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ほの研ブログ - 最新エントリー

加湿器

カテゴリ : 
今日の共想法 » 冬支度
執筆 : 
NagahisaH 2017-12-3 8:00
  今年の冬はインフルエンザのワクチンが不足しているためでしょうか、施設には早めに加湿器が設置されました。去年までは小さな加湿器でしたが、今回のものはその大きさにびっくり仰天、洗濯機ほどでしたから。
  これだけ大きいと、今年の冬は私のお肌もしっとりするかもしれません。自分でも手洗いやうがいをしっかりとやろうと思いました。

マカべ共想法参加者 M.H.さん


新しく設置された大きな加湿器

コメント 市民研究員 E.N.さん
この加湿器の大きさには、本当にびっくりしました。私も自宅に小さいものを1つ持っているのですが、まだ使ったことがありません。今年は是非活用して、インフルエンザにかからないようにしたいと思います。

家に住みついたカエル

カテゴリ : 
今日の共想法 » 好きなものごと
執筆 : 
MatsumuraM 2017-11-26 8:20
  ある日、母が嬉々として「カエルみつけたよ!」と話してくれました。ついて行ってみると、軒下のブロックの穴の中に大きなガマガエルを発見、喉が動いていました。次の日は妻子にも声をかけてカエルを自慢していました。その後も何日も、一緒にカエルを見に行きました。最近物忘れが進んだ母ですが、カエルのことは憶えていたのでした。そのカエルのおかげで、会話がふえ、家族がなごみました。
  残念ながらしばらくしてカエルは死んでしまいました。どこから我が家にやってきて、なぜ死んだのはわかりませんが、今でも、みんなで思い出しています。

認知症予防無料講習会参加者 T.N.さん



家に住みついたカエル

コメント 市民研究員 M.M.さん
子供のころ、我が家にもガマガエルがいました。威風堂々としてのそりのそりと移動する姿を思い出しました。庭の主としてのさばっていましたね。今の時代のまちなかにあっても、いるところにはいるものだと感心しました。
 この部屋は、5歳児の虫研究所です。これまでは、この室内は、生きている虫が100匹位と沢山のおもちゃでごった返していて、足の踏み場もない状態。片づけるように注意しても、一向に従う兆しはありませんでした。
 そこで、母親が綺麗なボックスを”お宝物入れ”としてプレゼントしました。すると、5歳児は一人でおもちゃを種類別に箱に入れ、部屋がスッキリと片付きました。「片づけなさい!」と怒鳴るより、効果的な一工夫だと思いましたし、子供にも自信がつくのだと感じました。

継続コース参加者 A.K.さん



 すっきり片づけられた子供部屋・5歳児の虫研究所

コメント:市民研究員 M.N.さん
生きた虫が100匹とは、将来は昆虫博士ですね。片づけの自信をつけさせた、正に工夫の一言ですね。片付け上手な成人に成長すること請け合いです。

我が家の犬たち

カテゴリ : 
今日の共想法 » 好きなものごと
執筆 : 
MatsumuraM 2017-11-12 8:00
  我が家で三代目の犬たちです。歴代の犬たちは、常に子供たちの話し相手として癒しを提供してくれましたが、私自身にとっても、我が家で唯一私の命令を聞いてくれる貴重な存在でした。
   老夫婦二人暮らしの今では、犬に向かって「つぶやく」ことで、とかくギスギスしがちな夫婦間の会話を犬が仲介してくれており、「犬はかすがい」です。背景は先日開館した新宿区立の「漱石山房記念館」で、戌年の来年の年賀状に『吾輩は犬である』との吹き出しをつけて使おうかな?と考えています。

認知症予防無料講習会参加者 T.U.さん


 

我が家の犬たち

コメント 市民研究員 M.M.さん
犬たちがいる生活がうらやましいですね。我が家ではこれまで一度も動物を飼ったことがないので、見当がつきません。犬たちの癒しの効果はさぞや絶大でしょうね。
  家庭菜園として借りている畑の斜面を整地して、苺畑に活用できるようにしました。以前は傾斜地であるため、作物を作るには不適で、雑草も生い茂っていて除草も大変でした。
 9月に土を掘り起こして草の根っこを抜き取り、傾斜地を整地し、土の流出防止のためにその上に黒マルチ(農業用のビニールシート素材)を敷き、10月に入って苺を移植しました。しばらくは雑草が繁るのが抑えられると思います。
 60本の苗が植え付けることができましたので、来年の収穫が楽しみです。

継続コース参加者 A.S.さん



 畑の斜面を活用して整えた苺畑

コメント:市民研究員 M.N.さん
作物を作るには不適な傾斜地を整地して、苺畑に変身させたとは、大変な労力と時間がかかったのではと思います。しかし、その分来年の収穫が楽しみですね。
  2016年に引き続き本年度も、柏市より受託した柏市認知症予防講座を開講いたしました。講師は今年4月より移籍した理化学研究所で、革新的知能統合センター認知行動支援技術チームリーダー務める、ほのぼの研究所の大武美保子代表理事・所長が担当しました。
  認知症発症者の大幅な増加から生じる喫緊の課題の解消に、市民ひとりひとりがみずから認知症予防を見据えた生活習慣を身に着けることは、紛れもなく必要なことと思われます。昨年度の講座の反省をふまえ、講座名も堅苦しさを感じさせない、親しみやすい「写真と会話で脳トレしよう」として、9月5日と10月3日の両日を通して出席できる60歳以上の柏市民を対象に定員18名で参加を募りました。果たして、男性7名、女性14名の、最高齢90歳代までの21名と定員を若干超えるお申込みがあり、全員に受講していただくことになりました。



ほのぼのプラザ講座担当者の開講挨拶


  初日の9月5日は、新版ほやほやの『共想法ガイドブック』を使用して、認知症予防と共想法の関係を解りやすく説明したのち、さらに、深く理解していただくために、市民研究員が共想法の実演をお目にかけました。「好きな食べ物」をテーマは、身近であったのでしょう、質疑応答の時間には受講生からの場外質問も飛び出すというハプニングもありましたが、講座の会場全体が一体となって、共想法に興味を持っていただけたことと、認識いたしました。



市民研究員による共想法実演後の大武所長の講義


  10月3日の講座では、受講生それぞれが課題として持ち寄った「好きな食べ物」の写真で、共想法体験に挑戦しました。「食べ物」がテーマだけに、活発で、愉快な会話が行き交い、日常の食生活の模様やこだわりも垣間見ることができました。「《かおり》という品種の梨」の話題には、珍しい品種とみえて、興味津々の質問が相次ぎました。またかなり高めだと思われる高級ホテルの「松花堂弁当」の値段を尋ねられて、答えにくそうにしていらっしゃる様子が笑いを誘ったりと、それぞれの話題で、周りの方々と想いを共にすることで、会場が和やかに雰囲気に包まれました。



受講生による共想法体験


  講座終了後のアンケートでは「認知症予防と共想法の関係」について、「理解できた」と答えた方が、また講座全体についても、「満足した」と答えた方が多数でした。
  本講座運営にお力を貸して下さったほのぼのプラザますおのご担当者はじめ、柏市福祉活動推進課の関係者、受講して下さった方々に厚く御礼申し上げます。

市民研究員 魚谷 茜

認知症予防無料講習会実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NagahisaH 2017-10-22 8:00
  2017年9月26日(火)午後3:00〜6:00、パレット柏において、認知症予防無料講習会を開催しました。この講座は、認知症予防と、認知症予防会話支援手法『共想法』を学ぶだけでなく、実際にその実施方法についても理解を深めていただき、共想法に参加していただくことに加えて、さらに実施者としても活躍していただける方々を広く募る目的で、実施しました。また、事務局を2017年4月に柏市の文化・交流複合施設であるパレット柏に移してから、当施設において初めて開講した、記念すべき講座でもありました。
 市内、近隣エリアで公募した結果、柏市、流山市、東京都から、30代から80代までの幅広い年代の14名が参加されました。

開講挨拶をする大武美保子ほのぼの研究所代表理事・所長 

  開会の挨拶の後、大武美保子ほのぼの研究所代表理事・所長(理化学研究所革新知能統合研究センター認知行動支援技術チームリーダー)が、新版の老化防止と認知症予防に役立つ『共想法ガイドブック』をもとに、認知症の予防の仕組みと、脳を鍛えていつまでも若々しく保つのに役立つ「共想法」の仕組みと、その認知症予防との関係を、具体的にわかりやすく説明し、その実施方法についても紹介しました。講義の中休みには、ご参加の皆様に、参加動機を添えて自己紹介もしていただきました。

講義に熱心に耳を傾けるご参加の皆様

  その後、市民研究員が「好きなものごと」をテーマにした共想法の実演を披露した後、早速ご参加の方々に、2グループに分かれて、事前に提出をお願いしてあった、実演と同じテーマ「好きなものごと」の写真をもとに、共想法の体験をしていただきました。幅広いジャンルにわたるテーマであることから、好物の飲料、趣味、スポーツ、生業とする手作り作品、海外ボランティア先の様子、故郷、日々のほのぼのとしたエピソード…と多岐にわたる興味深い話題が次々と提供されました。話題提供1分、質疑応答2分という限られた時間設定に、当初は戸惑う方もいらっしゃいましたが、ほどなく慣れていただき、初回とは思えないほど、どの話題にも活発に会話が弾み、ギャラリーをまきこんで、気づき、感動、笑いが相まって、手狭なミーティングスペースには、ひととき熱気と、なんともいえないほのぼのとした一体感が生まれました。

笑顔で共想法体験   

  最後に、ティーブレイクを兼ねたグループミーティングで、講座の感想や共想法への期待等を思い思いに語っていただき、大武所長の総括、アンケート記入をお願いして、閉講いたしました。
 果たして、ご参加のうち数人の方に、早速ほのぼの研究所の活動にご協力いただくご意向を伺うことができて、大変嬉しい限りです。
 ここに改めてご参加いただきましたこと、そして初めての施設利用のため、スケジュール管理や機器の扱いの不慣れや不備でご迷惑をおかけしたにもかかわらず、温かくサポートしていただきましたことに、心より感謝し、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 市民研究員 松村 光輝

鍋といえば 蓋の欠けた土鍋

カテゴリ : 
今日の共想法
執筆 : 
NegishiK 2017-10-15 8:00
 20年ほど前に、友人からいただいた土鍋で、ガス式手動炊飯器と呼んで、もっぱらこれでご飯を炊いています。また、お正月の黒豆、私の好きな昆布豆や五目豆もこれで作ります。
10年ほど前に洗っている時に、ふたが割れてしまいました。娘から、「貧乏ったらしいから、捨てたら」といわれますが、使い勝手がよく、愛用し続けています。欠けた部分を蓋になるようにアルミホイルで形作って使っています。

市民研究員 A.U.さん


蓋の欠けた土鍋 
 
コメント:市民研究員 K.N.さん
なんと物持ちの良いことでしょう。土鍋で炊いたご飯は本当においしいですね。煮豆などもゆっくりと煮込む事ができていいのでしょうが、娘さんの気持ちもわかりますね。
 5〜6年前から手作り味噌を作りはじめました。苦労したのは豆を潰すこと、 専用のお玉では時間がかかるので、フ−ドプロセッサーを買って、楽になりました。それでも1kgの大豆を潰して味噌にするには半日かかります。
 知人に糀の割合を多くすると美味しくなることを教わり、昨年800gから1200gに増量したところ、美味しく仕上がりました。手前味噌になってしまいますが、ふたりの娘家族にも好評です。しばらくみんなで美味しい味噌汁を味わうことができています。 

継続コース参加者 C.O.さん

 

手作り味噌の材料 
 
コメント:市民研究員 H.N.さん
味噌を手作りしたことがない私には、大変そうな作業に取り組み、さらに工夫しながら美味しさを追求していらっしゃる姿勢に頭が下がるばかりです。食はもとより、生活全般の新しい情報に常に敏感、しかもそれをすぐにトライしたり、生活に取り入れていらっしゃるようにお見受けするC.O.さん、今度はどんなアイデアやヒントをいただけるのか、楽しみです。 
 2017年9月15日の午後13時30分から14時30分まで、東京都中央区日本橋の理化学研究所革新知能統合研究センターを、デンマーク高齢者担当大臣が視察され、共想法を体験されましたのでご報告させていただきます。
  日本の面積はデンマークの8倍、人口は25倍ですが、山の少ないデンマークは広々とした印象を受けると聞いたことがあります。高齢化率は日本よりも低めだそうですが、幸福度調査で世界一のデンマークの高齢者担当大臣は、日本の高齢者の長寿に関心を抱かれたようです。
  大臣を含めて4名のゲストは、2名の日本人スタッフと共に会議室に入ってこられました。私は撮影のためにオブザーバーとして臨席していたのですが、入室するなり皆様がにこやかに握手して下さったのでとても嬉しく思いました。


理化学研究所について説明する松本洋一郎理化学研究所理事

 最初に理化学研究所松本洋一郎理事から、100周年となる理化学研究所の歴史と革新知能統合研究センターの設立目的、今後の展望などについての説明がありました。13時45分頃から、大武美保子認知行動支援技術チームリーダー(NPO法人ほのぼの研究所代表理事を兼務)により、高齢者の認知機能低下と認知症の予防効果のある共想法の説明、高齢者対象の実施のビデオ紹介がありました。共想法の実例として、埼玉県のきらりびとみやしろ、茨城県のマカベシルバートピアの様子が映し出されました。


会話支援AI、共想法のシステム、ロボットの説明する大武代表理事

  その後13時50分ごろからは、会話支援AI、共想法のシステム、ロボットの説明があり、ゲストは興味深げに聞いていました。時折ロボットのぼのちゃんの声がするので、次第に会場は和やかな雰囲気に包まれて行きました。いよいよゲスト4名が参加する共想法の時間となりました。ぼのちゃんの待つスクリーンの前に移動し、参加者全員がイヤフォンをつけるとセッションが始まりました。


ゲストによる共想法セッション

   14時5分ごろから、「好きな食べ物」というテーマで、日本食のメニューの中から美味しかった料理を選んで話をしていただきました。席は左からデンマーク高齢者担当大臣チューラさん、保健省事務次官ペアさん、保健省局長シーネさん、保健省大臣特別顧問ミケールさんの順でしたが、写真の説明が耳慣れない言葉で始まったのでこれがデンマーク語なのだと気が付きました。やはり仲間同士では母国語のほうが自然であり、感情も伝えやすいのでしょう。お互いの感想にうなずき、笑い、楽しそうにお話をされていました。ぼのちゃんは全て日本語で司会をし、それぞれの説明が1分、質疑応答が2分のセッションを無事に終えることが出来ました。次に英語でどのような内容だったかを簡単に説明していただき、和やかな雰囲気の中14時半にはセッションが終了しました。


ぼのちゃんも一緒に記念撮影

 最後にぼのちゃんを前にして、全員が記念撮影をして大臣の視察は終了となりました。このような短い時間での訪問でしたが、共想法の魅力やぼのちゃんのかわいらしさは十分にお伝えすることができたように思います。何よりも皆さんがくつろいだ様子でにこやかにお話されていたことが印象的でした。ゲストが退室された後、「今日大臣は欠席でしたか?」と大武チームリーダーに伺ったところ、大臣は看護師の経験を持つ中央の女性だということが分かり、すっかりリラックスしていた私はどっと冷や汗が出た次第です。国民に人気のある大臣のおおらかで気さくなお人柄に、深い感銘を受けた一日でした。

 なお、理化学研究所のウェブサイトにも、視察の様子が掲載されていますので、併せてご覧下さい。
(リンク)<http://www.riken.jp/pr/topics/2017/20170920_1/>チューラ・フランク デンマーク高齢者担当大臣が革新知能統合研究センターを視察

市民研究員 永田映子