ログイン | 新規登録
メインメニュー

ほの研ブログ - 最新エントリー

窓越しの空

カテゴリ : 
今日の共想法 » あなたの空
執筆 : 
NagahisaH 2020-1-12 9:00
 美容室を営んでいます。受付のテーブル越しの窓から見える小さい空です。窓には季節に合った手作りのカフェカーテンを設えています。ここでは、いつも予約のお客様ご来店の15分くらい前からスタンバイします、また帳簿付けもしたりしています。
 ふと、小さな店の小さな空をあと何年見ることができるのかしらと思いました。

継続コース参加者M.S.さん



窓越しに見える空

コメント:市民研究員 H.N.さん
きっととても丁寧に迎えて、心をこめて気持ちよくヘアを整えて下さるサロンなのだろうと想像しました。どの季節の空がお好きなのでしょうか?機会があれば、お邪魔して一緒にサロン内から空を眺めてみたいと思いました。

新年のご挨拶2020

カテゴリ : 
ほの研日誌 » お知らせ
執筆 : 
NagahisaH 2020-1-5 8:00

2020年 子年
千葉県房総の早春の花々

あけましておめでとうございます

旧年は、元号が変わり、共生と予防を柱とする認知症施策推進大綱が決定された節目の年でした。これまで実施してきた一連の活動の目的と位置づけを整理し、丁寧に準備、実施したことで、体験から継続参加頂く流れが定着する、〆切前に講演会申込者が定員を超えるなど、参加の輪が広がる成果を得ることができました。この流れを加速するべく、認知症予防を目的とする共想法、ほのぼの研究所をPRする動画制作を開始しました。これを契機に、共想法とは、ほのぼの研究所とは何か、目的や経緯と共に、現時点での見解を含めて明文化しましたので、ご紹介します。

「共想法」の目的と経緯
共想法は、年を重ねると、誰にでも起こりうる認知機能の低下を、脳の使い方の工夫でなるべく防ぐことを目的としています。低下しやすいと知られている、「体験記憶」、「注意分割機能」、「計画力」を使うように設計されています。 2006年、大武美保子(当時、東京大学助教授、2020年現在、理化学研究所チームリーダー)が、認知症の祖母との会話をヒントに考案しました。

「共想法」の定義
 共想法は、写真を見ながら「話す」「見る」「聴く」「考える」を行う会話支援の方法です。参加者は、出題されるテーマに沿って写真を撮ってきて持ち寄ります。話し手の写真が順に映し出されると、時間内に話し、その後、周りの人から質問や感想を言ってもらって、自分の体験をより深く考えます。周りの人の撮影した写真を見て、話を聴き、ものの見方を広げます。低下しやすい認知機能を総合的に使い、長持ちする脳の使い方を、一連の活動の中で実践します。

「ほのぼの研究所」の目的と経緯
 ほのぼの研究所は、超高齢社会の課題である「認知症」を、高齢者を中心に全世代と共に考え、解決方法を提案する新しい学問を創り、「防ぎうる認知症にならない社会」を実現することを目的としています。その具体的な手段として、「共想法」の実践研究と普及を目指す組織です。2007年に開所し、2008年にNPO法人化しました。「共想法」実践研究の場を運営するのは、平均年齢70代の市民研究員、そこに参加するのは、20代から90代の個人と法人賛助会員です。

「ほのぼの研究所」の活動
 「共想法」を日々の生活の中に取り入れ、長持ちする脳の使い方を実践する高齢者が中心に活動しています。
・「共想法」継続コースの実施
・講演会開催、ニューズレターやブログで情報発信
・各地での「共想法」実施運営のサポート
・「防ぎうる認知症にならない社会」を共に目指す自治体や企業との協働事業
・活動を通じた人材育成、最先端技術の開発と評価
などを行っています。

この他、旧年を特徴づける事業を、いくつかご紹介します。講演会のビデオ鑑賞会を開催し、日程が合わなかった方を始めさらに多くの方と知識を共有することができました。参加者の一部が実施者になる参加型研究の拠点が、新たに東京日本橋に生まれ、お江戸共想法として定期開催に至っています。参加者実施者を対象に、共想法とほのぼの研究所に関する意識調査を行い、これらが生活や人生に及ぼす主観的な影響を明らかにしました。継続参加の効果を長期的に検証すべく、頭の健康チェックを導入しました。高齢運転者向けのサービスを展開する損害保険会社と共催で講演会を開催し、認知機能や運転技能を本人や家族に返すことで、安全性が向上する成功事例を共有すると共に、積極的に予防するサービスにつなげる方法について検討しました。皆様の支えにより一連の活動が実現しましたこと、心より感謝申し上げます。
 新年は、これまで取り組みや準備を進めてきた、企業や自治体と共に、新たなサービスの実践や、それに向けた研究をさらに進めて参ります。本年もご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2020年元旦
NPO法人ほのぼの研究所代表理事・所長
理化学研究所 チームリーダー 大武 美保子

 我が家は代々寺院の住職をしていますので、お線香はマッチを使って毎日あげています。毎回3本ずつあげるということになっています。ですから、家族全員であげると、家の中が煙でもうもうとしてしまうほどです。最近では火事にならないように、お線香を折って横に並べる方が多いようですね。
 デイサービスに出かける日は、朝の支度で忙しく、ゆっくりお線香も上げられませんが、火事には十分気をつけたいと思います。

マカベ共想法参加者T.T.さん



毎日マッチで火をつけているお線香

コメント:市民研究員 E.N.さん.
毎回3本とは多いですね。我が家は短いお線香を半分に折ったものを1本だけあげています。この時期、空気がとても乾燥しています。昔はお線香が原因の火事も結構多くあったように記憶していますので、注意したいですね。
 健康のための日課として、6:30公園で行うラジオ体操に合わせて、一時間強の歩きをするようにしています。少し前までは目的のためのトレーニングでしたが、この頃は、集まって来る仲間との何気ない会話や挨拶に活力をもらってきます。毎日、同じ場所で体操をしていると、親近感がわき、今日も来ているかな?と気になるものです。朝の出会いの小さな会話が1日の始まりを爽やかにしてくれています。

継続コース参加者N.K.さん



緑豊かな公園でのラジオ体操

コメント:市民研究員 A.S.さん
素晴らしい、一日の始まりの健康習慣ですね。体を動かし、仲間との会話、身も心も早朝から全開の様子が感じられます。今日も一日、楽しく充実した日になるように思えます、私も少しは見習います。

帝国ホテルより

カテゴリ : 
今日の共想法 » あなたの空
執筆 : 
NagahisaH 2019-12-15 8:00
 私の誕生日祝いに、「これまで行ったことのないところに行きましょう」という妻の提案で、帝国ホテル上階のランチバイキングに行きました。レストランの眼下が皇居で、その先に拡がる空がとてもきれいだったので、思わず写真におさめました。食事も大変おいしく、とてもよい記念になりました。
 出光美術館からの皇居の眺めも素晴らしいということなので、今度はそちらからも眺めてみたいと思います。

継続コース参加者M.A.さん



皇居と空

コメント:市民研究員 H.N.さん
雄大に広がる空と都心のビル群を背景に、うっそうと広がる皇居の深い森のこの上もない美しさは、令和に入って初めの記念すべきお誕生日祝いを、さらに素敵なものにしたことでしょう。ふと、先に行われた即位の礼正殿の儀の始まりに、奇跡的に虹がかかって、得も言われぬ気持になったことを思い出しました。

新しい街

カテゴリ : 
今日の共想法 » あなたの空
執筆 : 
SuzukiA 2019-12-8 8:00
 工機がそびえる新市街地の青空が象徴する住宅着工が旺盛な我が街は、市のマーケティング戦略が奏功し、この1年間の18歳以下の人口増が全国一に、人口ピラミッドは全国の趨勢と異なる形になりました。数十年前に転居してきた頃には思いもよらないことです。
 多くの若い世代とのふれあいから得られるパワ−は高齢者にとっては得難いものです。いずれ訪れる彼らの晩年も、今私たちが感じているような活気満ちたものであるようにと、行政リーダーの手腕や人々の意気込みに期待したいものです。

市民研究員H.N.さん



どんどん子育て世代が増えてきた新しい街

コメント:市民研究員 A.S.さん
若い人が増える街は写真の青空のように明るい希望と開ける未来が感じられます。団塊の世代にあった高度成長による街づくりとは違って、ゆとりと、自然の環境を残しつつ、何時までも活気があり住み続けられるよう、良い街にして欲しいですね。
 災害用備蓄食品の消費期限を点検しながら、定期的に食べて買い足していく「ローリングストック法」、調理時間やお皿洗いの水を節約できるポリ袋に食材を入れて湯煎する「パッククッキング」等々、ネットで食に関する防災知識を仕入れました。
 その時、災害時に美味しく食べられるという、市販のポテトスナック菓子にお湯を注いでつくるポテトサラダの紹介が気になったので、キュウリとハムとマヨネーズも加えて試してみました。なかなかお勧めの味になったので、後日、職場の若い人に話したところ、「もうとっくに知ってますよ!」といわれてしまいました。

継続コース参加者K.T.さん


おいしい災害時食づくりに挑戦

コメント:市民研究員 H.N.さん
スナック菓子から、なかなかユニークでおいしそうなものができるのですね。備蓄食品だけではなく、手許にあるものを上手に活用するアイデアを収集しておくのも、今後のサバイバル術の一つかもしれません。
 2019年11月5日(火)13:30より、千葉県柏市の文化・交流複合施設パレット柏の多目的スペースAにて、「今からなら間に合う!認知症予防」講演会ビデオ観賞会を開催いたしました。これはさる7月5日(金)に同市柏の葉のさわやかちば県民プラザで開催した、ほのぼの研究所設立11周年記念講演会のビデオ記録を観賞していただくという、弊所では初めての「ビデオ観賞会」開催の試みでした。

講演会ビデオ観賞会のチラシ

 実は、当該講演会は喫緊の課題である認知症発症者の増加につれて、予防への関心の高まる中、テーマの「今からなら間に合う!認知症予防」の文言がご興味を抱いていただける契機になったとも思われること、また「コグニサイズ」の普及にもご尽力のマスコミでもお馴染みの国立長寿医療研究センターの島田裕之先生がご登壇ということで、皆様のご期待も大きかったとみえ、お申込みが締切りを待たずに会場定員をオーバー、勢い当日飛び入りお申込みの方々をお断りするという申し訳ない事態も発生いたしました。
 果たして、大変喜ばしいことに、参加の皆様からは、島田裕之先生と大武美保子ほのぼの研究所代表理事・所長の2人の認知症予防研究者の講話・対談の内容がタイムリーかつ大変わかりやすく、彼らの認知症予防にかける熱意が、認知症予防の必要性ややる気を喚起させたとして、ご好評もいただきました。そのため、当日ご参加が叶わなかった賛助会員をはじめとして、さらにより多くの方々とこの講演会の知見をぜひ共有させていただきたいと、企画した次第です。

 柏駅至近というパレット柏のアクセスの良さも奏功したのでしょうか、連休明けのおだやかな小春日和の昼下がり、都内、近県から、また当日お申込みを含めて、会場がいっぱいになる40名近い参加者をお迎えすることができました。

設立記念講演会ビデオ冒頭画面

 事務局の開会の挨拶と開催趣旨の説明に続き、先ず講演会1日のダイジェスト版ビデオにて概要をお伝えした後、早速島田裕之先生の「自分で行う認知症予防の方法〜この30年間の研究から見えてきたこと〜」の講話放映を開始しました。まず、現段階では認知症予防の薬物療法が未開発の中、認知症予防とは認知症発症を抑えるのではなく、(1)認知症発症遅延と(2)重症化遅延であることを述べられました。そして、ご自身の、またグローバルな研究データを駆使しながらの、複雑で難しい現状や認知症発症の実態、認知症予防に関する研究成果などの大変わかりやすい解説が進むにつれ、講話に引き込まれ、大きくうなずいたり、熱心にメモをなさる参加者が多くいらっしゃいました。

島田裕之先生の招待講演画面

 さらに、後半に島田先生ご所属の国立長寿医療研究センターが開発、普及に務められている運動と頭の体操を組み合わせた認知症予防手法「コグニサイズ」の初歩を会場の参加者と体験した場面になると、期せずして、ご参加の皆様全員が一斉に先生の指示に従って身体を動かし、声を出して体験して下さいました。画面と観賞会場の一体感に驚かされるとともに、何より思いがけないことでしたので、大変感激したことでした。

画面の島田裕之先生の指示に従って、コグニサイズをみんなで体験

 休憩を挟んで、大武所長が「頭の健康チェックのすすめ」と題した講話を行い、加齢による認知機能の低下は生活の仕方や脳血管系疾病の有無によって異なるが、その低下の傾きを緩やかにすることが予防の課題であるとし、血圧や体重と同様、加齢により低下する骨量、そして認知機能を測ることにより、自身の状態を知る勇気を持ち予防すべきだと述べました。またほのぼの研究所の設立の経緯を始め、活動の特長、内容、認知症予防の要点、そして認知症予防手法「共想法」について紹介しました。

大武所長の「頭の健康チェックのすすめ」の講話

 その後、島田先生、大武所長の2人の認知症予防研究者の熱い対談の様子をビデオでご覧いただき、島田先生から認知症予防のモチベーションを保つための秘訣を伝授していただいた後、「誰もが認知症は怖い。が、むやみに怖がることはやめて、一歩踏み出して認知症予防をすることが大事、認知症予防の怖さを忘れるほどアクティブに活動して下さい」というエールをいただき、ビデオ観賞は終了いたしました。

 最後に全員に、簡単な自己紹介と感想を披露していただきました。2時間強の短い時間でしたが、会場には画面を通して知見を共有したことで、和やかな雰囲気が生まれたようで、「次週の共想法継続コースを見学します!」という積極的なお声をはじめ、嬉しい評価やざっくばらんなホンネ、そしてこれからの認知症予防への意気込みなど、様々なお声を伺うことができました。
 その中で、ほのぼの研究所設立当初から講演会にほぼ欠かさずご参加・ご協力をいただいている賛助会員の方からいただいた「この講演会ビデオを拝見して、認知症予防がようやく政府が本格的に課題として取り上げるようになり、世界的に連携した調査研究にまで進んできたことを確認できました。時代が動いてきたと実感できて、感慨深いものがあります」との静かで凛としたお言葉には、長年のほのぼの研究所へのご支援への深い感謝の念を感じるとともに、心に深く浸みるものがありました。

 熱心な観賞中のご様子、そして終会後もしばらくご参加の方々との大武所長や市民研究員との歓談の輪が広がって行くのを目の当たりにして、初めての講演会ビデオ観賞会を実施したことに、ささやかな達成感を感じることができました。
 ここに改めて、お忙しい中貴重な時間をさいてご参加下さいました皆様に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

(市民研究員 鈴木晃・長久秀子)

 4年前に飾り棚に転倒防止のつっぱり棒を設置しました。その時天井との間にスペースがあったので、何気なく本棚を置いていました。最近、その本棚がつっぱり棒の役目を台無しにしていることに気づき、急いで処分しました。同時につっぱり棒のネジを締め直しました。防災用品の点検の必要を感じた良い機会になりました。   

継続コース参加者 T.M.さん


役目をしっかりと果たせるように点検したつっぱり棒

コメント 市民研究員 H.N.さん 
お話を伺って、私もしばらく手を抜いていたことを思い出し、早速ネジの点検をしました。結構緩んでいるものですね。インターネットで調べてみると、つっぱり棒にふさわしい天井の建材や、効果的な設置位置などの情報がたくさんありました。防災用品は、ただ備えるばかりでなく、点検と情報収集が常に必要だということを、再認識しました。
 私の理想の男性は相田みつを、理想の女性は金子みすゞです。二人の本を読んだことはなかったのですが、テレビや雑誌で知った言葉に惹かれました。自然体で暖かく、優しい作品に感動し、心に深く残りました。その後二人の本が読みたくなり、息子に頼んで取り寄せてもらいました。いつもバッグに入れて持ち歩いていますので、好きな時に読んでいます。

マカベ共想法参加者I.S.さん




心をとらえて離さなかった金子みすゞの詩集

コメント:市民研究員 E.N.さん 
 ふと耳にした詩がずっと心をとらえていたということに感銘を受けました。育児や仕事に追われて本を読むこともなく過ごされたと伺いましたが、お母様の読んでみたいという気持ちに応えられた息子さんも素敵です。