ログイン | 新規登録
メインメニュー

ほの研ブログ - 最新エントリー

 さわやかちば県民プラザ3階大研修室での設立記念講演会「今からなら間に合う!認知症予防」が盛会に終了した後は、会場を1階のレストラン 赤坂クーポールに移して、定刻より早めに交流会が始まりました。「今からなら!」「アクティブに活動しましょう」と講師から元気づけられたからでしょうか、当日飛び入りのご参加もあり、46名にご参集いただきました。

  開会に当たり、ほのぼの研究所設立当初より一番近い位置で温かくサポートして下さっている三宅 徳久副代表理事が、今後はより足繁く活動に参加し、さらなる躍進を遂げられるように見届けていきたいという、心強い挨拶を述べました。
 

三宅 徳久 副代表理事

  来賓の株式会社伊藤園中央研究所の瀧原 孝宣様からは、お茶の効果・効能の研究に際して、大武先生の講演をきっかけに『共想法』に関心をお持ちいただき、実際にほのぼのプラザますおでの『共想法』に体験参加された経緯や、今後の共同研究を見据えた期待を込めた嬉しいご挨拶をいただきました。

伊藤園 中央研究所 瀧原 孝宣 様

 乾杯の音頭は自社製品:しっぽのついたクッション型セラピーロボットQOOBO君を連れて登場のユカイ工学の青木 俊介様ににこやかに取っていただきました。QOOBO君も嬉しいとみえ、盛んにしっぽを振ってくれました。同社には『共想法』司会ロボットぼのちゃんの開発を手掛けていただいております。

ユカイ工学 青木 俊介 様


一同で乾杯

  お好みのプチケーキやサンドイッチ、ドリンクをいただきながら、最初は予め指定されたA〜Fの6テーブルに分かれて、数人のグループ内自己紹介と歓談となりました。初顔合わせの方々と名刺交換をしたり、所属やお名前に加えて、ほのぼの研究所との関わりや、日頃の業務や活動等、ざっくばらんに披露し、世代、分野の垣根を超えて談笑の輪が広がりました。

ちょうど、小腹が空いてきた頃ですね

 乾杯の挨拶でお目見えしたQOOBO君は青木様と一緒に会場を回り、背中をたくさん撫でてもらって思いっきりしっぽを振ったり、記念写真におさまったりと大活躍でした。理化学研究所顧問の小暮先生は特に企業からご参加の方々に積極的にお声をかけて、親交を深めて下さいました。

QOOBO 君も仲間に入って、多世代、異文化交流

  続いて、正面のマイクの前での全員参加の、共想法風に「好きな食べ物」のエピソードを添えた自己紹介タイムとなりました。カナダから来日した理化学研究所研究員の大変流暢な日本語や、テーマに反した「嫌いな食べ物の」頻出など、驚きあり、笑いありの楽しいひとときはあっという間に過ぎていきました。
 

上橋 泉 監事

  最後に、ほのぼの研究所の上橋 泉監事の、皆様のご健勝とほのぼの研究所の繁栄を祈念した威勢のよい一本〆にて、お名残惜しくも、また来期もお目にかかることを念じて、交流会は無事閉会となりました。
 ご参加の皆さま、ありがとうございました。

市民研究員  田口良江

2019年ほのぼの研究所設立記念講演会

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NagahisaH 2019-7-28 8:00
 2019年7月5日(金)13時30分より、柏市柏の葉のさわやかちば県民プラザ大研修室にて、「今からなら間に合う!認知症予防」〜充実した真の健康長寿を目指すために〜をテーマに、ほのぼの研究所設立記念講演会を開催いたしました。愛知県からお招きした国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター長 島田裕之先生の講話や『コグニサイズ』への関心のある方、また「今からなら間に合う!」のフレーズに敏感に反応された認知症予防に関心の高い方が多かったのでしょうか、お申込みは早々に定員に達し、当日は雨の心配もある生憎の曇り空でしたが、120余名の参加者で会場は埋め尽くされました。

 大武所長の開会挨拶に続き、さわやかちば県民プラザ 内藤 正寿所長より、ご来賓の挨拶を頂きました。発表されたばかりの認知症施策推進大綱について触れられ、認知症予防に取り組む講師やほのぼの研究所への激励と期待、そして人生100年時代における生涯学習実践の重要性を述べられました。次いで、MS&ADインタリスク総研の杉澤 登様より、法人賛助会員となられた経緯と、『共想法』への大きな期待を込めたご挨拶をいただきました。
 

ご来賓の内藤正寿さわやかちば県民プラザ所長
 

ご来賓のMS&ADインタリスク総研 杉澤 登様
 
  招待講演の島田裕之先生の講話のテーマは「自分で行う認知症予防の方法―この30年間の研究から見えてきたこと」。認知症の発症要因から予防まで、多様な興味深い研究データや研究プロセス、動向を織り交ぜながら、詳細な内容を大変わかりやすく解説して下さいました。

招待講演の国立長寿医療研究センター島田裕之先生
 

 最初に、現時点での予防とは、認知症を完全に抑えたり、治すということではなく、(1)認知症の発症を数年遅らせる(発症遅延)(2)認知症を発症しても悪化を遅らせること(重症化予防)であると定義されました。早期・軽症のMCI(軽度認知障害)への予防の取り組みで、4人に1人が健常の状態に回復した研究結果があることを踏まえて、できるだけ早期に自分の異状に気付き(認知機能検査・脳ドック等)予防策を講じることが重要だと説かれました。そして、予防に効果的とされるものは多数あるも、運動、生活習慣病管理、脳を鍛える、社会的交流が特に効果的であることも。そして、最も悪い要因とされる生活習慣:身体的不活動(運動不足)を改善するばかりか、認知機能を改善するとともに、脳にも良い作用のある方法として、所属の国立長寿医療研究センターが開発した『コグニサイズ』を紹介して下さいました。最後に参加者全員で初歩とはいえ、初心者には徐々に手こずってしまうコグニサイズを幾つか体験しました。果たして、今から!認知症予防を取り組もうと決めた参加者の心ばかりか、身体までが程よく熱くなったのでした。 

会場全員でコグニサイズを体験、うーん、意外と〜
 
 大武美保子 ほのぼの研究所代表理事・所長、理化学研究所チームリーダーの基調講演は「頭の健康チェックのすすめ」。加齢とともに低下する認知機能は、個人、脳血管系疾患発症の有無や生活の仕方等で異なるも、その傾きをいかに緩めるかが全ての人の課題であると述べました。認知症予防のためには、島田先生が異状に気付く-早期に検査を受けることを勧められたように、自分の今の認知機能を知る勇気が重要であると強調しました。そのためには血圧や体重を測るように、認知機能を測り、予防に向き合うべきだと述べました。併せて、認知機能と同じようなカーブをより早期から描く骨密度の計測も、特に女性参加者に勧めました。

 基調講演の大武代表理事・所長
 
 10分の休憩を挟んで島田先生と大武所長の「今からなら間に合う!認知症予防」と題した対談が始まりました。『共想法』実施時に使うことのある、発話量を計って絶妙に?進行を取り仕切るロボットぼのちゃん5号が、対談の司会を務めることになり、ヘッドマイクを装着しての対談となりました。

 絶妙に進行を取り仕切る司会ロボットぼのちゃん5号、対談で大役を果たす?
 
 まず、最前線の認知症予防研究者として、現在、非薬物療法で認知症予防に良いとされる手法は、エビデンス(証拠)が足らないとされていることに忸怩たる思いがあるも、世界でも、また日本でも大規模な臨床研究が始まっていることから、エビデンスを集めながら、発症遅延、重症化防止の意味の予防を推進していくという熱い思いが語られました。
 
  また、休憩時間に会場から収集した質問への回答も含めて、認知症予防のきっかけや継続するポイントについても語られました。予防のきっかけとなるのは、「自分の状態を知る」こと(脳ドック・認知症検査)。病気になると怖いという恐怖は最大のモチベーション。そして、予防活動継続の秘訣は、自分がやっているということを味わうためのモニタリング(記録)と、強靭な意思があっても1人では続けにくいので、仲間づくりが必要とのこと。

 最後に、島田先生から「誰もが認知症は怖い、むやみに怖がることはやめて、一歩踏み出して予防活動をすることが最も大事。認知症の怖さを忘れるほどアクティブに活動して下さい!!」という熱いエールをいただき、対談、そして講演会は終了いたしました。

 なお、多くの方々から回答をいただきました事後アンケートでは、講演会全体に高い評価を頂戴いたしました。またこれまでになく大勢の方々から、自由回答として、これからすぐに認知症予防活動を始めたい、自分の状態を知るために認知機能等を測ってみたいというお声を寄せていただき、「今からなら間に合う!」の効果があったのではと、嬉しく思っております。島田先生のアドバイスに沿って、長く継続いただきますようにと願っております。
 ここに改めて、ご多忙の中遠路はるばるご無理をお願いしてご登壇いただきました島田先生、並びにご参加の皆さまに感謝を申し上げる次第です。ありがとうございました。

市民研究員 長久 秀子

 4年目を迎えた柏市認知症予防講座を、柏市介護予防センター ほのぼのプラザますおにて、6月4日、18日、7月2日の3回に亘って大武美保子ほのぼの研究所代表理事・所長を講師として開講しました。
今年度は募集18名を大幅に上回る42名の応募者があり、抽選の結果33名の方に受講していただくことになりました。60歳代、70歳代前半の応募者が多く、認知症予防への関心が高まっていることを実感しました。


講座一日目は自己紹介でスタート

 毎回、大武所長の「共想法ガイドブック」や資料を用いた認知症や認知症予防に関する講話と共想法の実演、体験とが組み合わされたスケジュールで実施されました。  


大武所長の講話に熱心に耳を傾ける受講生

 共想法のテーマは「好きな物事」とし、1日目は研究員の実演をご覧いただき、2日目には受講生2グループに体験していただきました。「陶芸」「鉄道旅」「ひょうたん作り」「野菜づくり」等々、興味深い写真をもとに面白く愉快な話題提供と質疑応答が繰り広げられました。さらに、昨年同様、共想法に参加していない人も「質問を作ってみる」こともとりいれたので、さらに質疑応答が活発に広がり、講座会場が一体となって、和やかな雰囲気にもなりました。


受講生による共想法体験

 また、休憩時間前に講師から、「共想法の司会ロボット:ぼのちゃんをよく見ておいてくださいね」の声掛けがあり、休憩後、ぼのちゃんの目・口の形や、頭や洋服の色を当てるクイズが出されました。果たして、「え〜と」「う〜ん」「あれっ」などの声がもれ、注意を促されても、意外とよく見ても憶えてもいないこと(空間認識力や記憶力を働かせていない)ことがわかりました。
 3日目には残りの受講生の共想法体験に続いて、ゲーム感覚で認知機能の程度がわかるアプリを使って、「物語記憶」(エピソード記憶)の問題に参加者全員で楽しく挑戦してみました。そして、むやみに認知症を恐れるではなく、自身の今の認知機能の弱み・強みを知った上で、脳を鍛えることの必要性も実感していただきました。


ゲーム感覚で認知機能の程度を知るアプリを使って難問?に挑戦

 始めるだけでなく、「続けることが大切」との講師の呼びかけに、2名の受講生がすでにこの講座の受け皿になっている共想法継続コースに申し込みをされ、6名程の方が次回の継続コースを見学希望されていることは嬉しい限りです。また7月5日の設立記念講演会「今からなら間に合う!認知症予防」にも数名ご参加いただきました。
  
 事後のアンケートには、今講座に「満足」、「ほぼ満足」の好意的ご意見が多数寄せられ、受講生の皆様が大変熱心にご参加して下さっていたというスタッフの実感と重なった結果だけに、特に嬉しいことでした。
本講座運営にご尽力下さいました、柏市ならびに社会福祉協議会のスタッフの皆様、そして受講者の皆様に厚く御礼申しあげます。

市民研究員 魚谷 茜

 この写真を撮ったのは、テレビの再放送で市原悦子さんが朗読していた「僕はママが大好き。だから、手を繋いで歩く時、僕は絶対にママの影を踏まないよ。だって、大好きだから」という7歳児の詩がとても素晴らしく、感激したのがきっかけです。これだ!母子が手を繋いで歩く影写真を撮ろうと。
 7歳の孫と、母親の代理で私がモデルになりました。孫と2人、大きな影が撮れる所を目掛けて走り回りました。撮り終えた時私は、とても幸せで暖かい気分になりました。詩の効果でしょうか。

継続コース参加者A.K.さん


感激した詩を写真に表して

コメント:市民研究員 H.N.さん
200字少々の文章の中に、A.K.さんのしなやかな心と、優しいお孫さんとの心温まるドラマが凝縮されていて、胸が熱くなりました。素敵な写真を撮るために、お孫さんと時間を共有できるとは、なんとも羨ましいことです。素敵なおばあちゃまとして、慕われていらっしゃるのですね。

切り絵行灯

カテゴリ : 
今日の共想法 » 10分歩いて見つけたもの
執筆 : 
NagahisaH 2019-7-7 8:00
  往時に栄えた街並みが特に夜になると暗く寂しくなったと考えた、生まれも育ちも流山の幼馴染、しかも隣同士の切り絵担当と行燈担当の2人のボランティアが作成している切り絵行灯は市内の古い街並みを中心に数十基ほど設置されています。どれもその設置場所にちなんだオリジナルデザインの精巧な切り絵が施され、ライトアップされるとさらに趣が出ます。市役所や由緒ある社寺、鉄道駅舎、モダンな店舗もと、設置場所が増え、市の活性化にも役立っています。目にすると、なんとも言えない和やかな温かい気持ちになるのです。

市民研究員 H.N.さん



流山諏訪神社に設置されている切り絵行灯

コメント:市民研究員A.S.さん
行灯に明かりがともった写真は古い街並みも活かされ、良い雰囲気が感じられる1枚です、昼の街並みを見た時とは異なる切り絵行灯のある処への散策は、夕方からがお勧めで、また新たな発見もありそうです。

思い出のステンドグラス

カテゴリ : 
今日の共想法 » 好きなものごと
執筆 : 
NegishiK 2019-6-30 8:00
 この作品の原画はミュシャの「黄道のナニ宮」です。作品に込められた意味を美しいガラスで表現したいと思って制作したものなので、選びました。
 かつて水戸で一枚のガラスの織り成す光の中で美しい天使が舞っている作品に出合い感動し、作者を探した先が、古典技法を教えるステンドグラスアートスクール、プロ養成校の先生でした。夫の後押しもあり、若い人達と学んだ2年間は徹夜が続く日もありましたが、人生のターニングポイントになりました。30年たった今でも完成した作品に初めて光を通す時の感動は変わりません。
 

継続コース参加者 K.S.さん



思いをこめて制作した思い出のステンドグラス

コメント:市民研究員K.N.さん
この様な繊細な絵を、色ガラスで作ることは根気がいる作業だと思います。それだけに出来上がった作品を見た時の感動が、私にも伝わってきました。奇麗なものを見ると、楽しくなりますね!
 そこの製品を気に入っていて、何人もの人を紹介したといっている友人に連れられて車で20km、「足型を取って、足に合った靴をつくる」靴屋さんに赴きました。家内工業のようなお店でした。
 そこで「この革はもうなくなるから」と勧められ、4足ほど注文、1カ月ほどでできあがり、いいお値段でした。とろが残念ながら、いざ履いて30分ほど歩いてみると、どうも足にフィットせず、疲れや苦痛を感じ、やっとの思いで帰宅したのでした。
 友人は見た目が高そうなのでリサイクルに出すように進めましたが、買い手がいやな思いをするかもと気になるので、やはり捨てよう!と思います。
 

継続コース参加者 M.Y.さん



注文して作った靴

コメント:市民研究員 M.M.さん
捨てるなんて、もったいないと思いました。「足型をとって足に合った靴を作る」靴屋さんなら、再度靴屋に行き、改良を加えて作り直してもらうのが、一番安心できるのではないでしょうか。

山奥新緑の瀧

カテゴリ : 
今日の共想法 » 音のある風景
執筆 : 
MatsumuraM 2019-6-16 8:00
 瀧の音は自然とハーモニーを奏で、風景に馴染む様相を呈していると思います。これは宮崎県にある高千穂峡を上から見た写真です。ここに行く山道を歩いていると、瀧の音だけが聞こえてきて、その風景が呼び起こされながら近づいてきたことを思い出します。滝が落ちる際にも、風の影響で落ちる水量によって音が異なるのを感じたり、滝つぼに落ちた水の跳ね上がる音など、その場その場で、音と風景の変化が楽しめて、なにか癒される気がしたのでした。

市民研究員 A.S.さん



山奥新緑の瀧

コメント:市民研究員 M.M.さん
雄大な自然のなかで、山道を歩いていくときに、耳に聞こえる瀧の音が自然とハーモニーを奏でる。なんとも抒情的で詩人の発想ですね。私も九州の出身ですが、瀧の音に癒しを感ずるなんてうらやましい限りです。

柏市民活動フェスタ2019出展報告

カテゴリ : 
ほの研日誌
執筆 : 
NegishiK 2019-6-9 8:00
 2019年5月12日(日)柏市民活動フェスタ2019に出展しました。このイベントは、柏市民活動フェスタ2019 実行委員会・柏市が主催する、「私たちも主役」をコンセプトに掲げ、これから地域で何かしてみたいと考えている市民を対象に地域活動参加のきっかけづくりと情報提供を目的とした見本市形式の企画です。柏駅周辺の柏駅東口サンサン広場(ダブルデッキ)、ファミリかしわ前広場、柏駅前通り歩行者天国、交流複合施設パレット柏を会場とする、幅広いエリアで繰り広げられ、約80の団体が参加しました。事前には柏市役所、パレット柏等にて参加団体のポスター展が開催されました。


柏市役所でのポスター展

 ほのぼの研究所は活動拠点として事務所を置き、頻繁に利用している、柏市文化・交流複合施設パレット柏の多目的スペースAでの、15:30〜17:30の時間帯に出展機会を得ました。このイベントへの参加は10年ぶりで、大武所長以下市民研究員8名が参画しました。


「認知機能を見てみよう」のポスター

 参加の目的を認知症や認知症予防に関する啓発と活動内容の紹介や参加者の募集と設定、よりわかりやすく、そして気軽な体験も通して、認知症予防について理解を深めていただこうと、「認知機能を見てみよう」-今から始める認知症予防-をタイトルとし、以下3本柱にて展開しました。
(1)ゲーム感覚で自分の認知機能の程度を知る「認知機能を見てみよう」体験コーナー
(2)ほのぼの研究所の活動紹介、ほのぼの研究所のマスコミ報道番組、「高齢者(認知症発症者)の危険」に関する動画視聴コーナー
(3)認知機能、認知症予防、ほのぼの研究所活動紹介の掲示・展示
 
 駅近く会場の賑わいとは少し趣を異にしたパレット柏会場でしたが、入り口すぐのスペースだったこともあり、「認知機能を見てみよう」コーナーでの体験を楽しみに開場を待って下さっていた方をはじめとして、ご自身の認知機能が気になる方、親族を介護していて認知症に興味のある方、当日ボランティアとして参加していた学生さん、お声かけをすると納得して下さる方など、中高年を中心に多世代の方々にコンスタントにご来場いただきました。
 一番人気はやはり「認知機能を見てみよう」コーナー。用意したパソコン、タブレットを用いて、担当者がマンツーマンで丁寧に説明、サポートしながら、お一人当たりおよそ10分間、十数名の方にご参加いただきました。見当識・計画力・空間の認識力・記憶力・注意力の認知機能の程度を知るために、ベンチャー企業が開発した、ゲームを通じて認知機能を見える化するアプリを体験していただき、結果をチャートグラフにしてお渡ししました。最初は操作などに戸惑っていた方も直ぐに慣れて、どの方の感想も「面白い!」と。「こういうものなのですね」「体験できてよかった」と嬉しい感想もいただき、結果についても、皆様納得なさった様子でした。


「認知機能を見てみよう」体験コーナー

 動画視聴コーナーでは、年を重ね、認知機能、五感等が衰えてくると多発するという、数々の思いもよらない食中毒につながる危険事例を紹介、併せてほのぼの研究所の活動記録やテレビ等で放映された紹介ビデオをご覧いただきました。
 幸いスペースの壁面をフルに活用できたので、認知機能、認知症予防に関する情報や、ほのぼの研究所の活動内容、『共想法』、そしてイベントや講座のご案内と、多くの情報発信もできました。
 また、ご来場の方々と情報交換をさせていただけたこと、同所同時間帯に参加の他団体の皆様との交流がはかれたこと、さらに7月5日に開催の設立記念講演会へのご参加お申込みもいただけましたことは、大変嬉しいことでした。


動画視聴コーナーと掲示・展示物コーナー

 政府は間もなく、2015年に策定した認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)の後継となる大綱を発表します。
 認知症やその予防に関しては、むやみに不安がったり、避けて通ることをせずに、認知機能、認知症、そして自分の「今」を知り、防ぎうる認知症に対して、予防意識を高めて対応することが必要であると考えています。2時間という短い時間でしたが、ご来場の皆様にその旨をご理解いただけたのなら、幸いに思います。
 参加にあたり、準備段階から適切なアドバイスやサポートをいただきました実行委員会の皆様に、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。

市民研究員 長久秀子

 2018年度は、2008年にNPO法人ほのぼの研究所設立10周年を迎えることができました。次の10年を見据えて、「防ぎうる認知症にならない社会」の実現へ向けた取り組みを行いました。今年度は、その取り組みをより具体化し、加速する、以下の三つの事業に主に取り組みます。

 第一に、自治体との連携による共想法事業に取り組みます。昨年度に引き続き、共想法継続コースを、柏市が主催する共想法の講座の受け皿として、柏市が行政として位置付けた上で実施します。公助による認知症予防活動を、共助による認知症予防活動につなげ、自治体がNPOを支援する一つの形となります。継続参加者に加えて、認知症予防活動の担い手となる人材に参加頂ける仕組みを、実践を通じて整えて参ります。

 第二に、企業と連携して、会員サービス連携事業に取り組みます。認知症予防を切実に必要とする人に認知症予防サービスを届ける仕組みづくりを目指します。具体的には、保険会社など、会員サービスを提供している企業の顧客を対象に共想法を体験頂くイベントを開催します。どのように伝えることで、不安を取り除きながら、必要な高齢者に認知症予防サービスに参加頂くことができるかを、明らかにします。サービスを享受すると共に効果検証に参加頂ける方を発掘する仕組みにつなげて行きたいと考えています。

 第三に、認知機能の計測評価事業を行います。体重、体温、血圧を測るように、認知機能を定期的に測る新たな暮らし方の実践を提案するものです。具体的には、企業と連携して、ゲーム感覚で認知機能を見える化するアプリを体験するイベントを開催したり、継続コース参加者の認知機能を定期的に計測したりするといった取り組みをします。時折認知機能をチェックし、強み、弱みを知った上で、共想法などの訓練手法を日常生活に取り入れることが、認知的健康につながることを示して行きたいと考えています。

NPO法人ほのぼの研究所 代表理事・所長
理化学研究所 革新知能統合研究センター チームリーダー
大武美保子