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ほの研ブログ - 最新エントリー

 心臓に懸念があって、数百メートルごとに一休みしてでないと歩けないため、外出頻度が落ちました。すると、ますます足が弱ってきたので、階段を利用して「かかと落とし」や「踏み台昇降」を時々行います。腕力は標準なので、手摺を使っています。 病院の理学療法士も強く賛成してくれますが、なかなか継続ができません。ふと気がつくと、やらないで一週間が過ぎていることがザラです。積み重ねの努力が苦手な自身を、なだめ、なだめしながら続けることに、嫌になりますが、たかが20歩でも継続が必要だと思い直して行うことに…。

継続コース参加者 T.S.さん



階段を利用しての訓練


コメント:市民研究員 H.N.さん
加齢膝でつらい思いをしている私は、お身体のご様子もお気持ちも十分に理解できます。特に今年の酷暑はさらに外出阻止要因にもなりましたね。最近たまたま観た健康番組で、専門科の教授が、T.S.さんのような、家の中での運動も、無理をせずに徐々に続けていくことで、効果が充分に得られると言っていました。幸いにも、ご自宅には、通販の謳い文句につられてつい購入してしまう必要もない、またとない筋トレ用の立派なツールがあるとお見受けしました。めげずに、ひき続き活用なさることを、陰ながら応援しております。
 パブリカは、八百屋さんに行くと、必ず2〜3個買っています。我が家の犬も大好きで毎日生で朝と夜に食べさせます。私は半分に切ったものをトースターで焼いて皮を剥き、オリーブオイル漬けするのが大好物で、いくらでもいただけてしまいます。他にサラダ、炒め物にしても美味しいと思います。特に赤色のものは甘く、黄色は少し酸味もあるように思います。これから寒くなると、お値段が上がるのが心配です。

お江戸共想法参加者M.K. さん



大好物のパプリカ

コメント:市民研究員 K.S.さん
黄色と赤パプリカの味の食べ比べ、料理のレシピ等もとても興味深く、試させていただきますね。飼い犬もパプリカを食べているのですね、犬への愛情もたっぷりの、このレシピは真似ができそうもありませんが。抗酸化度の高いパプリカの食材が、もっと普及して求め易くなるようにと祈ります。

街歩き共想法我孫子実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NagahisaH 2024-11-17 8:00
 2024年10月28日(火)に、街歩き共想法を千葉県我孫子市で行いました。ほのぼの研究所主催の行事としては、昨年11月の流山市街に引き続き、1年振りです。晩秋とはいえ、時折酷暑の名残りの夏日が顔を出す日々が続いていましたが、当日は夜来の雨が上がり、気温も降下、集合時には少し肌寒さを感じるほどになりました。その後、街歩きをするにはほどよい気温が続き、幸いにも街歩き中は最後まで雨にも降られずに済みました。

 大武先生、新入会の方を含めた賛助会員の方々、市民研究員の総勢12人は、JR我孫子駅南口に集合後、まずは、駅前のけやきプラザ11階の展望デッキに向かいました。我孫子市街や大きな手賀沼やそれに続く利根川はもとより、筑波山や小さく見える東京のスカイツリーなどを俯瞰しました。
 その後、展望台デッキで、大武先生より、街歩き共想法の認知症予防に関する意義・効果についてのはじめの挨拶があり、いよいよ街歩きがスタート。
街歩き共想法は、写真を撮りながら歩くことで、.侫譽ぅ襪陵祝匹函↓認知症になると衰える計画力、注意分割力、体験記憶が鍛えられます。更に、今日撮った写真をその日に共想法で会話することで、G知症の症状の一つである近い過去の物忘れの予防のための訓練につながります。一石二鳥、いや三鳥にもなると言えます。

展望デッキでの大武先生のはじめの挨拶

 少人数だったため、揃って杉村楚人冠記念館に向けて出発しました。杉村楚人冠は日本の新聞に影響を与えた記者兼文筆家で、関東大震災の後この地に移り住み、地域の発展と環境保全に努めた人とのことです。
 が、暫く歩いていくうちになぜか、道に迷ってしまい、楚人冠公園にたどり着いたひとつのグループは記念館の建つ自然豊かな、個人のものとしてはかなり広大な公園のような庭を散策し、様々な植物や庭の佇まいを満喫、沢山の写真を撮りました。

自然豊かで趣のある杉浦楚人冠庭園
 
 もう一方のグループは、柔道の講道館の創始者の加納治五郎別荘公園にたどり着き写真を撮りながら一休みしました。    
 この公園には治五郎の銅像が、手賀沼を見下ろすように建てられており、公園の隣には、敷地内に3本椎の巨木があったため、治五郎が名付けたという、妹婿の柳宗悦の邸宅跡である三樹荘跡地もありました。この柳宗悦を頼りに、白樺派の文人の志賀直哉、武者小路実篤などの多くが別荘として住んで、創作活動をしたとされています。

加納治五郎像
 
 あいにく改装工事中で閉館中の白樺文学館は利用できませんでしたが、ようやく志賀直哉邸跡にて2グループが合流、暫く散策をすると、早いものでランチタイムとなっていました。

志賀直哉別荘跡
 
 展望台から俯瞰してからの我孫子市の街歩きスタートは、これまで経験したことがなく、大変興味深いものでした。その時、森のようなところが目的地ではないかと想像していたものの、実際には、展望台や駅前繁華街からは想像できないほどの起伏のある地形に、大樹などの自然が多く残っている別荘跡地でした。そして、とても数時間では廻り切れないこともわかり、異なる季節には豊かな木々や花々がどのような様子で迎えてくれるか、また、水質が改善されたという手賀沼の晴れの日の水面を見てみたい等々、我孫子は、またゆるりと巡ってみたいと思わせる魅力を感じさせてくれました。

 昼食後は、手賀沼湖畔の我孫子市生涯学習センター「アビスタ」に、13時に再集合。撮影してきた沢山の写真の中から、「本日みつけたもの」がテーマの、とっておきの写真を登録、4人ずつのグループで3セッション、共想法を行いました。

我孫子市生涯学習センター「アビスタ」(晴天時撮影)

 話題写真として、楚人冠庭園でみつけて感激したという自分と同じ名前の椿の木、美味しい手焼き煎餅が有名な老舗のお煎餅屋さん、住宅街にある手賀沼の守り神であろう水神様の石塔等、ユニークな写真が披露されました。

共想法実施風景


老舗の煎餅屋で買物をする参加者(店舗による撮影・掲載許可済み)

 廻り切れなかった所に興味を抱いたり、一緒に歩いていても気付かなかったことや、目の付け所が異なることに驚かされたりと、共想法に参加したことでも沢山の「みつけたこと」がありました。道中のおしゃべりも楽しめて、普段参加している遠隔共想法とは一味違うお楽しみのあった1日でした。

記念写真

 集合写真を撮っての解散後は、生憎の雨降りとなりましたが、快い疲れで帰途につきました。

 今回の街歩きには、この夏の設立記念講演会ご参加を機に、賛助会員として入会された方が初めてご参加下さいました。果たして共想法に興味を持って下さり、日本橋を拠点とするお江戸共想法に毎月1回継続参加なさることとなったという、嬉しいお知らせをさせていただきます。
 昨秋の街歩き共想法再開以来、このように街歩き共想法をご体験いただいた後に共想法に参加されるようになる方々が徐々に増えてきたことは、嬉しい限りです。今後もこうした楽しい行事をきっかけに、共想法の意義をお伝えしていけたらと思っております。

 最後になりましたが皆様のご協力を得て、事故もなく終了できました事をここに御礼申し上げます。

市民研究員 根岸 勝壽

 自宅近くの石神井公園内の三宝寺池でみつけた青鷺です。転居して初めて公園を散歩して青鷺を見つけた時は感動したのですが、今は「今日はどこにいるかな?」という感じで探します。この日はたまたま何かを啄んでいるところでした。三宝寺池にはいろいろな鳥がいるようで、何回かカワセミを見たこともあり、いつもたくさんのバードウォッチャーがいます。青鷺も同日に5羽見たこともありましたが、大抵は1羽か2羽を見つけることができます。週末は公園の周りを走ったり歩いたりするのが日課なので、よい気分転換になっています。

継続コース参加者 N.K. さん




石神井公園で出会った青鷺

コメント:市民研究員 K.S.さん
パッと明るい色、黄をバックに青鷺、水面、木の枝の写真の像に自然界の空気感も伝わってくるようで心惹かれました。どのように配慮して撮られたのでしょう!歩いて10分の所にバードウオッチングや散歩、ジョギングと心の癒しも体力づくりもできる何とも恵まれている環境ですね。野鳥や虫たちは天敵に警戒し合いながら自然公園を住処にして生きているのかな。
 写真の上下どちらもが、我が家の家庭菜園で取れた野菜で作ったものです。上の写真は 、夏野菜をオリーブオイルで炒めたラタトゥイユです。パプリカ、ナス、タマネギ、トマト、ズッキーニなど、抗酸化作用のある野菜たっぷり使っています。野菜から出た汁は、飲んでも、パンにつけて食べても美味しいです。下の器は、チーズ、ベーコンが添えられた、ミニトマトとオクラのサラダです。これらに、牛乳、ヨーグルト、パンが、我が家の定番の朝食メニューです。  

市民研究員 A.S.さん




家庭菜園の採れたて野菜たっぷりの超食

コメント:市民研究員  H.N.さん
メインメニューの、共に抗酸化作用のある、オリーブオイルと家庭菜園の採れたて多品種夏野菜たっぷりのラタトゥイユに、サラダと乳製品を取り入れたバランスの取れた朝食は理想的ですね。酷暑の夏には、朝食前に畑仕事をなさったと伺いました。採れたて野菜で奥様が丹精込めて作られた朝食は、作業後の五臓六腑に染みわたり、猛暑も乗り越えられたことでしょう。医食同源を実践なさっているようにお見受けいたしました。

真夏の公園

カテゴリ : 
今日の共想法 » 10分歩いて見つけたもの
執筆 : 
NegishiK 2024-10-27 8:00
 車のタイヤ交換で修理工場から歩いて帰る途中で見た、近くの公園です。普通この時期は草が刈られ、櫓も建てられ盆踊りの時期でした。何十年も続いている子供会のイべントも、猛暑の為中止になったのでしょう。大人の仕事は減りましたが、子供達は楽しみにしていた夏休みの大イべントが無くなり残念ですし、可哀そうだなと思いました。猛暑よ去れ!

継続コース参加者:T.S.さん




夏の空き地

コメント:K.N.さん
今年の暑さは例年になく暑かったですね! 熱中症予防のためか各地での行事の取りやめがありました。この公園もお多分に漏れず、盆踊りが取りやめになったのですね。子供たちの無念さが目に浮かびます。
 我が家の畑で採れたカボチャを煮てみました。 今年初めて苗を買って来て栽培したものです。品種は栗カボチャです。6個ほど収穫できましたので、孫の家と近所の友人に食べてもらいました。緑黄色野菜に抗酸化作用があると聞いていましたので、早速調理して、写真におさめました。ホクホクして美味しかったです。

市民研究員 K.N.さん



自家菜園の栗カボチャ

コメント:市民研究員 H.N.さん
立派で美味しそうなカボチャですこと!!彩りもよく美味しくて、栄養満点のカボチャですが、重いこともあり、また丸のままは勿論、一口大にカットするのも、非力になった高齢者にはなかなか苦手な下拵えを必要とする野菜のひとつです。煮物の切り口から想像して、厨房に入られる経験を積まれたK.N.さんは、いとも簡単に手際よくカットなさったのではないかと勝手に思うとともに、何となく味付けも想像してしまいました。
 これまで植物に興味はなかったのですが、最近は木や花に興味を持つようになりました。この写真を撮った段階(8月)で、福岡市内は3週間以上雨が降ってなかったのですが、この公園の木々はずっと元気なままなので、不思議に思っていました。
 これはよく行く公園の中で一番背が高い木の写真です。そこで、名前を知りたいと思って、写真をかざすと植物の名前がわかるサイトを見つけました。早速その木の葉の写真を撮って調べてみたら メタセコイア という名前でした。 

継続コース参加者 M.M.さん



公園で一番背の高い木 メタセコイヤ

コメント:市民研究員H.N.さん
私は草花の名前は割合知っているつもりでしたが、ほのぼの研究所のある公園を巡る街歩き共想法に参加したとき、この背の高い立派な木の名前を初めて知った次第。それ以降、なるべく憶えるようにしていますが、少し遅い?かもしれません。でも、最近は便利な検索サイトがあって、有難いことです。メタセコイヤは紅葉もしますので、秋にはまた違う姿をご覧になるのが楽しみになりますね。
 2024年9月27日から29日までパシフィコ横浜ノースで開催された、第13回日本認知症予防学会学術集会に参加しましたので、ご報告させていただきます。私は、ほのぼの研究所の市民研究員として先輩諸氏と一緒に、大武先生のご指導のもと過去には盛岡や岡山の学会に参加してきましたが、市民研究員がまとまって学会に参加するのは久しぶりのことで感無量でした。

日本認知症予防学会学術集会開催会場パシフィコ横浜ノース

 今回の発表は、連番でほのぼの研究所の4名がポスター発表をしました。昨年の新潟で参加した学術集会では、皆様に興味をもっていただけたかどうかという雰囲気でしたが、今回は、大武先生のご登壇で聴衆の数も多く注目度は抜群でした。

ギャラリーに集まって下さったポスター会場

28日の発表は、大武先生の「認知症予防拠点の当事者研究拠点ほのぼの研究所
における共想法の実践研究」と題するほのぼの研究所に関する総括的発表を筆頭に、

ほのぼの研究所の活動概要を発表する大武代表理事・所長

長久研究員の「高齢者の認知機能低下を防ぐために当事者の声を反映して開発した認知症予防会話手法共想法の遠隔アプリ」の発表が続きました。内容は、大武先生の指導下、理化学研究所の大武チームの実に根気強く、親身なテクニカルサポートのもと、魚谷研究員の緻密で的確なリードで、市民研究員と継続コース参加者が遠隔共想法アプリの開発とさらなる進展のために歩んだプロセスをまとめたものです。

タイムリーな座長先生のリードに応じながら、発表

それに続く根岸研究員の「高齢者の総合的な認知症予防を目的とする『街歩き共想法』の実践的検討」では各方面から質問が寄せられ、共同実施のお声がけもいただきました。

質問が多く寄せられた「街歩き共想法」についての発表

最後は永田研究員の「会話支援手法のテーマ設定の特徴とその効果について:自由会話とテーマに沿った会話の相違点に関する考察」と、合計4人でほのぼの研究所を総合的にご案内する流れで行いました。

共感の多かった高齢者が会話を継続することの効果に関する発表


ポスター発表参加者一同

 その後、発表というお役目を果たしてほっと一息つき、会場のコーヒーショップで昼食をとってから解散しました。その夕方ホテルに戻ってくつろいでいると、大武先生からメールがあり、情報交換会に参加してほしいとのことでしたので、急ぎタクシーで会場のレストランに駆けつけました。すると、情報交換会の中で行われた浦上賞の授賞式の受賞発表の最後のころに、筆頭演者である長久研究員の名前が呼ばれ、共同演者の永田が代理で無事に浦上先生から賞状を拝受することができ、安堵しました。





浦上賞授賞式と拝受した賞状
 
 浦上賞は一般演題発表の中から特に優秀な発表について、日本認知症予防学会代表理事であり、2021年のほのぼの研究所クリスマス講演会にご登壇いただいた、浦上克哉先生より授与される賞です。

 この受賞は、遠隔共想法の参加者の皆様を巻き込んだほのぼの研究所での地道な活動が評価されたと言えるでしょう。また学術集会発表者の多くが各分野の専門家が占める中、一般の高齢者が携わった珍しい活動と言うご感想もいただきました。発表後にはコラボ活動のご提案や、ご自身の施設での導入等に関してお声がけいただき、大変実り豊かな時間を過ごすことができたことは、望外の幸せでした。
 
 家路につく途中、大観覧車を眺めながら横浜駅の近辺を歩いてみましたが、改装が終わった横浜駅は高齢者には辛いほど巨大化しており、若者や海外からの旅行者で賑わっていました。認知症と高血圧を防ぐためにも、運動の必要性を痛感した次第です。また今回の経験では高齢者といえどもチャレンジすることにより、新しい可能性を見出すことができるのだなと教えていただきました。

市民研究員 永田映子

 私が社会と関わっていることは、NPO 活動として、詩吟を国際的に普及する活動です。この写真の上の機械は、トレーナーと言って、伴奏や音程取りをする 詩吟のお稽古には必須の機械です。下は私の流派の教本です。吟じる漢詩や和歌が練度によって編纂されています。私の流派では、国内のみならず米国カナダに支部があり活動を行っています。

継続コース参加者 F.W.さん



詩吟のおけいこの必須アイテム:トレーナー

コメント:市民研究員A.S.さん
日本の芸能が国際貢献に役立つ関わり方は素晴らしいですね。友人にも詩吟を習っている方がいますが、80歳近くが多くいる高齢者のサークルで定期的に集まって稽古が楽しいと言っています。講師は女性、メンバーも3割方女性だそうで、詩吟は健康にも良いようで老若男女、身軽に活動できるのも良いですね。