ほの研ブログ - ほの研日誌カテゴリのエントリ
第一回の特別講演会の報告を、当研究所の市民研究員である長井瑛さんに書いていただきました。開催後に速報としてまとめられたものですが、本日掲載出来ましたのでご覧ください。
2009年10月9日、さわやかちば県民プラザに、野村豊子先生(東洋大学ライフデザイン学部教授)を外部講師にお迎えして、「回想と生きがい−回想法に学ぶ−」の講演会を開催致しました。当日は台風一過の秋晴れに恵まれ20数名の方にご参加頂きました。
第一回特別講演会
回想法は数十年の歴史を持つ手法ですが、沢山の図表や写真を使って約1時間半に亘り、一寸駆け足でしたがわかり易く説明頂きました。印象に残ったお話は「高齢者は何々が出来る」という視点から、回想法を通じた高齢者ケアを実践されていると言うことでした。この「何々」には、変わることや学ぶことなどが入ります。我々の共想法とは相似点、相違点が色々あり、11月には、当研究所の所長が国際回想法学会で共想法について発表します。(編者注:講演会開催時点では発表前でした。)
東洋大学ライフデザイン学部教授 野村豊子先生
講演会のあとは、野村豊子先生を囲んでの記念撮影の後、会場内のレストランで、有志10数名で講師を囲み、約1時間懇親会、もとい、座直りを行い、盛会裏に終了致しました。行事の後に参加者や開催者が打ち解けて交流する茶話会を、岩手県では「座直り(ざなおり)」というそうです。野村先生に教わりました。
野村豊子先生を囲んで
座直り(懇親会)の様子
2009年10月9日、さわやかちば県民プラザに、野村豊子先生(東洋大学ライフデザイン学部教授)を外部講師にお迎えして、「回想と生きがい−回想法に学ぶ−」の講演会を開催致しました。当日は台風一過の秋晴れに恵まれ20数名の方にご参加頂きました。
第一回特別講演会
回想法は数十年の歴史を持つ手法ですが、沢山の図表や写真を使って約1時間半に亘り、一寸駆け足でしたがわかり易く説明頂きました。印象に残ったお話は「高齢者は何々が出来る」という視点から、回想法を通じた高齢者ケアを実践されていると言うことでした。この「何々」には、変わることや学ぶことなどが入ります。我々の共想法とは相似点、相違点が色々あり、11月には、当研究所の所長が国際回想法学会で共想法について発表します。(編者注:講演会開催時点では発表前でした。)
東洋大学ライフデザイン学部教授 野村豊子先生
講演会のあとは、野村豊子先生を囲んでの記念撮影の後、会場内のレストランで、有志10数名で講師を囲み、約1時間懇親会、もとい、座直りを行い、盛会裏に終了致しました。行事の後に参加者や開催者が打ち解けて交流する茶話会を、岩手県では「座直り(ざなおり)」というそうです。野村先生に教わりました。
野村豊子先生を囲んで
座直り(懇親会)の様子
さる7月14日さわやかちば県民プラザで、ほのぼの研究所二周年記念の講演会と交流会が、開催されました。 当日はちょうど梅雨明け初日と天候にも恵まれ、さわやかちば県民プラザ所長森村隆二様、柏市医師会会長宮地直丸様、柏市介護予防センターほのぼのプラザますお所長秋谷敏雄様、科学技術振興機構森壮一様をご来賓に迎え、県民プラザの大研修室が一杯になるほどの盛況でした。
この記念行事の報告を、当研究所の市民研究員である塚脇章生さんに書いていただきましたので、ここに掲載致します。
<ほのぼの研究所二周年記念講演会>
◆代表理事 大武美保子(東京大学准教授/NPO法人ほのぼの研究所代表理事・所長)の挨拶:
今回の講演会、交流会も、ほのぼの研究所のメンバーによる手作りで準備したこと、ほのぼの研究所の開設趣旨を述べ、本日の記念行事は参加者にとって、一期一会の機会であると、交流会の有効活用を力説しました。
◆来賓 森村隆二(さわやかちば県民プラザ所長)のご挨拶:
さわやかちば県民プラザは、千葉県の生涯学習と芸術文化の拠点として1996年に設置され、昨年12月で利用者がのべ500万人を超えたとの紹介がありました。研究教育機関との連携を目指して2007年度に企画した柏の葉アカデミア講座がきっかけで、2008年、2009年度の認知症の予防連続講座が実現したとの経緯を述べ、2周年を祝されました。
県民プラザ 森村所長
◆基調講演 東京大学准教授 大武美保子
「聞く力をつけて認知症予防」と題して、認知症予防には、「知的活動で、社会ネットワークの基礎となる会話が有効であること、計画力・エピソード記憶・注意分割力の重要性を「脳のパターン化仮説」で解説。共想法のマスコットキャラクター「聞き耳うさぎ」のイラストを用いて、共想法を紹介しました。
基調講演 大武准教授
◆活動報告と今後の予定 長谷川多度(NPO法人ほのぼの研究所副代表理事・市民研究員)
報告事項として、以下の四点について述べました。
?活動開始の背景、?ほのぼの研究所の特色、?現在までの主要行事、?研究成果の公開・発信状況、?民産官学の連携研究拠点で、人材育成機関である。次に、今後の予定として、以下の三つの活動への参加を呼びかけました。
?本年10月より開講予定の認知症の予防「ミニ講座」、?10月9日の特別講演会「回想法を学ぶ」、?会員募集要領
長谷川市民研究員
◆「ふれあい共想法」の公開実施:
4つのテーマ<?好きなものごと、?ふるさと・旅行・近所の名所、?健康と食べ物、?笑いと失敗談>について、テーマごとに6名を1グループとして、合計24人それぞれが用意した写真の説明を、一人1分間で実施。質問は時間の都合で各グループ先着の3人までとし、通常週一回一ヶ月で行う共想法を、約一時間で体験しました。
24人の参加者は、これまでふれあい共想法の講座に参加した高齢者や市民研究員の他、ふれあい共想法に興味を持つ大学生や、企業の開発者、柏市役所の職員など多彩な顔ぶれで、多種多様な話題が飛び出しました。ぶっつけ本番で参加された方も多く、ドギマギされた場面もありましたが、会場の聴衆共々楽しいひと時でした。
共想法の公開実施
記念行事会場
<ほのぼの研究所二周年記念交流会>
記念講演会に引き続き、さわやかちば県民プラザ1階・レストラン赤坂クールポール柏の葉店にて、ほのぼの研究所設立二周年記念交流会を開催しました。
◆交流会・開会挨拶:大武美保子
3階での講演、実演をきっかけに、活発な懇談が深まることを勧められました。
◆来賓挨拶と乾杯:宮地 直丸(柏市医師会会長)
認知症は症状であり、予防には「話=会話」が重要であること、記憶・注意・計画は、それぞれ過去、現在、未来に対応し、共想法にはこれらが備わっているとコメントされました。そして、社会とつながり、活動的な80歳を目指しましょうと、励ましの言葉を頂き、コーヒーで乾杯しました。
宮地柏医師会会長
◆交流会風景:
認知症予防への思い、24人共想法での写真への質問、などなどコーヒーとケーキの懇談の1時間はアット言う間に終了しました。
交流会風景
◆中締め:上橋 泉(柏市会議員/NPO法人ほのぼの研究所監事)
ほのぼの研究所の今後の発展と参加者のご活躍を祈念し、万歳三唱でお開きとなりました。
上橋柏市会議員
以 上
この記念行事の報告を、当研究所の市民研究員である塚脇章生さんに書いていただきましたので、ここに掲載致します。
<ほのぼの研究所二周年記念講演会>
◆代表理事 大武美保子(東京大学准教授/NPO法人ほのぼの研究所代表理事・所長)の挨拶:
今回の講演会、交流会も、ほのぼの研究所のメンバーによる手作りで準備したこと、ほのぼの研究所の開設趣旨を述べ、本日の記念行事は参加者にとって、一期一会の機会であると、交流会の有効活用を力説しました。
◆来賓 森村隆二(さわやかちば県民プラザ所長)のご挨拶:
さわやかちば県民プラザは、千葉県の生涯学習と芸術文化の拠点として1996年に設置され、昨年12月で利用者がのべ500万人を超えたとの紹介がありました。研究教育機関との連携を目指して2007年度に企画した柏の葉アカデミア講座がきっかけで、2008年、2009年度の認知症の予防連続講座が実現したとの経緯を述べ、2周年を祝されました。
県民プラザ 森村所長
◆基調講演 東京大学准教授 大武美保子
「聞く力をつけて認知症予防」と題して、認知症予防には、「知的活動で、社会ネットワークの基礎となる会話が有効であること、計画力・エピソード記憶・注意分割力の重要性を「脳のパターン化仮説」で解説。共想法のマスコットキャラクター「聞き耳うさぎ」のイラストを用いて、共想法を紹介しました。
基調講演 大武准教授
◆活動報告と今後の予定 長谷川多度(NPO法人ほのぼの研究所副代表理事・市民研究員)
報告事項として、以下の四点について述べました。
?活動開始の背景、?ほのぼの研究所の特色、?現在までの主要行事、?研究成果の公開・発信状況、?民産官学の連携研究拠点で、人材育成機関である。次に、今後の予定として、以下の三つの活動への参加を呼びかけました。
?本年10月より開講予定の認知症の予防「ミニ講座」、?10月9日の特別講演会「回想法を学ぶ」、?会員募集要領
長谷川市民研究員
◆「ふれあい共想法」の公開実施:
4つのテーマ<?好きなものごと、?ふるさと・旅行・近所の名所、?健康と食べ物、?笑いと失敗談>について、テーマごとに6名を1グループとして、合計24人それぞれが用意した写真の説明を、一人1分間で実施。質問は時間の都合で各グループ先着の3人までとし、通常週一回一ヶ月で行う共想法を、約一時間で体験しました。
24人の参加者は、これまでふれあい共想法の講座に参加した高齢者や市民研究員の他、ふれあい共想法に興味を持つ大学生や、企業の開発者、柏市役所の職員など多彩な顔ぶれで、多種多様な話題が飛び出しました。ぶっつけ本番で参加された方も多く、ドギマギされた場面もありましたが、会場の聴衆共々楽しいひと時でした。
共想法の公開実施
記念行事会場
<ほのぼの研究所二周年記念交流会>
記念講演会に引き続き、さわやかちば県民プラザ1階・レストラン赤坂クールポール柏の葉店にて、ほのぼの研究所設立二周年記念交流会を開催しました。
◆交流会・開会挨拶:大武美保子
3階での講演、実演をきっかけに、活発な懇談が深まることを勧められました。
◆来賓挨拶と乾杯:宮地 直丸(柏市医師会会長)
認知症は症状であり、予防には「話=会話」が重要であること、記憶・注意・計画は、それぞれ過去、現在、未来に対応し、共想法にはこれらが備わっているとコメントされました。そして、社会とつながり、活動的な80歳を目指しましょうと、励ましの言葉を頂き、コーヒーで乾杯しました。
宮地柏医師会会長
◆交流会風景:
認知症予防への思い、24人共想法での写真への質問、などなどコーヒーとケーキの懇談の1時間はアット言う間に終了しました。
交流会風景
◆中締め:上橋 泉(柏市会議員/NPO法人ほのぼの研究所監事)
ほのぼの研究所の今後の発展と参加者のご活躍を祈念し、万歳三唱でお開きとなりました。
上橋柏市会議員
以 上
市民研究員の長谷川多度さんが、帰京後、一日で速報としてまとめられたものですが、ブログへの掲載が遅れ、本日ようやくアップロード出来ましたのでご覧ください。
期間:2009年6月17日〜19日
第1日目
蓼沼、佐藤、長谷川の3名で金刀比羅さんに参詣、発表の成功を祈願。
途中の山門で思わず万歳、本宮まで785段、到達したかどうかは企業秘密。
奥社まで1368段、勿論時間の都合で最初から棄権。
金刀比羅さん
発表の前夜祭、当セッションの全員参加。
我々を除いてほとんどの人が博士様、ああ場違いの集まりと思いきや、
和気あいあいの気の置けない面々でした、卓上の讃岐うどんにご注目。
讃岐うどん店川福本店
第2日目
6/18午前約3時間余りの11名の発表に先立ち、先ず本セッションの主宰者大武准教授の全般説明がありました。近未来チャレンジセッション「認知症予防支援サービスと忘却の科学」の複数回に亘る長期の発表会を立ち上げ、広く成果を世に問うテーマに熱い視線が集まりました。
人工知能学会
市民研究員の蓼沼さん堂々の貫録で発表、終わって質問を3問受ける。2問は難なくこなすが、3問目は..難解な脳の仕組みで先生が代わって説明、金刀比羅様の後ろ立てがあったとは言え、本当にご苦労さまでした。スクリーンは「ほのぼの内閣」。
学会発表
壺井 栄さんの有名な24の瞳の像、映画に2度なったとのこと、オリーブの島は
素朴で印象的でした。
小豆島
手を振って高速艇に乗り組む3人、積載人員150名、V=60k/h
高松港→小豆島30分、屋上の特別室を独占、鏡のような瀬戸内を
を快走する。
♪♪〜〜憧れの小豆島航路〜〜♪♪
高速艇
本旅行の白眉 祖谷渓(イヤタニ)のかつら橋です。悠然と渡るは蓼沼、佐藤のご両人で、全然ブレていないのは、日ごろほの研で修養しているためか。
休みの日は、渡れない観光客もいるほどの過熱ぶりとのこと。
かずら橋
ホテルの窓から眺めた高松城、眼の前が高松港で水城とのこと。高松市は人口約40万、
戦災で全焼し、今は美しい景観の都市に生まれかわっている。
高松城
高松港、遥か正面の山は屋島。壇の浦合戦の古戦場で有名。
それにしても平家の盛衰はまさに一炊の夢、
「祇園精舎のかねの声…….
、盛者必衰の理をあらわす」を現地で感じた旅でした。
高松港
終わり
期間:2009年6月17日〜19日
第1日目
蓼沼、佐藤、長谷川の3名で金刀比羅さんに参詣、発表の成功を祈願。
途中の山門で思わず万歳、本宮まで785段、到達したかどうかは企業秘密。
奥社まで1368段、勿論時間の都合で最初から棄権。
金刀比羅さん
発表の前夜祭、当セッションの全員参加。
我々を除いてほとんどの人が博士様、ああ場違いの集まりと思いきや、
和気あいあいの気の置けない面々でした、卓上の讃岐うどんにご注目。
讃岐うどん店川福本店
第2日目
6/18午前約3時間余りの11名の発表に先立ち、先ず本セッションの主宰者大武准教授の全般説明がありました。近未来チャレンジセッション「認知症予防支援サービスと忘却の科学」の複数回に亘る長期の発表会を立ち上げ、広く成果を世に問うテーマに熱い視線が集まりました。
人工知能学会
市民研究員の蓼沼さん堂々の貫録で発表、終わって質問を3問受ける。2問は難なくこなすが、3問目は..難解な脳の仕組みで先生が代わって説明、金刀比羅様の後ろ立てがあったとは言え、本当にご苦労さまでした。スクリーンは「ほのぼの内閣」。
学会発表
壺井 栄さんの有名な24の瞳の像、映画に2度なったとのこと、オリーブの島は
素朴で印象的でした。
小豆島
手を振って高速艇に乗り組む3人、積載人員150名、V=60k/h
高松港→小豆島30分、屋上の特別室を独占、鏡のような瀬戸内を
を快走する。
♪♪〜〜憧れの小豆島航路〜〜♪♪
高速艇
本旅行の白眉 祖谷渓(イヤタニ)のかつら橋です。悠然と渡るは蓼沼、佐藤のご両人で、全然ブレていないのは、日ごろほの研で修養しているためか。
休みの日は、渡れない観光客もいるほどの過熱ぶりとのこと。
かずら橋
ホテルの窓から眺めた高松城、眼の前が高松港で水城とのこと。高松市は人口約40万、
戦災で全焼し、今は美しい景観の都市に生まれかわっている。
高松城
高松港、遥か正面の山は屋島。壇の浦合戦の古戦場で有名。
それにしても平家の盛衰はまさに一炊の夢、
「祇園精舎のかねの声…….
、盛者必衰の理をあらわす」を現地で感じた旅でした。
高松港
終わり
ほのぼの研究所は、2007年7月に研究拠点として発足し、2008年7月には、運営組織がNPO法人化しました。この間、広報かしわを通じた公募実施、さわやかちば県民プラザでの連続講座開催など、多くの活動を行ってきました。ほの研日誌では、これまでとこれからの活動状況をお知らせします。
大武美保子(ほのぼの研究所所長)