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ほの研ブログ - 最新エントリー

テルテル坊主ロボット共想法司会実験

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-6-26 14:00
ほのぼの研究所では、高齢者が遠隔地に出向かなくても共想法の司会ができるかどうかを確かめるため、様々な種類のロボットを用いて共想法の司会をする取り組みを実験的に行っています。先週掲載したアンドロイドの記事に続き、今週はテルテル坊主ロボットの記事を掲載します。テルテル坊主ロボットを用いた共想法司会実験の当日、87歳の誕生日を迎えられた、市民研究員の長谷川多度さんによる体験記です。

平成23年1月18日に、本郷の東京大学の近くのビルで小型ロボット(愛称テルテル坊主)の実験をおこないました。昼食は東大医学部内のイタリアンで済まし、窓外を眺めると、完成間近かのスカイツリーが望見されます。誰かが左に傾いてるぞと云うので、良く見るとそんな気もしないでもない。ニュースにもなって諤々の議論となった由。これについては後日、大武先生の学術的見解もありました。タワーの断面は、足元では正三角形のため、見る角度によっては傾いて見えるそうです。


スカイツリー

本番のロボット実験は、手なれた大武先生の配線も無事終わり試運転中、熱暴走のため、突然ロボットとの交信が不通になり、学生さんが着衣?のウレタンカバーを脱がせてばたばたと団扇で扇ぐ光景がモニターに写しだされたので、別室に待機していた操作係の研究員から爆笑がおこりました。
そんなこともあって、いよいよ実験開始となり、研究員がモニター画面を見ながらパソコンを操作しました。予め登録された、「では1番さんお願いします」、「質問に移ります」、沈黙が続くと「3番さん何か質問ありませんか」など、ロボットのメッセージを選びます。慣れないと慌てますが、そのうち段々調子をあげて、無言居士を見つけては発言をお願いしていきます。


モニター画面を見ながらロボットのメッセージを選ぶ



テルテル坊主ロボットの司会の下、共想法を実施

ロボットが人間の司会者の様に円滑に動作をするためには、慣れが大切で、動作信号の種類を記憶し、モニター画面の参加者と一体になって機械を動かすことが出来れば、遠隔地での司会もスムースに進むと思われます。そのためには、モニター画面が鮮明で全景をカバーしている事が望ましい。それに、テルテル坊主はなかなか愛嬌があって、むくつけき男性より歓迎されることは間違いないでしょう。

ロボットが主役か人間が主役かの問題は、やはり人間ではなかろうか。これが実験を体験した私の結論です。

追記:近くテルテル坊主が新たにほのぼの研究所ロボット研究員として増員になる予定です。

本予備実験に関する研究発表:
大武美保子,大谷昂,小泉智史,吉川雅博,松本吉央,三宅なほみ.高齢者が遠隔操作するロボットを用いた司会による共想法形式のグループ会話支援,2011年度人工知能学会全国大会論文集, 1A2-NFC1b-11, 2011.

アンドロイド

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-6-19 14:50
ほのぼの研究所では、高齢者が遠隔地に出向かなくても共想法の司会ができるかどうかを確かめるため、様々な種類のロボットを用いて共想法の司会をする取り組みを実験的に行っています。以下の報告は、市民研究員の田口良江さんが速報としてまとめられたものですが、予備実験の結果をまとめた発表を行いましたので、本日掲載します。

1月25日、柏市の【ほのぼのプラザますお】にアンドロイドがやって来た。

会場の2階は、ロボットの研究開発をしている産総研の方やNHK水戸放送の取材陣、市民研究員ほかに見学者多数で期待と熱気でいっぱいだ。
中央に若い女性が背筋を伸ばして座っている。何人もの人がカメラを向けている。この女性がアンドロイドだ。近づくと膝に乗せた両の手は指先の爪まで健康的で、甲にはうっすらと静脈が見える。そっと触れてみるとやわらかくヒトの感触だ。

いよいよアンドロイド嬢の司会で共想法が始まる。研究員6名が参加者の座につきそれぞれが持ち寄った一枚の写真を話題提供1分、質疑応答4分で和やかに進められていく。アンドロイド嬢は時折まばたきをしながら表情もやわらかに参加者の説明にうなずき、発言の少ない人に質問するように促す。
このようにアンドロイドが上手に司会進行を出来るのは別室でパソコンの操作をしている司会者役の研究員だ。あらかじめこれまでに行った共想法の司会者のことばを集めてボタンに登録したものの中から言葉や表情、設定された時間に合わせてボタンを操作していく。
一番目のグループが終わると二番目のグループに入れ替わって全員がアンドロイドの司会による共想法と遠隔操作でアンドロイドに司会させるやり方を習得した。
ボタン操作を習熟して「アンドロイドと私」が一体になった時、遠隔操作による共想法は、ごく近い将来可能になるだろう。



市民研究員とアンドロイド




アンドロイド嬢




手もキレイでした。



予備実験に関する研究発表:
大武美保子,大谷昂,小泉智史,吉川雅博,松本吉央,三宅なほみ.高齢者が遠隔操作するロボットを用いた司会による共想法形式のグループ会話支援,2011年度人工知能学会全国大会論文集, 1A2-NFC1b-11, 2011.

ぬいぐるみの猫

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今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2011-6-12 10:00
昔の先輩からプレゼントが届いた。手作りのぬいぐるみの猫4匹。さっそく電話でお礼を言い作り方を伺うと、「座っている猫の台座に使う丸くて平ベッたい石を見つけるのが大変でね、スパンコールの目をつけると表情がかわいいのよ。」肩にかけた人形やペンギンも手づくり。いたずらそうな子猫の体には洗濯バサミが入っており、どこにでもつかまれる。作り主は82歳。お元気で一人暮らしを続けている。

   5月「きらりびと」一分共想法 参加者 Y.T.さん記



ぬいぐるみの猫


*コメント:Y.T.さん
ヌイグルミを作る・・・手先が器用でセンスの良いシルバーエイジの方、素晴らしいですね。ぬいぐるみと言えば、共想法の話題に出てきました、癒しのロボット「パロ君」を思い出しました。

平和を呼ぶ像

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今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2011-6-5 10:00
戦後におけるアバンギャルド芸術の旗手、岡本太郎。もし、生きていれば今年、100歳翁である。彼の著書『今日の芸術』は、1960年代、一部の若者たちのバイブルであった。美しいものではなく“いやったらしいもの”こそ芸術、と主張した彼の作品に今年、船橋市のアンデルセン公園で遭遇。それは、少しもいやったらしくなく、かわいい、のびのびした造形で、「平和を呼ぶ像」と名づけられていた。時代も、彼に追いついたのだなあ…。

   5月研修コース「一分共想法」参加者 A.M.さん記



岡本太郎「平和を呼ぶ像」


*コメント:同参加者 M.O.さん
岡本太郎というと、原発の風刺画が追加されて話題になった「明日の神話」の絵のような、極彩色のイメージがあります。真っ白の立体作品は初めて見ました。明日の神話は、水爆が炸裂し第五福竜丸が被爆した事件をモチーフにしたそうですが、この作品は何をモチーフにしたのでしょうか。

布草履

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今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2011-5-29 10:00
草履には わら、藺草、竹皮などで編んだものやビニール、コルク、ゴムでも作ったものがあります。これは布草履でここ10年来、健康的でファッション性にもすぐれ若い人から高齢者までの幅広い層に室内履きとして持てはやされています。前身は草鞋やわら草履ですが、わらと不要になった布を織り混ぜたりしたものもあったようです。履物としての強度や肌触り、また、第2の心臓と言われる足の裏健康法にもつながることがブームを呼んだものと聞いています。

  5月研修コース「一分共想法」参加者H.T.さん記



布草履


*コメント:同参加者Y.T.さん
子供の頃、藁草履を上履きにしていたのを思い出しました。今でいうスリッパでしょうか。外でも履いたような記憶がうっすらと蘇ってきました。 モノが豊富な現代で、草履を楽しむのとは雲泥の差ですね。

やまもも

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今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2011-5-22 10:00
これは、柏の葉公園にあるやまももです。6月末頃のこと、遠方からのお客さんが、行きに柏の葉公園を通って偶然見つけたというので、帰りに一緒に見に行くことにしました。暗闇の中、見渡す限りやまももの実。やまももの実と、やまもも酒を作るためにお客さんが収穫する様子を撮影しました。明るいところに出て見たら、足中が蚊に刺されていて、やまももの実のようになっていました。しばらくかゆかったのを、この写真を見ると思い出します。

  5月 研修コース「一分共想法」参加者 M.O.さん記



やまもも


*コメント:同参加者 Y.T.さん
和名は、山桃、漢名は、楊梅だそうですが、“昔は、ヤマモモを売っていたのにねえ”と懐かしむ人もいます。 甘酸っぱく軟らかで食べられる。生のままよりは、楊梅酒にするのが多いようです。蚊に刺されての収穫は大変でしたね。

高田倶楽部への「共想法」出前講座

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-5-15 9:00
先日、高田小学校内で行われました「共想法の出前講座」について、市民研究員の永井澄子さんにレポートを書いて頂きましたので掲載します。 ご覧ください。

平成23年4月24日の日曜日、午後3時より、柏市立高田小学校内「高田倶楽部クラブハウス」で、同倶楽部が定期的に開催している健康づくりセミナーの一環として、共想法の出前講座を行いました。 高田倶楽部とは、「学校に行けば、いつでも誰でもスポーツができる!」という 理念の基に生まれた総合 型地域スポーツクラブです。当日は、出前講座実施のために、ご尽力頂いた副代表の阿部正視先生外、男性2名、女性11名のご参加を頂きました。



高田倶楽部クラブハウス



前半は、大武先生のご挨拶に続いて、NHK取材ビデオを映写し、その後ほの研メンバー3名による一分間共想法のデモを行いました。 共想法の質問タイムには、高田倶楽部メンバーに加わって頂いたので、次々と質問や、体験談が出され、話題提供メンバーが質問することなく、タイムオーバーとなってしまいました。




NHKビデオを見る



後半は、大武先生がほの研紹介パンフを使って、ほの研と共想法について説明を行いました。日常生活の中で、計画力、注意分割力、記憶力の三機能を意識して働かせることが、重要だと強調されました。又、ほの研での活動は、認知症予防になるとアピールして、今後予定されている4周年記念講演会や入門コース、継続コースがあることをお伝えしました。



大武先生の講演


その後の講座全体の質問時間には、「参加の効果は?」「住んでいる近くで共想法をしたい。」「3か月に1回位やってみてはどうだろう。」と、時間いっぱい質問、意見が出されました。

縄文竪穴住居

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今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2011-5-8 16:10
「竪穴住居は人類生活史上の大革命」と言われても、体験しないことには理解しがたい。松戸市立博物館の復元住居に入ってみると、まるでタイムマシン。1万年程も遡ることになる。洞窟住居と違い、暖かく安全な家族の暮らしが営める人々の喜びが伝わって来る思いがする。暮らしに適した場所に住み、ムラを作って共同作業をすることは言葉の進化の原点にもなったことだろう。当時の家族はどんな言葉で話していたのだろうか。
  4月の出前講座 高田倶楽部にて、一分共想法参加者 S.N.さん記



縄文竪穴住居(松戸市立博物館にて)



*コメント: 同参加者 Y.T.さん
私も8年ほど前、十和田湖回りで750KMをマイカーで走破して、青森の縄文時代の大遺跡・山内丸山遺跡を見に行きました。 ここの竪穴住居や大集会所、堀立柱など建物遺跡の大きさに感動しました。 確かに、ここで大家族がどんな言葉で話していたか、どのようにして日本語が形成されていったかなどを思うと興味は尽きません。

犬と猫のにらみ合い

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今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2011-5-1 10:00
犬猿の仲というが、犬猫の仲とはあまり聞かない。とは云えこれも相当に複雑な関係にある事は確かだ。散歩の途中で立ち寄るパン屋があり、野良猫が1匹住み着いているが、犬が来るとたちまち遁走する。写真の犬は小型で殆ど猫と変わず、首輪でご主人の統制下にあるので、猫はなめてかかっているようだ。
「吾輩はねこである」ばりにこの辺のところの相互の心理描写を何方か書いて頂くとおもしろいのでは、別に個人情報にも抵触しないだろうし、何方か手を上げるかたはおりませんか?

       2月「一分共想法」参加者 市民研究員 Y.H.さん記




犬と猫のにらみ合い


*コメント:同参加者 S.K.さん
犬の散歩って、結構気を遣うんですよね.飼い主にリードで守られている気分なんですかね。やたら強気な奴が多いですよね。その点、猫の方が大人です。相手がかかって来れなければ、大概こんな感じ。「あんた、なに!!」

宮代町「ふれあい共想法」講演会

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-4-24 10:00
市民研究員による出前講座の形式で行われた「ふれあい共想法」講演会について、市民研究員の武下秀子さんに御報告いただきました。開催後に速報としてまとめられたものですが、本日掲載出来ましたのでご覧ください。

平成23年2月23日、埼玉県南埼玉郡宮代町の図書館ホールで、宮代町が主催し、NPO法人きらりびとみやしろが実施する形で、NPO法人ほのぼの研究所の市民研究員による「ふれあい共想法」講演会が行われました。参加者約160名、ホールが一杯の盛況でした。ほのぼの研究所からは、長谷川、佐藤、前川、田口、黒田、武下の6名が参加し、説明や実演の司会、記録などを分担して行い、全員で質疑応答に対応しました。



「ふれあい共想法」講演会の様子


まず、主催者である宮代町の副町長の真砂和敏様、実施団体であるNPO法人きらりびとみやしろの理事長の安部晨様から、それぞれご挨拶を頂きました。

講演では、市民研究員の佐藤さんの司会進行の下、最高年齢者である87歳の長谷川副代表理事は、2010年7月にNHK首都圏ネットワークで放映されたふれあい共想法に関する映像を流した上で、共想法の進め方とほのぼの研究所について紹介しました。次に、市民研究員の前川さんが、共想法の背景と特色及び認知症予防について説明しました。



宮代町の図書館ホールで開催された「ふれあい共想法」講演会
(宮代町公式ホームページより、許可を得て転載)


休憩をはさんで、後半は、NPO法人きらりびとみやしろのメンバー5名による、一人当たりの持ち時間3分、写真2枚の共想法の実演を行いました。テーマは「旅行と食べ物」です。一人ずつ、自分が旅した風景や故郷の様子、大好きな食べ物などの写真について説明を行いました。それらについて周りから活発な質問があり、積極的に話し合いに参加する姿が見られました。

認知症に関する懇話会の時間には、NPO法人きらりびとみやしろ副理事長 島村孝一様より、御挨拶を頂きました。参加者の皆様からは、「写真やパソコンなどいろいろ勉強することがありそうです。でも、私たちより先輩である研究員の方々が楽しく続けているので、挑戦したいです。」「共想法に参加するための方法を教えてほしい。」といった、前向きな感想、質問等をたくさん頂き、盛会のなかに終了しました。