ほの研ブログ - 最新エントリー
2013年6月4日から7日まで、富山国際会議場で開催された、人工知能学会に参加したので報告します。ほのぼの研究所からは、大武先生、市民研究員の佐藤和子さん、永田映子が参加しました。昨年山口大会で無事卒業した近未来チャレンジセッションに引き続き、初の取り組みとして国際セッション「COGNITIVE TRAINING AND ASSISTIVE TECHNOLOGY FOR AGING (高齢者の認知機能訓練と支援技術)」が開催されました。私は次回が国際セッションと伺っていたので、自分とは無関係なものと考えておりましたが、英語での発表を勧められチャレンジすることにしました。辞書片手に発音記号を調べるところから始め、文字通り、狐につままれた思いで会場へと向かいました。
第27回人工知能学会富山大会が開催された富山国際会議場
5日午後の部、6日午前の部において、全部で12件の発表がありました。スイス、日本、韓国、インドネシアなどの国々から、国際色豊かな方々が集まりましたが、印象的だったのは、東南アジアの皆様が、母国語のように英語を話されるということでした。
5日午後の部では、最初にスイスのチューリッヒ大学Mike Martin教授の遠隔会議システムskypeを用いた遠隔招待講演があり、去年のクリスマス交流会で聞いたなつかしい声で、機能的生活の質(fQOL)モデルのお話が展開されました。
Mike Martin教授の遠隔招待講演(スライド右上に写っているのがMartin先生)
同じく5日には、私も施設の写真活動について発表させていただきました。直前に風邪をひいたので、滑らかとはいきませんでしたが、原稿を目で追うことだけは何とかできました。英語での発表が人生初という方が、私以外にも数名いらしたので、少し救われました。
報告者の発表
6日午前の部では、最初に韓国の成均館大学Sukhan Lee教授の招待講演がありました。アメリカ滞在の長い先生の英語は、うらやましい位流暢でしたので、生活支援ロボットの写真を拝見しながら、何となく分かったような気分になりました。
Sukhan Lee教授の招待講演
6日午前の部の最後には、大武先生が名古屋のぎんさん姉妹の会話研究について発表されました。NHKの取材映像をまじえて、明るい姉妹の会話が響きました。
ぎんさん姉妹の会話について発表する大武先生(右端)応援団の市民研究員(左端)
セッション終了後、その日に発表された方を中心にして、記念撮影がありました。中央の黒いスーツの方がLee先生です。
国際セッション発表者記念撮影
その後、近くの日本食レストランで、海鮮丼を囲んでの会食がありました。メニューを選びながら、Lee先生が「生の魚も大丈夫です。米国から帰ってきてから、韓国の料理の辛さにはまだ慣れない。」とおっしゃったので、一同爆笑となりました。
国際セッション発表者会食
6日の夕方、会場前の富山城を拝見しようと出かけ、お堀の前で写真と撮っていますと、何やら不思議な物体を発見しました。富山市はガラス産業が盛んだと伺っていましたので、おそらくはガラス製品かと思われます。題名は「ピカソ・銀」とあり、「金」も隣に並んでいました。これもぎんさんの娘4姉妹との、何かのご縁かもしれません。
富山城(左)、彫刻「ピカソ・銀」(右)
第27回人工知能学会富山大会が開催された富山国際会議場
5日午後の部、6日午前の部において、全部で12件の発表がありました。スイス、日本、韓国、インドネシアなどの国々から、国際色豊かな方々が集まりましたが、印象的だったのは、東南アジアの皆様が、母国語のように英語を話されるということでした。
5日午後の部では、最初にスイスのチューリッヒ大学Mike Martin教授の遠隔会議システムskypeを用いた遠隔招待講演があり、去年のクリスマス交流会で聞いたなつかしい声で、機能的生活の質(fQOL)モデルのお話が展開されました。
Mike Martin教授の遠隔招待講演(スライド右上に写っているのがMartin先生)
同じく5日には、私も施設の写真活動について発表させていただきました。直前に風邪をひいたので、滑らかとはいきませんでしたが、原稿を目で追うことだけは何とかできました。英語での発表が人生初という方が、私以外にも数名いらしたので、少し救われました。
報告者の発表
6日午前の部では、最初に韓国の成均館大学Sukhan Lee教授の招待講演がありました。アメリカ滞在の長い先生の英語は、うらやましい位流暢でしたので、生活支援ロボットの写真を拝見しながら、何となく分かったような気分になりました。
Sukhan Lee教授の招待講演
6日午前の部の最後には、大武先生が名古屋のぎんさん姉妹の会話研究について発表されました。NHKの取材映像をまじえて、明るい姉妹の会話が響きました。
ぎんさん姉妹の会話について発表する大武先生(右端)応援団の市民研究員(左端)
セッション終了後、その日に発表された方を中心にして、記念撮影がありました。中央の黒いスーツの方がLee先生です。
国際セッション発表者記念撮影
その後、近くの日本食レストランで、海鮮丼を囲んでの会食がありました。メニューを選びながら、Lee先生が「生の魚も大丈夫です。米国から帰ってきてから、韓国の料理の辛さにはまだ慣れない。」とおっしゃったので、一同爆笑となりました。
国際セッション発表者会食
6日の夕方、会場前の富山城を拝見しようと出かけ、お堀の前で写真と撮っていますと、何やら不思議な物体を発見しました。富山市はガラス産業が盛んだと伺っていましたので、おそらくはガラス製品かと思われます。題名は「ピカソ・銀」とあり、「金」も隣に並んでいました。これもぎんさんの娘4姉妹との、何かのご縁かもしれません。
富山城(左)、彫刻「ピカソ・銀」(右)
市民研究員 永田映子 記
千葉大学大武研究室では、高齢者の共想法形式のグループ会話を盛り上げるロボットを開発しています。ロボットが人間の会話データを利用することで、質の高い会話セラピーを実施する試みは世界初となります。社会的交流の不足は認知症発症と相関があることが知られており、共想法は認知機能の維持向上を図る効果的なグループ会話手法として普及しつつあります。
共想法では、会話記録・実施記録等を通じて、実施したセッションを記録に残しています。記録に基づいて、参加者を盛り上げることのできた高齢者の話を、ロボット研究員「ぼのちゃん」が、ほのぼの研究所で実施している共想法継続コースの話題提供で再利用しました。再利用した話は、NPO法人きらりびとみやしろで実施している共想法の参加者である男性が提供してくださった「どら焼き」、「バナナ」、「筍」、「金環日食」のお話です。
ロボット研究員「ぼのちゃん」が参加した共想法
ロボットに実装した話題の提供者である男性およびロボットが、それぞれ提供した話題によって、参加者から話題提供1 分当たりに笑いをとった回数を下図に示します。ロボットの方が高い頻度で参加者から笑いをとれることがありました。
元の話題提供者とロボットが参加者から笑いをとった回数
本研究では、健常高齢者がロボットを操作できるように開発を進めています。共想法形式のグループ会話でロボットが司会したり、参加したりして、会話を盛り上げるには、熟練した技術が必要とされます。共想法が各地に普及するにつれて、優れた司会者やサポーターがより多く求められることが予想されます。優れた発言・スキルをロボットに実装することで、様々な場所で質の高いサービスの提供が可能になります。ロボットで好印象だった発言等を自分でも使うようになり、共想法をさらに楽しむ気持ちを持ったという感想を、ロボットを操作した研究員よりいただきました。
共想法に参加するロボットについて、解決すべきいくつかの問題があります。参加者の皆様より得られた御意見は次の通りです。
1)ロボットの音声は低い声の方が良いが、抑揚・方言が無いと面白みに欠ける。
2)参加者の間にロボットを置くと、参加者がロボットを見ない。会場前方のスクリーン側に置いてほしい。
頂いたご意見、ご感想とデータを基に、共想法をサポートするロボットの開発を進め、ロボットを活用して認知機能の訓練ができるようにしたいと考えております。
共想法では、会話記録・実施記録等を通じて、実施したセッションを記録に残しています。記録に基づいて、参加者を盛り上げることのできた高齢者の話を、ロボット研究員「ぼのちゃん」が、ほのぼの研究所で実施している共想法継続コースの話題提供で再利用しました。再利用した話は、NPO法人きらりびとみやしろで実施している共想法の参加者である男性が提供してくださった「どら焼き」、「バナナ」、「筍」、「金環日食」のお話です。
ロボット研究員「ぼのちゃん」が参加した共想法
ロボットに実装した話題の提供者である男性およびロボットが、それぞれ提供した話題によって、参加者から話題提供1 分当たりに笑いをとった回数を下図に示します。ロボットの方が高い頻度で参加者から笑いをとれることがありました。
元の話題提供者とロボットが参加者から笑いをとった回数
本研究では、健常高齢者がロボットを操作できるように開発を進めています。共想法形式のグループ会話でロボットが司会したり、参加したりして、会話を盛り上げるには、熟練した技術が必要とされます。共想法が各地に普及するにつれて、優れた司会者やサポーターがより多く求められることが予想されます。優れた発言・スキルをロボットに実装することで、様々な場所で質の高いサービスの提供が可能になります。ロボットで好印象だった発言等を自分でも使うようになり、共想法をさらに楽しむ気持ちを持ったという感想を、ロボットを操作した研究員よりいただきました。
共想法に参加するロボットについて、解決すべきいくつかの問題があります。参加者の皆様より得られた御意見は次の通りです。
1)ロボットの音声は低い声の方が良いが、抑揚・方言が無いと面白みに欠ける。
2)参加者の間にロボットを置くと、参加者がロボットを見ない。会場前方のスクリーン側に置いてほしい。
頂いたご意見、ご感想とデータを基に、共想法をサポートするロボットの開発を進め、ロボットを活用して認知機能の訓練ができるようにしたいと考えております。
千葉大学大武研究室一期生 山口健太
2013年3月12日から14日まで2泊3日の旅です。研修は13日、朝9時から夜7時まででした。参加メンバーは大武先生、千葉大学4年生の山口健太さん、動画を撮影する志茂さん、記録担当の田口です。
研修日3月13日(水)強風で大雨、気温19℃ <長崎は今日も雨だった>
研修目的は、軽度認知症の方を対象とする共想法の効果的な実施方法を検討するために、脳リハビリ外来に通院する、患者さんと実施者の一日を動画記録に撮ることです。午後は軽度アルツハイマー型認知症で脳リハビリ外来に通う女性2名、男性1名、合計3名の患者さんが参加する共想法の撮影があります。強風雨の中、10名近い患者さんが集まりました。
9時30分から12時迄、午前中のリハビリです。
パソコンに取り込んだ桃の花を題材に患者さんと話し合う小縫好織奪
看護師さんから血圧の測定を受け、計算ドリル、次に作業療法士さんの合図で発声練習、音読、早口言葉を全員で唱和します。2グループに分かれ、片方は椅子に腰かけたまま体操をするグループです。もう片方はパソコンに取り込んだ写真を見て話し合うグループで、回想法をします。休憩のあと、夏目漱石作「三四郎」の部分を音読、スタッフの解説と質問で患者さんと問答して理解を深めます。午前中のみリハビリへ参加する患者さんは昼前に帰宅、午後から共想法または脳トレに参加する患者さんは、テーブルを囲んで昼食です。
全員が声を揃えて発声練習をします。担当は岩下スタッフ
朝一番、志茂さんはカメラの位置を確かめ設置して、早速撮影にかかります。患者さんに刺激を与えないように姿勢を低くしての撮影です。
患者さんは全体に静かで、大声を出すなど他の方の迷惑になるような方はいません。発声練習の「音読」「早口言葉」ではスタッフが「ゆっくりでいいからはっきり読んでください」と言います。活舌をよくする練習は声がよく揃っていました。「今日は何年何月何日何曜日でしょうか」はとても大事な質問です。
花を当てるクイズではたまたま花瓶に活けてあったボケの一枝が話題になりました。患者Bさん「ボケの花、名前が気の毒だわ」患者Cさん「この頃は(認知症を)ボケといわないのよ」患者Bさん「それでも名前が気のどく」とボケの花の名前にこだわっていました。
2時からは、3人の軽度アルツハイマー型認知症患者さんが参加する共想法です。ロボット研究員ぼのちゃんも飛び入り参加します。
1週間前に撮った写真の小道具をのせたワゴン
司会者の阿南さんが手早くパソコン、プロジェクター等の準備を完了。記録者と副司会者を兼ねる小砲気鵑、小道具を乗せたワゴンを引いて部屋に来ました。補助司会者の岩下さんが参加者3名と入室します。ぼのちゃんの担当は山口さんです。見学は名誉院長の辻畑先生、大武先生、田口です。
共想法が始まる前に司会者が必ず参加者に伝える言葉があります:「これから共想法をします。共に想うと書きます。みんなと一緒に想い合う、撮った写真を見ながら話し合いましょう。テーマは日本の行事です。」なお、テーマは毎月変わります。岩下さんの指導で発声練習は音読と早口言葉です。「バッチリ声が出ていましたよ」と参加者を励まします。次のフェイススケールは、にこにこ顔から泣いている顔まで6つ並んでいます。「皆さんは今どのような気持ちですか。あまり考え込まないで自分の気持ちに近い顔の番号に○を付けてください。」と述べ、用紙を回収します。
機材のセッティングをしながら打ち合わせをする阿南さん・小砲気鵝志茂さん
司会者は言います、「今日はお客様が来ています。ぼのちゃん自己紹介してください」。いよいよ共想法開始です。参加者の一人Aさんは聞いてもらいたい話を、唐突に何度も話し始めるので、その都度司会者は「今は○○の話をしていますからね。」ときっぱり伝えます。副司会者は参加者の撮った道具類をワゴンの上から取り出して示します。参加者の間に入った補助司会者は、気配りをして参加者に発言を促し又見守りますが、今日はお客様があり、皆さんのテンションが上がっていることもあって、促しはありません。参加者のBさんは午前中のテレビによるクイズの都道府県問題にもよく答えていましたし、産地の名産品もよく知っていて、ほとんどの場面でリーダーシップをとっていました。そのBさんが共想法の最後に司会者が「月見団子とすすきの写真はBさんが撮りました」と言うと「これ!わたしが撮ったのですか」といいました。「先週撮りましたね」と言われても全く思い出せない様子でした。
患者さんのリハビリ共想法風景
ぼのちゃんの感想を聞かれると、Aさんは「まあまあ」あとのお二人は「可愛かった」「よかった」とのこと。ぼのちゃんのベストを見て「かっこいい。長崎では毛皮はちょっとね。千葉は寒いのですか」とBさん。
一度話しだしたら止まらないBさんは、とくによく話されました。冗談も分かるし認知症の症状が感じられないのです。大武先生が、「どうして認知症がわかったのでしょうか」と聞きましたら「ちょっと気になって外来に行ったそうです」とスタッフが答えてくださいました。
夕食の時、向かい側にいらした名誉院長の辻畑先生に私が質問しました。「私が認知症を心配して病院に行った時に、どのようにして診断されるのでしょうか。」「あなたの日常生活をよく分かっている方が同行されるのがいいでしょう。この頃あなたの日常生活で、以前と違ったことを教えてくださいと聞きます。あなたは変わったことはない、物忘れがあるくらいですと答えるでしょう。同行者がいろいろ気付いたことを言います。あなたはその一言ずつに反論し、否定します。自分を正当化します。これが認知症の特徴です。」なるほど、自分では気が付かないのだと思いました。
実りの多い長い1日研修でした。リハビリとして行う共想法の難しさと、取り組んでいる病院・スタッフの研究熱心さには頭が下がりました。長崎北病院の脳リハビリ外来に通う患者さんは幸せだと思いました。認知症ができるだけ進みませんように願っております。
開花の季節にちょうど重なったので、14日は3時間ほどハウステンボスに立ち寄り、チューリップ畑を見て帰りました。初めて行ったハウステンボスの写真をご覧ください。
晴れて満開のチューリップが見事でした
研修日3月13日(水)強風で大雨、気温19℃ <長崎は今日も雨だった>
研修目的は、軽度認知症の方を対象とする共想法の効果的な実施方法を検討するために、脳リハビリ外来に通院する、患者さんと実施者の一日を動画記録に撮ることです。午後は軽度アルツハイマー型認知症で脳リハビリ外来に通う女性2名、男性1名、合計3名の患者さんが参加する共想法の撮影があります。強風雨の中、10名近い患者さんが集まりました。
9時30分から12時迄、午前中のリハビリです。
パソコンに取り込んだ桃の花を題材に患者さんと話し合う小縫好織奪
看護師さんから血圧の測定を受け、計算ドリル、次に作業療法士さんの合図で発声練習、音読、早口言葉を全員で唱和します。2グループに分かれ、片方は椅子に腰かけたまま体操をするグループです。もう片方はパソコンに取り込んだ写真を見て話し合うグループで、回想法をします。休憩のあと、夏目漱石作「三四郎」の部分を音読、スタッフの解説と質問で患者さんと問答して理解を深めます。午前中のみリハビリへ参加する患者さんは昼前に帰宅、午後から共想法または脳トレに参加する患者さんは、テーブルを囲んで昼食です。
全員が声を揃えて発声練習をします。担当は岩下スタッフ
朝一番、志茂さんはカメラの位置を確かめ設置して、早速撮影にかかります。患者さんに刺激を与えないように姿勢を低くしての撮影です。
患者さんは全体に静かで、大声を出すなど他の方の迷惑になるような方はいません。発声練習の「音読」「早口言葉」ではスタッフが「ゆっくりでいいからはっきり読んでください」と言います。活舌をよくする練習は声がよく揃っていました。「今日は何年何月何日何曜日でしょうか」はとても大事な質問です。
花を当てるクイズではたまたま花瓶に活けてあったボケの一枝が話題になりました。患者Bさん「ボケの花、名前が気の毒だわ」患者Cさん「この頃は(認知症を)ボケといわないのよ」患者Bさん「それでも名前が気のどく」とボケの花の名前にこだわっていました。
2時からは、3人の軽度アルツハイマー型認知症患者さんが参加する共想法です。ロボット研究員ぼのちゃんも飛び入り参加します。
1週間前に撮った写真の小道具をのせたワゴン
司会者の阿南さんが手早くパソコン、プロジェクター等の準備を完了。記録者と副司会者を兼ねる小砲気鵑、小道具を乗せたワゴンを引いて部屋に来ました。補助司会者の岩下さんが参加者3名と入室します。ぼのちゃんの担当は山口さんです。見学は名誉院長の辻畑先生、大武先生、田口です。
共想法が始まる前に司会者が必ず参加者に伝える言葉があります:「これから共想法をします。共に想うと書きます。みんなと一緒に想い合う、撮った写真を見ながら話し合いましょう。テーマは日本の行事です。」なお、テーマは毎月変わります。岩下さんの指導で発声練習は音読と早口言葉です。「バッチリ声が出ていましたよ」と参加者を励まします。次のフェイススケールは、にこにこ顔から泣いている顔まで6つ並んでいます。「皆さんは今どのような気持ちですか。あまり考え込まないで自分の気持ちに近い顔の番号に○を付けてください。」と述べ、用紙を回収します。
機材のセッティングをしながら打ち合わせをする阿南さん・小砲気鵝志茂さん
司会者は言います、「今日はお客様が来ています。ぼのちゃん自己紹介してください」。いよいよ共想法開始です。参加者の一人Aさんは聞いてもらいたい話を、唐突に何度も話し始めるので、その都度司会者は「今は○○の話をしていますからね。」ときっぱり伝えます。副司会者は参加者の撮った道具類をワゴンの上から取り出して示します。参加者の間に入った補助司会者は、気配りをして参加者に発言を促し又見守りますが、今日はお客様があり、皆さんのテンションが上がっていることもあって、促しはありません。参加者のBさんは午前中のテレビによるクイズの都道府県問題にもよく答えていましたし、産地の名産品もよく知っていて、ほとんどの場面でリーダーシップをとっていました。そのBさんが共想法の最後に司会者が「月見団子とすすきの写真はBさんが撮りました」と言うと「これ!わたしが撮ったのですか」といいました。「先週撮りましたね」と言われても全く思い出せない様子でした。
患者さんのリハビリ共想法風景
ぼのちゃんの感想を聞かれると、Aさんは「まあまあ」あとのお二人は「可愛かった」「よかった」とのこと。ぼのちゃんのベストを見て「かっこいい。長崎では毛皮はちょっとね。千葉は寒いのですか」とBさん。
一度話しだしたら止まらないBさんは、とくによく話されました。冗談も分かるし認知症の症状が感じられないのです。大武先生が、「どうして認知症がわかったのでしょうか」と聞きましたら「ちょっと気になって外来に行ったそうです」とスタッフが答えてくださいました。
夕食の時、向かい側にいらした名誉院長の辻畑先生に私が質問しました。「私が認知症を心配して病院に行った時に、どのようにして診断されるのでしょうか。」「あなたの日常生活をよく分かっている方が同行されるのがいいでしょう。この頃あなたの日常生活で、以前と違ったことを教えてくださいと聞きます。あなたは変わったことはない、物忘れがあるくらいですと答えるでしょう。同行者がいろいろ気付いたことを言います。あなたはその一言ずつに反論し、否定します。自分を正当化します。これが認知症の特徴です。」なるほど、自分では気が付かないのだと思いました。
実りの多い長い1日研修でした。リハビリとして行う共想法の難しさと、取り組んでいる病院・スタッフの研究熱心さには頭が下がりました。長崎北病院の脳リハビリ外来に通う患者さんは幸せだと思いました。認知症ができるだけ進みませんように願っております。
開花の季節にちょうど重なったので、14日は3時間ほどハウステンボスに立ち寄り、チューリップ畑を見て帰りました。初めて行ったハウステンボスの写真をご覧ください。
晴れて満開のチューリップが見事でした
市民研究員 田口良江記
ほのぼの研究所では、2009年度4月から公式ホームページのブログを開設して以来、毎週日曜ごとに更新を行っています。ブログの更新の準備や作業は、現在、研究員がチームを組み、6チーム12名にて交代で担当しています。記載記事は、共想法で出された面白いお話や、素敵な写真にコメントを付けて載せます。また、ほのぼの研究所での行事や講座の実施報告なども掲載しますので、なかなか大変な作業です。
私たちは、普段ホームページは見ますが、ホームページの更新や投稿などは、あまりしませんので、すごく新鮮に見えます。掲載途中で、手順が分からなくなったり、うまく写真が入らなかったり、悪戦苦闘をしながらブログ更新ができた時の喜びや安堵感が、何とも言えない誇らしさを感じます。
我々高齢者は、常に何かの物ごとに取り組んで、それを達成していくことで、これからの長寿社会で健康に過ごしていけると思います。
☆以下は、2012年度ほの研ブログで掲載した共想法の中からピックアップしたものです。
<ひ孫の浴衣>
日ごろは生意気な口を利くひ孫も浴衣を着るとおしとやかになります。「ほれ、写真を撮ってやるから、後ろを向いて。」と言いながらパチリと一枚。最近の浴衣の流行は私にはよく分かりませんが、良い記念になって写真をやっていると楽しいです。
ひ孫の浴衣
コメント:市民研究員 E.N.さん
今年94歳のUさんはデジカメ歴3年のベテランカメラ女子です。ひ孫さんはバレーも習っている容姿端麗のお嬢さん、浴衣姿はフォトジェニック賞!これからもいい写真を撮られると思いますので皆様ご期待下さい。
<柳屋の鯛焼き>
人形町柳屋の鯛焼き、年間通して販売しているが、やはり鯛焼きは冬を感じる。真っ赤に熾きた炭火の上でコロコロ回しながら焼いていく柳屋の鯛焼きは、天然ものであると言った人がいる。鯛焼きに天然&養殖も有るの? ネットで検索、有りました、養殖は機械で流れ作業でつくる、だから餡子はお腹だけ入っている。そう言えば柳屋の鯛焼きは尾っぽまで餡子が詰まっていた。
季節を感じるもの
コメント:市民研究員 M.N.さん
鯛焼きに養殖ものと天然ものがあるとは?全員大爆笑でした。また、S.Sさん楽しいお話を聞かせてください。
<土手の朝もや>
まだまだ日中は猛暑に見舞われることの多かった9月の半ば、散歩途中の土手の道に差し掛かると辺り一面が白い朝もやに包まれていました。いつもの風景とはまるで異なり、自然の織りなす情景にしばし足をとめました。“田んぼの稲が実って、朝もやがかかると秋だよ”と聞かされた昔のことなど思い起こしました。
土手の朝もや
コメント:市民研究員 S.K.さん
そっと近づく秋をとらえたとても良い写真ですね。私も時々犬を連れて土手に散歩に行きますが、四季折々の自然の変化を感じるとても良い場所だと思っています。
私たちは、普段ホームページは見ますが、ホームページの更新や投稿などは、あまりしませんので、すごく新鮮に見えます。掲載途中で、手順が分からなくなったり、うまく写真が入らなかったり、悪戦苦闘をしながらブログ更新ができた時の喜びや安堵感が、何とも言えない誇らしさを感じます。
我々高齢者は、常に何かの物ごとに取り組んで、それを達成していくことで、これからの長寿社会で健康に過ごしていけると思います。
市民研究員 黒田征二 記
☆以下は、2012年度ほの研ブログで掲載した共想法の中からピックアップしたものです。
<ひ孫の浴衣>
日ごろは生意気な口を利くひ孫も浴衣を着るとおしとやかになります。「ほれ、写真を撮ってやるから、後ろを向いて。」と言いながらパチリと一枚。最近の浴衣の流行は私にはよく分かりませんが、良い記念になって写真をやっていると楽しいです。
マカベ共想法参加者 U.H.さん
ひ孫の浴衣
コメント:市民研究員 E.N.さん
今年94歳のUさんはデジカメ歴3年のベテランカメラ女子です。ひ孫さんはバレーも習っている容姿端麗のお嬢さん、浴衣姿はフォトジェニック賞!これからもいい写真を撮られると思いますので皆様ご期待下さい。
<柳屋の鯛焼き>
人形町柳屋の鯛焼き、年間通して販売しているが、やはり鯛焼きは冬を感じる。真っ赤に熾きた炭火の上でコロコロ回しながら焼いていく柳屋の鯛焼きは、天然ものであると言った人がいる。鯛焼きに天然&養殖も有るの? ネットで検索、有りました、養殖は機械で流れ作業でつくる、だから餡子はお腹だけ入っている。そう言えば柳屋の鯛焼きは尾っぽまで餡子が詰まっていた。
きらりびと第1チーム S.S.さん
季節を感じるもの
コメント:市民研究員 M.N.さん
鯛焼きに養殖ものと天然ものがあるとは?全員大爆笑でした。また、S.Sさん楽しいお話を聞かせてください。
<土手の朝もや>
まだまだ日中は猛暑に見舞われることの多かった9月の半ば、散歩途中の土手の道に差し掛かると辺り一面が白い朝もやに包まれていました。いつもの風景とはまるで異なり、自然の織りなす情景にしばし足をとめました。“田んぼの稲が実って、朝もやがかかると秋だよ”と聞かされた昔のことなど思い起こしました。
市民研究員 H.T.さん
土手の朝もや
コメント:市民研究員 S.K.さん
そっと近づく秋をとらえたとても良い写真ですね。私も時々犬を連れて土手に散歩に行きますが、四季折々の自然の変化を感じるとても良い場所だと思っています。
ほのぼの研究所では、2009年度より、年3回のペースで、ニュースレター「ほの研通信」を発行しています。2012年度は、2012年5月、9月、2013年1月の3回、発行しました。
<ほの研通信第10号(2012年5月)>
5月号では、新年度の取組方針と前年度実施の長崎北病院での取り組みを、メイン記事として発行しました。トピックニュースとしては、当研究所大武美保子代表理事が東京大学から千葉大学へ准教授として移籍したのに伴い、ほのぼの研究所の移転を行ったことがあります。
- ほの研通信第10号,ほのぼの研究所,Vol.10, 2012.
【長崎北病院関係】
スクェアーステップを踏む
会議室での共想法の様子
トレーニング室での共想法の様子
<ほの研通信第11号(2012年9月)>
9月号では、7月に開催された移籍記念講演会の報告と、6月に行われた人工知能学会での研究発表の記事をメインに編集しました。
- ほの研通信第11号,ほのぼの研究所,Vol.11, 2012.
【移籍記念講演会関係】
横手幸太郎教授ご講演
宮崎良文教授ご講演
大武先生講演 これからの5年
「ほのちゃん」と交流会の様子
【人工知能学会関係】
壇上で発表する市民研究員 佐藤さん
表彰式にて近未来チャレンジ卒業を表彰される大武先生
近未来チャレンジセッション終了後の卒業記念撮影
<ほの研通信第12号(2013年1月)>
1月号では、毎年恒例の参加者の皆様がサンタクロースになって、楽しく過ごすことのできるクリスマス講演会・交流会の記事と、柏市社会福祉協議会、プロジェクトTへの出前講座の実施報告記事をメインに掲載しました。
この回より掲載方法を、縦書きより横書きに変更しての編集になりました。これにより編集がしやすくなったようにも思えます。
- ほの研通信第12号,ほのぼの研究所,Vol.12, 2012.
【クリスマス講演会・交流会関係】
開会挨拶 ほのぼの研究所 長谷川多度事務局長
来賓挨拶 柏市医師会前会長 宮地直丸先生
乾杯の音頭 産業技術総合研究所主任研究員 麻生英樹先生
スクリーン上、マグカップで乾杯する
スイス チューリッヒ大学マイク・マーティン教授
会場での乾杯の様子
招待ビデオ講演 マイク・マーティン先生
基調講演 大武美保子先生
クリスマス講演会の会場の様子
【柏市社会福祉協議会関係】
ロボット研究員「ほのちゃん」を紹介する大武先生
【市民グループ プロジェクトT 出前講座関係】
説明を聞く参加者
共想法に初めて参加するプロジェクトTのメンバー
2013年度より、今までの編集方針を変えて編集委員会を作り、ここで討議し掲載記事の検討をしてから制作に当たるようにしました。
こうすることで、発行に参加する皆さんの脳の活性化を図り、一人でも多く認知症の予防につなげていきたいと思っています。このことは、ほのぼの研究所の理念にも合っていると考えます。
将来は広く海外の皆さんにも読んで頂けるよう、英文化を計画しております。
<ほの研通信第10号(2012年5月)>
5月号では、新年度の取組方針と前年度実施の長崎北病院での取り組みを、メイン記事として発行しました。トピックニュースとしては、当研究所大武美保子代表理事が東京大学から千葉大学へ准教授として移籍したのに伴い、ほのぼの研究所の移転を行ったことがあります。
- ほの研通信第10号,ほのぼの研究所,Vol.10, 2012.
【長崎北病院関係】
スクェアーステップを踏む
会議室での共想法の様子
トレーニング室での共想法の様子
<ほの研通信第11号(2012年9月)>
9月号では、7月に開催された移籍記念講演会の報告と、6月に行われた人工知能学会での研究発表の記事をメインに編集しました。
- ほの研通信第11号,ほのぼの研究所,Vol.11, 2012.
【移籍記念講演会関係】
横手幸太郎教授ご講演
宮崎良文教授ご講演
大武先生講演 これからの5年
「ほのちゃん」と交流会の様子
【人工知能学会関係】
壇上で発表する市民研究員 佐藤さん
表彰式にて近未来チャレンジ卒業を表彰される大武先生
近未来チャレンジセッション終了後の卒業記念撮影
<ほの研通信第12号(2013年1月)>
1月号では、毎年恒例の参加者の皆様がサンタクロースになって、楽しく過ごすことのできるクリスマス講演会・交流会の記事と、柏市社会福祉協議会、プロジェクトTへの出前講座の実施報告記事をメインに掲載しました。
この回より掲載方法を、縦書きより横書きに変更しての編集になりました。これにより編集がしやすくなったようにも思えます。
- ほの研通信第12号,ほのぼの研究所,Vol.12, 2012.
【クリスマス講演会・交流会関係】
開会挨拶 ほのぼの研究所 長谷川多度事務局長
来賓挨拶 柏市医師会前会長 宮地直丸先生
乾杯の音頭 産業技術総合研究所主任研究員 麻生英樹先生
スクリーン上、マグカップで乾杯する
スイス チューリッヒ大学マイク・マーティン教授
会場での乾杯の様子
招待ビデオ講演 マイク・マーティン先生
基調講演 大武美保子先生
クリスマス講演会の会場の様子
【柏市社会福祉協議会関係】
ロボット研究員「ほのちゃん」を紹介する大武先生
【市民グループ プロジェクトT 出前講座関係】
説明を聞く参加者
共想法に初めて参加するプロジェクトTのメンバー
2013年度より、今までの編集方針を変えて編集委員会を作り、ここで討議し掲載記事の検討をしてから制作に当たるようにしました。
こうすることで、発行に参加する皆さんの脳の活性化を図り、一人でも多く認知症の予防につなげていきたいと思っています。このことは、ほのぼの研究所の理念にも合っていると考えます。
将来は広く海外の皆さんにも読んで頂けるよう、英文化を計画しております。
市民研究員 根岸勝壽記
国民的人気を博した長寿の双子姉妹、きんさん、ぎんさん。ぎんさんの娘・四姉妹のおしゃべりが面白いと注目を集めています。その面白さのなぞ解きをするNHKの取材に対応したことがきっかけで、会話を分析し、実際にお会いし、共想法ならびに開発中の会話支援ロボットを体験頂く機会を得ました。周囲の話をよく聞きながら同時に発言を考え、発言のバランスを取りながら頻繁に話者が入れ替わる、認知機能をフル活用する必要がある会話を日々実践されていることが分かりました。四姉妹というロールモデルを得て、ますます面白くて役に立つ技術を開発して参りたいと意を新たにしました。
ぎんさんの娘・四姉妹の皆さんとちゃぶ台を囲む
ぎんさんの娘・四姉妹の皆さんとちゃぶ台を囲む
代表理事 大武美保子記
仕事を辞めた時から、夫と一緒にできるスポーツということで、サイクリングを始めました。早朝、自宅から布施弁天までのコース(約2.5km)からのスタートでした。その後、手賀沼周辺、利根川沿いの自転車ロードを、更に関宿城、片道3時間の成田山までと距離を伸ばして行きました。道端の野の花、手賀沼の辺で、生まれて初めてカワセミを見た感動など、自転車だからこそ目に入る自然との出会いがあります。この写真はプリンス・エドワード島です。サイクリングは、海外旅行でも楽しめました。
サイクリング
コメント:市民研究員 E.N.さん記
車に乗っていては気づかない自然や景色、写真も沢山撮れそうですね。カナダの風を切って、さっそうと走る姿には憧れます。久しくサイクリングしていませんが、もしチャンスがあったら、旅先で挑戦してみたいです。
マザーズガーデン出前講座参加者 N.K.さん記
サイクリング
コメント:市民研究員 E.N.さん記
車に乗っていては気づかない自然や景色、写真も沢山撮れそうですね。カナダの風を切って、さっそうと走る姿には憧れます。久しくサイクリングしていませんが、もしチャンスがあったら、旅先で挑戦してみたいです。
今年1月から共想法に参加しています。自宅でお正月風景を撮影したつもりでしたが、残念ながら、カメラにはな〜んにも写っていませんでした。原因は、カメラのボタンをあちこちいじってしまい、肝心の写真が撮れなかったことにあります。今回は、しっかりと覚えるために、特訓を受けています。「必要なボタンは2つですよ」と教えてもらったので、多分今度からは大丈夫でしょう。カメラは兄の形見の品です。
デジカメ撮影特訓
コメント:市民研究員 .H.T.さん記
「必要なボタンは2つですよ」、特訓の甲斐があってよかったですね。きっと、お兄様も応援しておいでですよ。わたしは緊張のあまり、シャッター以外のところまで押してしまい、撮れなくなったことがありました。今も先輩方に教わっています。ご一緒に頑張りましょう。
マカベ共想法参加者 M.M.さん
デジカメ撮影特訓
コメント:市民研究員 .H.T.さん記
「必要なボタンは2つですよ」、特訓の甲斐があってよかったですね。きっと、お兄様も応援しておいでですよ。わたしは緊張のあまり、シャッター以外のところまで押してしまい、撮れなくなったことがありました。今も先輩方に教わっています。ご一緒に頑張りましょう。
私は、東京都文京区湯島で生まれました。結婚後は、主人の仕事の関係で各地を転々としましたが、17年前に千葉県柏市に越してきました。柏はとても縁のあるところです。私が小学生の頃、柏学園という文京区の施設があり、何度か来たことがあったのです。現在、柏駅は乗降客が多く、駅周辺も、賑わっていますが、当時は何にもなく、たんぼの中をリュックを背負って歩いたことが思い出されます。この写真のように、同じ柏でも以前と同じようにのどかな場所が残っています。都会と田舎が混在している柏が大好きです。
芝桜花文字
コメント:市民研究員 E.N.さん記
柏市で仕事をしていたので、私にとっても馴染みの街です。柏市民はおっとりとしていて、かつ都会的な方が多いように思います。「柏」という芝桜の花文字を拝見して、住民の皆様の熱い郷土愛を感じました。
マザーズガーデン出前講座参加者 S.I.さん記
芝桜花文字
コメント:市民研究員 E.N.さん記
柏市で仕事をしていたので、私にとっても馴染みの街です。柏市民はおっとりとしていて、かつ都会的な方が多いように思います。「柏」という芝桜の花文字を拝見して、住民の皆様の熱い郷土愛を感じました。
吾輩は猫であるが、ただの猫にあらず。家族の一員として、日々人間と同じものを食しておる。この家には、お祖母さんの孫やひ孫がよく里帰りしてくるが、障子越しに元気に泣く声が聞こえたので、気になって立ち止まった。
障子越し
しばらくしてから、今度はガラス戸越しに赤ちゃんが見えた。声の主は、お祖母さんのひ孫であった。ふっくらしたホッペがかわいいな〜と見とれてしまった。それにしても、よく泣く赤ちゃんである。さて、吾輩はこれから昼寝でもするとしよう。
ガラス戸越し
コメント:市民研究員 E.N.記
T.S.さんはデジタルカメラ歴4年の女性で、現在は90歳を超えました。家族の一員として、のびのびと暮らしている飼い猫の様子が、写真から伝わってきます。それを見つめるT.S.さんのまなざしが暖かく、ユーモアあふれる写真となりました。お孫さんやひ孫さんにとっても、居心地のよい家なのでしょう。
障子越し
しばらくしてから、今度はガラス戸越しに赤ちゃんが見えた。声の主は、お祖母さんのひ孫であった。ふっくらしたホッペがかわいいな〜と見とれてしまった。それにしても、よく泣く赤ちゃんである。さて、吾輩はこれから昼寝でもするとしよう。
ガラス戸越し
マカベ共想法参加者 T.S.さん
コメント:市民研究員 E.N.記
T.S.さんはデジタルカメラ歴4年の女性で、現在は90歳を超えました。家族の一員として、のびのびと暮らしている飼い猫の様子が、写真から伝わってきます。それを見つめるT.S.さんのまなざしが暖かく、ユーモアあふれる写真となりました。お孫さんやひ孫さんにとっても、居心地のよい家なのでしょう。