撮影。
御殿坂を登り、夕焼けだんだんを下り、谷中銀座に入りました。

夕焼けだんだん

谷中銀座商店街入口
色々なお店を見ていると、時間のたつのが早かったです。早速おやつ兼朝食を買われた方もいたようです。
AM10:50 谷中銀座を抜け、よみせ通りを左折すると饅頭屋がありました。
ここでおやつに、10円饅頭を買いました。

10円饅頭屋さん
笑吉の指人形を見て時計を見ると早11時を過ぎており、人形公演の見学は次の機会にして、団子坂を上り、森鴎外記念館に立ち寄りましたが、ここもじっくり見たら予定時間までに回り切れないことがわかっているので、中庭を通り抜けて塩見公園より根津神社を目指すことにしました。この塩見公園は、その昔はここから東京湾が見渡せ、船の出入りが見えたことからこの名がついたと、案内に書いてありました。それにしても平地の少ない坂ばかりの町でした。

森鴎外記念館

根津神社
AM11:15 根津神社到着、本殿に参拝して本日の共想法に参加の皆様のご健康をお祈りし、池のカメさんの甲羅干しを見ながら、あかじ坂を登り次の大名時計博物館に向かいました。ここも中には入らずに、表にある勝山藩下屋敷跡の石碑を見て、路地を抜けて言問通りへと向かい、途中に幹回り約3M位ある大ヒマラヤスギの木を抱いたお家の前を通りました。

甲羅干しのカメ
AM11:45 言問通りに面したカヤバ珈琲店を見つけ、昼食休憩をとることにしました。昼食は、A,B,C,Dのランチがあり、値段は、コーヒー付きで900円とリーズナブルでした。2階の和室でちゃぶ台を囲んでの食事もたいへんおいしかったです。

ランチタイム
路地の向いは、下町風俗資料館付設展示場(旧吉田屋酒店)になっており、古民家が残されていました。このお家も年代物の家でした。

旧吉田酒店
PM12:20 カヤバ珈琲店を出て谷中で最後まで営業していたという銭湯の建屋を見て、築地塀のある観音寺に行き、塀を見ながら谷中区民会館へと向かいました。
到着は、PM1:00過ぎだったと記憶しています。
途中休憩をはさみ3時間での谷根千散歩は、少し忙しかったようにも思います。ちなみに私の歩いた歩数は、約10,000歩でした。
幼少の頃(6歳まで)ここ初音町に住んでいたというM.N.さんの案内が周到で、大変助かりました。M.N.さん有難うございました。
健脚グループリーダー 市民研究員 根岸勝壽