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旅行好きで、毎月のように出かけて楽しんでおります。写真は京都二条城に一人旅をした時のもの、かなりの距離を歩き二条城に着いたことを思い出しました。
先日は鳥取砂丘から出雲大社を見て足立美術館等巡りました。また、岩手県の猊鼻渓(げいびけい)で船くだりを楽しみ、その後青森で十和田湖、奥入瀬渓谷を歩き、秋田県、角館と駆け足の東北の旅にも出かけました。90歳過ぎても3泊の旅を頑張れたのは嬉しいことでした。健康で、元気に旅に出られることには、大変喜ばしく、感謝するのみです。
二条城
コメント:市民研究員 H.N.さん
上手に撮られた写真と共に、大変いきいきと旅のお話をなさるM.A.さんの様子を拝見するのは大変嬉しく、元気をいただいております。そして、各地をご一緒させていただけたような気分にもなりウキウキいたします。何より、そのエネルギッシュな生き方に、頭が下がるばかりです。日頃のご精進の賜物ですね。次の旅のお話も楽しみにしております。
先日は鳥取砂丘から出雲大社を見て足立美術館等巡りました。また、岩手県の猊鼻渓(げいびけい)で船くだりを楽しみ、その後青森で十和田湖、奥入瀬渓谷を歩き、秋田県、角館と駆け足の東北の旅にも出かけました。90歳過ぎても3泊の旅を頑張れたのは嬉しいことでした。健康で、元気に旅に出られることには、大変喜ばしく、感謝するのみです。
継続コース参加M.A.さん
二条城
コメント:市民研究員 H.N.さん
上手に撮られた写真と共に、大変いきいきと旅のお話をなさるM.A.さんの様子を拝見するのは大変嬉しく、元気をいただいております。そして、各地をご一緒させていただけたような気分にもなりウキウキいたします。何より、そのエネルギッシュな生き方に、頭が下がるばかりです。日頃のご精進の賜物ですね。次の旅のお話も楽しみにしております。
カマキリが脱皮するということを、全く知りませんでした。ある日、陽炎のように頼りない生き物らしいのを見つけた時に、もしかして「新種?!」と浅はかにも胸を躍らせました。しかしよく見ると2本のカマの前方には三角の顔があり両の目も口もあります。先ほどまで4本あった足は風に飛ばされて2本になりました。
小さいころから虫好きの息子にたずねてみると、「カマキリが脱皮するのを、お母さんは知らなかったのと?」と軽くいなされました。
新種発見!?
コメント:市民研究員 T.T.さん
カマキリの脱皮・・こおろぎやすずむしの皮は見たことありましたが・・とてもすごい写真です!初めて見ました!それもこんなに綺麗に!図鑑みたいですね。専門的なことは好きな人に聞くといいのです、私も働く車のことは息子に聞いてました。それにしても素晴らしい写真が撮れました、お見事。
小さいころから虫好きの息子にたずねてみると、「カマキリが脱皮するのを、お母さんは知らなかったのと?」と軽くいなされました。
継続コース共想法参加者 T.Y.さん
新種発見!?
コメント:市民研究員 T.T.さん
カマキリの脱皮・・こおろぎやすずむしの皮は見たことありましたが・・とてもすごい写真です!初めて見ました!それもこんなに綺麗に!図鑑みたいですね。専門的なことは好きな人に聞くといいのです、私も働く車のことは息子に聞いてました。それにしても素晴らしい写真が撮れました、お見事。
今年の年始のこと、孫が来るので、笑って楽しんでもらおうと、この本をプレゼントしました。表紙のように、大きなゾウ、人間のお風呂の中のブクブク、そして最も臭いのきついスカンクなど子供が喜びそうな内容だったので、4才の孫は面白そうに読んでおりました。その脇でみんながおせち料理を食べていましたが、お嫁さんが難しそうな顔をしていました。
果たして、息子夫婦が帰宅した後、この絵本が置いていかれたのがわかったのでした。お嫁さんの気にさわったとみえます。TPOをわきまえなかった、私の失敗談でした。
置いていかれてしまった絵本
コメント:市民研究員 H.N.さん
新年早々、少し残念でしたね。けれども、出版社や作者から察するに、ユーモアとためになることが詰まったこの絵本のM.A.さんのチョイスは、スマートそのものだったと思います。きっと近い内に、お孫さんがそっと「ねぇ、持って帰っていいでしょ?」と声をかけて下さると確信いたします。
果たして、息子夫婦が帰宅した後、この絵本が置いていかれたのがわかったのでした。お嫁さんの気にさわったとみえます。TPOをわきまえなかった、私の失敗談でした。
継続コース参加者 M.A.さん
置いていかれてしまった絵本
コメント:市民研究員 H.N.さん
新年早々、少し残念でしたね。けれども、出版社や作者から察するに、ユーモアとためになることが詰まったこの絵本のM.A.さんのチョイスは、スマートそのものだったと思います。きっと近い内に、お孫さんがそっと「ねぇ、持って帰っていいでしょ?」と声をかけて下さると確信いたします。
昨年12月に登ってきたタイの山(チェンダオ山)のポーターの若者達です。今までどこの国の山に行っても「こんにちは!・ありがとう!」の日本語の挨拶で通してきましたが、今回はタイ語で挨拶をしよう!!と決心し、「サワディーカー」(朝昼晩の挨拶)、「コープクン」(ありがとう)を練習し、忘れないように手にも書いて、山の途中で仕事をしていた若者に、声をかけてみました。すると、起き上がって返事をしてくれたのです。通じた!うれしかった!!話せたらもっと外国旅行も充実するのでしょうね…。
挨拶を交わすことができたタイのポーター達
コメント:市民研究員 T.T.さん
まさに練習の賜物ですね。身振り手振り身体を使うのではなく言葉で通じた時の嬉しさがよく伝わりました。挨拶してちゃんと繋がれたなんてすごいです。いつもなにかを努力されているKさん、私も見習わなくちゃ!
継続コース参加者 K.N.さん
挨拶を交わすことができたタイのポーター達
コメント:市民研究員 T.T.さん
まさに練習の賜物ですね。身振り手振り身体を使うのではなく言葉で通じた時の嬉しさがよく伝わりました。挨拶してちゃんと繋がれたなんてすごいです。いつもなにかを努力されているKさん、私も見習わなくちゃ!
一年と少し前から裏千家の茶道を習い始めました。先生はお寺の住職です。初めてお茶会で袴を着けてお点前を披露した茶室には、「余情残心」と書かれた掛け軸がしつらえられていました。余情残心とは、茶事が終わり、余ったお茶を飲みながら、その日の反省をし、お帰りになられたお客様のことを思い続けるという意味の表現です。
私もこの日茶事が終わった後に、この言葉の意味を感じるとることができたのでした。
初めてお点前を披露した茶室
コメント:市民研究員 H.N.さん
若かりし頃、お菓子の美味さにひかれて数年お稽古に通ったことを思い出しました。正式なお茶会でのお点前披露にお声がかからなかったことは、いうまでもありません。T.T.さんの真面目な取り組みの姿勢と成果を伺い、改めてまた、心静かに茶道に向き合ってみたいという気持ちになりました。
私もこの日茶事が終わった後に、この言葉の意味を感じるとることができたのでした。
継続コース参加者 T.T.さん
初めてお点前を披露した茶室
コメント:市民研究員 H.N.さん
若かりし頃、お菓子の美味さにひかれて数年お稽古に通ったことを思い出しました。正式なお茶会でのお点前披露にお声がかからなかったことは、いうまでもありません。T.T.さんの真面目な取り組みの姿勢と成果を伺い、改めてまた、心静かに茶道に向き合ってみたいという気持ちになりました。
物忘れをしないように記録している10年日記、出納帳、メモ帳です。
日記は9年目。以前は楽しい事を書いていましたが、最近は、本やドキュメンタリ−の感想、漬物の材料や調味料の分量、花の開花などの備忘録になっています。友達の誕生日の記録は、お祝いを失することがなく役立っています。
出納帳は簡単な記入にしていますが、特別な出費は後で役立ちます。出かけた時の支出はピッタリあうと、快感です。メモ帳には花や本の名前、心に残る言葉、料理方法などを記録しておき、人と話すときに重宝しています。
記録をして物忘れ防止
コメント:市民研究員 M.N.さん
10年間の記録素晴らしいですね。これは C.O.さんの宝物ですね。私の物忘れ防止は、毎朝飲むサプリメントがあり、カレンダーにメモし、冷蔵庫に貼って確認をしています。
日記は9年目。以前は楽しい事を書いていましたが、最近は、本やドキュメンタリ−の感想、漬物の材料や調味料の分量、花の開花などの備忘録になっています。友達の誕生日の記録は、お祝いを失することがなく役立っています。
出納帳は簡単な記入にしていますが、特別な出費は後で役立ちます。出かけた時の支出はピッタリあうと、快感です。メモ帳には花や本の名前、心に残る言葉、料理方法などを記録しておき、人と話すときに重宝しています。
継続コース共想法参加者 C.O.さん
記録をして物忘れ防止
コメント:市民研究員 M.N.さん
10年間の記録素晴らしいですね。これは C.O.さんの宝物ですね。私の物忘れ防止は、毎朝飲むサプリメントがあり、カレンダーにメモし、冷蔵庫に貼って確認をしています。
毎日柿の木の前を通るたびに、見上げては柿の実を眺めています。なぜなら、今年は17個も実って、驚かされているからです。苗木を植えてから26〜27年は過ぎているのですが、これまでは実ったのは7個が最高でしたから。両隣のご主人たちも驚いて話しかけてくれるほど、注目の的にもなりました。
「今まで生きていてよかった」と、次郎柿の木がつぶやいているようです。まだ、収穫はしていませんが、鳥が先にさらっていきそうです。カラスへの割り当ては1個なのですが、果たしてどうなるでしょうか。
初めてたくさん実った次郎柿の木
コメント: 市民研究員 T.U.さん
抜けるような空の色が懐かしく思い出される今日この頃の気候ですが、大きな柿の実が沢山たわわに実って、支える枝も重くて大変そうです。
最終的に人間様への分け前はいくつ残ったのか? とても気になります。
「今まで生きていてよかった」と、次郎柿の木がつぶやいているようです。まだ、収穫はしていませんが、鳥が先にさらっていきそうです。カラスへの割り当ては1個なのですが、果たしてどうなるでしょうか。
市民研究員 K.S.さん
初めてたくさん実った次郎柿の木
コメント: 市民研究員 T.U.さん
抜けるような空の色が懐かしく思い出される今日この頃の気候ですが、大きな柿の実が沢山たわわに実って、支える枝も重くて大変そうです。
最終的に人間様への分け前はいくつ残ったのか? とても気になります。
2019年1月29日、流山市生涯学習センター3F市民活動推進センター大会議室にて、2018年度ほのぼの研究所合同研修を開催しました。これは毎年1回、通期で活動を総括、課題を整理し、次期の展望や方針について、確認・討議するものです。
大武所長ほか、理化学研究所の技術経営顧問、同技術開発顧問(兼ほのぼの研究所副代表理事)、協働事業者(埼玉県の認定NPO法人きらりびとみやしろ、茨城県の介護老人保健施設マカベシルバートピア、大阪府の有限会社野花ヘルスプロモート)、「お江戸共想法」の参加者、継続コース参加者有志、そして市民研究員の、合わせて18名が参集しました。
午前の部は、この研修会をこの1年の活動と知見を全員で共有し、今後の発展につなげるための貴重な機会にしていきたいとの大武所長の開会挨拶で始まり、下記の順で2018年度の活動報告がありました。
大武所長の開会挨拶
≪2018年度活動報告≫
【きらりびとふれあい共想法30年度実施報告】
【マカベ゙共想法報告】
最後に、多忙で煩雑な業務に従事していながら、今秋開催の老健大会で7年間の共想法実施報告発表を目指しているという永田さんの熱い思いを伺い、頭が下がりました。
【のばな共想法】
*以上の3協働事業者が展開している共想法は、事業者の特性や参加者の属性は異なりますが、例えば、写真を自ら用意しにくい超高齢者に、実施者が事前に写真を用意しておくマカベの写真共想法の手法を、参加者が固定していない岸和田の「脳楽活動」に採用するなど、手法の応用・改善につながる可能性も確認できました。
報告後に盛んに繰り広げられた質疑応答
【ほのぼのプラザますお 共想法継続コース】
【柏市認知症予防講座】(柏市より受託)
2019年度の受託も決定したため、さらにその評価と参加者数が上回るよう、楽しく気軽に参加を促すイメージの講座テーマ名設定や、講座内容をわかりやすく説明するチラシの工夫等が課題として挙げられました。 なお、修了生の数名が共想法継続コースの新人コースへ参加することになりました。
【「超かっこよく老いよう!」ワークショップ & 認知症予防無料講座報告】
後者は、自身の認知機能についてよく理解した上で、より効果的に認知症予防に取り組むことを意図した「よりよく生きるために、もっとよく識る」がテーマ。「認知機能の見える化で何がわかるの?」の講話の後に、グループワークでタブレット・パソコンを使用してゲーム感覚で認知機能の程度を知る「脳活バランサー・CogEvo」体験演習や意見交換を行う参加型に特化したため、参加者、実施者共に得ることが多かったようです。
予想外の気力とパワーを要した「初めて」尽くしの2企画の報告は、事後に、担当者はもちろん、市民研究員も新しい知見とポテンシャルを大いに感じたことを思い出させてくれました。
【2018年講演会実施報告】
参加者一同の記念撮影
【「お江戸共想法」実施報告】
「お江戸共想法」は2018年6月から始まった理化学研究所革新知能統合研究センターの「健常高齢者の会話支援による認知機能訓練に関する研究」介入実験に参加した被験者有志の呼びかけで自発的に生まれた、総勢15名のグループで、名付け親は大武先生。
12月より月1回、3グループに分かれて共想法に参加しています。介入実験参加中の3か月間、週1回十数回にわたり共想法に参加したメンバーだけに、共想法への思い入れや課題についての発表は、実施者としての市民研究員には大変新鮮に届き、初心に帰るとともに、参加者の声として大変参考になるものでした。今後交流を深めてお互いが切磋琢磨していけたらと思います。
こうした共想法参加者の自発的なグループの誕生は、小暮、三宅両顧問が、大変好ましい結果だと評されました。
お江戸共想法の報告を聴く
≪2018年度活動報告&2019年度施策について≫
以上の各発表を踏まえ、大武所長より、写真年表をもとに、2018年度の活動総括があり、続いて2019年の施策として、ほのぼの研究所のビジョン:「防ぎうる認知症にならない社会」に向けての1)続けつつ、やり方を変える、2)管理体制の構築、3)フォローアップ体制の構築、4)効果検証実験に基づく効果最大化、手順最適化、5)世話役タイプの方の発掘 の5項目が挙げられました。
併せて、2018年度の理化学研究所における成果として、モノとしてぼのちゃん5号、対話ロボットの開発、手法として脳波やMRI等による認知機能計測技術、介入実験の結果解析に基づいた効果検証や理研内外での実験や共同研究が紹介され、さらに広がる2019年度の展望も述べられ、期待が膨らみました。
≪共想法の普及と社会実装に向けた取り組みについて≫
小暮純生理化学研究所技術経営顧問から、和光市での高齢者への介入調査に向けての取り組みが緒に就いたという報告がありました。また、生命保険会社、損害保険会社、飲料会社等との連携や、共同研究構想に向けての検討の前向きな進捗状況も伺い、共想法のさらなる拡大・発展に期待を抱いたことでした
ティータイム休憩後の午後の部兇蓮∋安霪禅徑化学究所技術開発顧問の、大武先生との出会いやご自身の研究を含めた自己紹介を皮切りに、それぞれの活動について質疑応答も交えながら全員が自己紹介等を行いました。
終了時刻が迫っても、討議は尽きませんでしたが、今年度の最大の課題である「知識の構造化」のための知識の「種」を集めることができたので、それらを使えるように整理し、ほのぼの研究所のビジョンに近づけていきたいという強い思いを込めた大武先生の挨拶にて無事終会となりました。
寒風がより強くなる中、一同で共有した熱い思いが吹き飛ばされないよう、家路を急ぎました。
大武所長ほか、理化学研究所の技術経営顧問、同技術開発顧問(兼ほのぼの研究所副代表理事)、協働事業者(埼玉県の認定NPO法人きらりびとみやしろ、茨城県の介護老人保健施設マカベシルバートピア、大阪府の有限会社野花ヘルスプロモート)、「お江戸共想法」の参加者、継続コース参加者有志、そして市民研究員の、合わせて18名が参集しました。
午前の部は、この研修会をこの1年の活動と知見を全員で共有し、今後の発展につなげるための貴重な機会にしていきたいとの大武所長の開会挨拶で始まり、下記の順で2018年度の活動報告がありました。
大武所長の開会挨拶
≪2018年度活動報告≫
【きらりびとふれあい共想法30年度実施報告】
協働事業者 きらりびとみやしろ 野口宗昭さん・田崎誉代さん
開始後8年目に入った健常高齢者を対象にした共想法を中心に、参加者の加齢に伴う問題点や、共想法操作機器、事業者の諸般の事情に伴って発生した課題とその解決方法、そして今後の展望が述べられました。それらは今後どの拠点や活動でも発生する可能性の高いものが多く、苦労がしのばれるとともに、身が引き締まる思いがしました。【マカベ゙共想法報告】
協働事業者 マカべシルバートピア 永田映子さん
2011年11月のスタートから7年が経過した共想法についての報告がありました。介護老人保健施設という特性上、平均年齢88.8歳である参加者に、楽しく、負担なく参加していただけるように様々工夫や細やかな配慮をして、一人だけで実施運営を継続させていることに大変感心しました。また、司会ロボットぼのちゃん5号導入時のエピソードも興味深いものでした。最後に、多忙で煩雑な業務に従事していながら、今秋開催の老健大会で7年間の共想法実施報告発表を目指しているという永田さんの熱い思いを伺い、頭が下がりました。
【のばな共想法】
協働事業者 有限会社野花ヘルスプロモート 正木 慎三さん
協働事業者となって3年目。ケアマネジャーとして幾つかの業務を兼務しながら、地域ささえあい活動(岸和田みま〜も)の講座のひとつとしての「脳楽活動」と、野花が展開する各種介護施設スタッフ間のコミュニケーション能力アップのための活動との2本柱で共想法を展開している中で、共想法を根付かせる段階での、試行錯誤や課題が述べられました。多忙と知られている介護業務の中での共想法展開の難しさを改めて痛感したことでした。*以上の3協働事業者が展開している共想法は、事業者の特性や参加者の属性は異なりますが、例えば、写真を自ら用意しにくい超高齢者に、実施者が事前に写真を用意しておくマカベの写真共想法の手法を、参加者が固定していない岸和田の「脳楽活動」に採用するなど、手法の応用・改善につながる可能性も確認できました。
報告後に盛んに繰り広げられた質疑応答
【ほのぼのプラザますお 共想法継続コース】
田口良江市民研究員・根岸勝壽研究員
2018年度から、柏市の認知症予防講座修了者の受け皿として、また、講演会などで興味を持った方々を受け入れる、途中からでも参加可能な新人コースが設置されて、長年共想法をしているベテランコースとの2本立てとなりました。田口研究員からは、年々難易度の上がるテーマにも果敢に取り組んで、さらに向上して下さっているベテランコース参加者への感謝を惜しまない一方、さまざまな属性の新人参加者の受け入れ対応には、課題が多いも、全力で前向きに取り組んでいる報告がありました。併せて、根岸市民研究員から、ぼのちゃん5号の使い勝手への改善要望が挙げられました。【柏市認知症予防講座】(柏市より受託)
松村光輝市民研究員・魚谷茜市民研究員
「質問力をつけて認知症予防」というテーマのもと、参加していない共想法にも参加したつもりで一緒に質問を考え、200字要旨も講座中記入する等、参加型の要素も取り入れた講座の評価は、「認知症予防を実践したい」意向の強い参加者が多かったこともあり、満足度も参加意向も良好でした。2019年度の受託も決定したため、さらにその評価と参加者数が上回るよう、楽しく気軽に参加を促すイメージの講座テーマ名設定や、講座内容をわかりやすく説明するチラシの工夫等が課題として挙げられました。 なお、修了生の数名が共想法継続コースの新人コースへ参加することになりました。
【「超かっこよく老いよう!」ワークショップ & 認知症予防無料講座報告】
清水きよみ市民研究員・松村光輝市民研究員;鈴木晃市民研究員
前者は柏駅至近のパレット柏で初の開催で、実施人材発掘の目的も踏まえて、告知内容・方法、グループワーク採用等、工夫を凝らした結果、特に男性の参加が多く、大いに手ごたえを感じたとのことでした。後者は、自身の認知機能についてよく理解した上で、より効果的に認知症予防に取り組むことを意図した「よりよく生きるために、もっとよく識る」がテーマ。「認知機能の見える化で何がわかるの?」の講話の後に、グループワークでタブレット・パソコンを使用してゲーム感覚で認知機能の程度を知る「脳活バランサー・CogEvo」体験演習や意見交換を行う参加型に特化したため、参加者、実施者共に得ることが多かったようです。
予想外の気力とパワーを要した「初めて」尽くしの2企画の報告は、事後に、担当者はもちろん、市民研究員も新しい知見とポテンシャルを大いに感じたことを思い出させてくれました。
【2018年講演会実施報告】
鈴木晃市民研究員・長久秀子市民研究員
NPO法人設立10周年記念講演会と同クリスマス講演会の報告を、2017年度を含めた事後のアンケート結果や総括を踏まえて報告。2018年度に行った課題や仮説の検証結果と、今後の課題を述べました。節目の年の2つの講演会は、ご参加の方々に感謝の意を表することができ、好評を得ましたが、まだまだ力不足。ほのぼの研究所の「普及活動」の柱として、十分に機能するためには、開催の目的に即して、ターゲットとそのニーズ、トレンドにマッチした、参加を喚起するテーマを掲げて、効率よく運営する課題があると締め括りました。参加者一同の記念撮影
【「お江戸共想法」実施報告】
お江戸共想法参加者 田村浩さん・今城悦子さん・京道隆夫さん
記念撮影後を終えての、お待ちかねのランチタイムで一息ついた後の午後の部気蓮⊇蕕目見えのメンバーの報告からスタート。「お江戸共想法」は2018年6月から始まった理化学研究所革新知能統合研究センターの「健常高齢者の会話支援による認知機能訓練に関する研究」介入実験に参加した被験者有志の呼びかけで自発的に生まれた、総勢15名のグループで、名付け親は大武先生。
12月より月1回、3グループに分かれて共想法に参加しています。介入実験参加中の3か月間、週1回十数回にわたり共想法に参加したメンバーだけに、共想法への思い入れや課題についての発表は、実施者としての市民研究員には大変新鮮に届き、初心に帰るとともに、参加者の声として大変参考になるものでした。今後交流を深めてお互いが切磋琢磨していけたらと思います。
こうした共想法参加者の自発的なグループの誕生は、小暮、三宅両顧問が、大変好ましい結果だと評されました。
お江戸共想法の報告を聴く
≪2018年度活動報告&2019年度施策について≫
以上の各発表を踏まえ、大武所長より、写真年表をもとに、2018年度の活動総括があり、続いて2019年の施策として、ほのぼの研究所のビジョン:「防ぎうる認知症にならない社会」に向けての1)続けつつ、やり方を変える、2)管理体制の構築、3)フォローアップ体制の構築、4)効果検証実験に基づく効果最大化、手順最適化、5)世話役タイプの方の発掘 の5項目が挙げられました。
併せて、2018年度の理化学研究所における成果として、モノとしてぼのちゃん5号、対話ロボットの開発、手法として脳波やMRI等による認知機能計測技術、介入実験の結果解析に基づいた効果検証や理研内外での実験や共同研究が紹介され、さらに広がる2019年度の展望も述べられ、期待が膨らみました。
≪共想法の普及と社会実装に向けた取り組みについて≫
小暮純生理化学研究所技術経営顧問から、和光市での高齢者への介入調査に向けての取り組みが緒に就いたという報告がありました。また、生命保険会社、損害保険会社、飲料会社等との連携や、共同研究構想に向けての検討の前向きな進捗状況も伺い、共想法のさらなる拡大・発展に期待を抱いたことでした
ティータイム休憩後の午後の部兇蓮∋安霪禅徑化学究所技術開発顧問の、大武先生との出会いやご自身の研究を含めた自己紹介を皮切りに、それぞれの活動について質疑応答も交えながら全員が自己紹介等を行いました。
終了時刻が迫っても、討議は尽きませんでしたが、今年度の最大の課題である「知識の構造化」のための知識の「種」を集めることができたので、それらを使えるように整理し、ほのぼの研究所のビジョンに近づけていきたいという強い思いを込めた大武先生の挨拶にて無事終会となりました。
寒風がより強くなる中、一同で共有した熱い思いが吹き飛ばされないよう、家路を急ぎました。
(市民研究員 長久秀子)
朝のウォーキングの帰りに、通学途中の小学校2〜3年生の女の子と会いました。思わず「ピンクのかわいい帽子ね。だけど小学生は黄色の帽子でないの?」と声をかけると、「黄色の帽子は1年生だけなの」と答えてくれて、私は認識不足を反省。すると、彼女が「おばさんの小学生のころはどうだったの?」と、「もう、ずっと前のこと、帽子を被らなかったわ」と答えると、「そう、おばさんは、何年生きているの?」など、ひととき楽しい会話が弾みました。
率直な質問や応対に、今どきの教育は昔と違うのかなと感じ、成長が楽しみになりました。本当に久しぶりにした小学生との会話、心が温まり、長生きしてよかったと思う朝のひとときでした。
朝の小学生との会話
コメント:市民研究員 T.U.さん
朝の寒い日が続いていますが、読んでいるほうもじわっと心が暖まるようなお話ですね。そろそろいろいろなものが芽吹き始める季節ですが、この小学生も、きっとY.H.さんのお気持ちが通じて、すくすくと育ってくれることでしょう。
率直な質問や応対に、今どきの教育は昔と違うのかなと感じ、成長が楽しみになりました。本当に久しぶりにした小学生との会話、心が温まり、長生きしてよかったと思う朝のひとときでした。
継続コース参加者Y.H.さん
朝の小学生との会話
コメント:市民研究員 T.U.さん
朝の寒い日が続いていますが、読んでいるほうもじわっと心が暖まるようなお話ですね。そろそろいろいろなものが芽吹き始める季節ですが、この小学生も、きっとY.H.さんのお気持ちが通じて、すくすくと育ってくれることでしょう。
2018年暑い夏の3カ月間の「ふれあい共想法」への参加は、私たちにとって大変意義ある体験となりました。この体験の余韻が残る11月、大武先生の助言を頂きながら、月1回13時30分〜15時30分の2時間、共想法に継続して参加するグループのメンバー応募を、共想法体験者に呼びかけましたところ12名が手を挙げてくれました。
そして、大武先生、理研のスタッフの方々のご指導、サポートをいただきながら、同年12月に、東京日本橋1丁目の三井ビルコレド日本橋15F理化学研究所(以下理研)の一室をお借りして、第一回目をスタート致しました。
グループ名は、意見を出しあい、発足の地お江戸日本橋にちなんで、「お江戸共想法」としました。
第1回のテーマは「私の好きな色」とし、夏の共想法体験とは違った、12名3グループのメンバー構成を毎回変えること、 個々の写真の説明、質疑応答、 フェイススケールチェック、聞き取り記録、写真チェック等すべてを1分間で行うというルーティンには、最初は戸惑いましたが、徐々に慣れてきました。
現在、よりよい運営方法については、まだまだ模索中です。
このルーティンに慣れてきたメンバーのひとりで、皆勤参加者のTさんから発せられた 「毎回の “テーマ“ってホントに難しいよね。ほんとに悩むよね」 の一言が「ふれあい共想法」の研究の狙いのひとつでもと思っています。日々頭を使って悩むことが、脳を刺激し、鍛える手段でもあるのです。
11回目からは、2019年度体験者からの新しいお仲間が増え少し雰囲気も変わってきました。今後も、「話す」「見る」「聴く」「考える」を楽しく実施していくことを続けていきたいと思っております。 また、大武先生も述べられた、「お江戸共想法」の1日も早い「自立」を目指すべく精進しなければとも思っています。
お江戸共想法 齋藤 千鶴子
そして、大武先生、理研のスタッフの方々のご指導、サポートをいただきながら、同年12月に、東京日本橋1丁目の三井ビルコレド日本橋15F理化学研究所(以下理研)の一室をお借りして、第一回目をスタート致しました。
グループ名は、意見を出しあい、発足の地お江戸日本橋にちなんで、「お江戸共想法」としました。
第1回のテーマは「私の好きな色」とし、夏の共想法体験とは違った、12名3グループのメンバー構成を毎回変えること、 個々の写真の説明、質疑応答、 フェイススケールチェック、聞き取り記録、写真チェック等すべてを1分間で行うというルーティンには、最初は戸惑いましたが、徐々に慣れてきました。
現在、よりよい運営方法については、まだまだ模索中です。
このルーティンに慣れてきたメンバーのひとりで、皆勤参加者のTさんから発せられた 「毎回の “テーマ“ってホントに難しいよね。ほんとに悩むよね」 の一言が「ふれあい共想法」の研究の狙いのひとつでもと思っています。日々頭を使って悩むことが、脳を刺激し、鍛える手段でもあるのです。
11回目からは、2019年度体験者からの新しいお仲間が増え少し雰囲気も変わってきました。今後も、「話す」「見る」「聴く」「考える」を楽しく実施していくことを続けていきたいと思っております。 また、大武先生も述べられた、「お江戸共想法」の1日も早い「自立」を目指すべく精進しなければとも思っています。
お江戸共想法 齋藤 千鶴子