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ほの研ブログ - 最新エントリー

岩手山の地震跡

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今日の共想法 » ふるさと・旅行・近場の名所
執筆 : 
 2010-1-24 10:20
 岩手山南西地震(1998〜2003活発化)により崩れた岩です。今にも落ちてきそうな岩場の跡があちこちにありました。もし、今地震が起きたらどこへ逃げようかと周りを見回してしまいました。
 10年位前にも、上高地の焼き岳が小噴火した後に登りましたが、蒸気噴火の熱で岩が熱くなっていてびっくりしました。
 浅間山も噴火後に登りましたが、硫黄の臭いのきつさに慌てて下山しました。 日本の山は活火山が多いと実感できる体験でした。

      県民プラザ連続講座受講者/賛助会員 N.Kさん



岩手山の地震跡


*市民研究員M.T.さんのコメント:
 火山大国日本は地震大国でもあります。今迄に数々の地震に見舞われてきており、防災に対する知識は十分に持ち合わせています。
 しかし、必要備品が不十分、防災訓練に不参加、地域活動も非協力など
具体的な事柄については課題が多いようです。

箱根駅伝とマラソン

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今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2010-1-17 8:30
新春早々、共想法に興味を持つ方を対象に、参加することを通じて理解を深めて頂くことを目的として、「お正月」をテーマに一分共想法を行いました。すがすがしいお話が集まりましたので、新鮮なうちにお届けします。

<新春一分共想法(1/4)>
自宅が大磯なので箱根駅伝は身近な正月のイベントである。毎年2,3日は国道一号線で応援するが、選手達の必死な姿にいつも感動を覚える。自分も走る人間なので、選手達が夫々に努力したのだろうことは容易に想像できる。東洋大学の柏原君は、今年は一段と逞しくなり輝くような力を発揮していた。日々の積み重ねは、マラソンだけでなく人生においても大事な事である。私も「継続は力」を信じ、今年も色々な事に努力する思いを新たにした。


箱根駅伝とマラソン

                  Y.O.さん のお話でした。 

*M.O.さんのコメント
山中湖をゆっくり一周走っただけで足がつってしまった私には、Y.O.さんがフルマラソン、しかもそれを45回完走されたと伺って、想像がつかない世界とびっくり。日々、自分の体をメンテナンスし、大会に向けてベストコンディションに持っていく技術について、もっと詳しく伺いたいと思いました。

出雲大社の絵馬

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今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2010-1-17 8:20
<新春一分共想法(2/4)>
平成22年の元旦、神奈川県秦野市の”出雲大社”に初詣に出かけました。島根県の出雲大社の相模の国の分社にあたるようです。写真は、次女の高校入学を祈念した絵馬の写真です。長女は一昨年、この神社で絵馬に願いを込めて無事、大学合格しました。絵馬を持つ手は長女です・・・合格リレーとなりますように、願いを込めて。 次女は、待った無しで家で勉強開始しました。おみくじが大人用と子供用に別れていたのも時代の影響でしょうか、印象に残りました。


絵馬

                  T.Y.さん のお話でした。

*N.Y.さんのコメント
我が家の息子達にも絵馬のご利益をと思いました。なんとなく普通の神社より効き目がありそうなので。

元旦の富士山

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今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2010-1-17 8:10
<新春一分共想法(3/4)>
娘にせがまれて元旦早くから、車を運転して福袋を買いに御殿場アウトレットモールに出かけてきました。写真は、その帰途(午前11時くらい)に足柄峠の中腹から撮影した富士山です。せっかくの元旦、朝から屠蘇を飲みながらぼっとしていたかったのに、おあずけの状態。ちぎれ餅のような雲たちは、早く家に帰っておせちとお酒、と私の気持ちを表しているようです。


元旦の富士山

                  M.N.さん のお話でした。

*T.Y.さんのコメント
やっぱり生まれが静岡県民なので、富士山の写真にほっとします。 元日の朝のねずみがかじった月食を見逃したのは残念でしたが、美しい富士山を見てゆったり落ち着いた気分になりました。

干支の寅パン

カテゴリ : 
今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2010-1-17 8:00
<新春一分共想法(4/4)>
お正月には、その年の干支の動物が街中に溢れます。今年は寅年なので、猫のようなかわいらしいトラがあちこちで見られます。新春早々、お昼を買うためにパン屋さんに入ったところ、目の前に飛び込んできたのがこの寅パンです。たくさんの寅パンの中、興味津々という表情のものを選びました。中までトラ模様との説明通り、中はクリームとチョコレートが半々に混ざっています。豪快に真半分食べたところで、中までトラ模様であるところを撮影しようと思いましたが、絵的にかわいそうでしたので、撮影は控えました。



干支の寅パン

                  M.O.さん のお話でした。

*M.N.さんのコメント
私は食いしん坊なので、写真を見た瞬間、食べたいと思いました。ちびくろサンボではトラがバターになってしまったけど、クリームとチョコのマーブルはもっと魅力的。おもわずよだれが出てきてしまいました。
 オーストラリア中央の砂漠の中に忽然と現れる岩山は、この姿から誰しも神々しいものとしてあがめたくなるように思われます。 原住民の「アポリジニ」達は、この山を聖地とあがめ、今でもこの山に登ることはなく、誰にも登って欲しくないと思っているようです。
 しかし、「エアー」がこの山を世界に紹介した時、また世界遺産に登録された時から、観光地として多くの人たちが訪れ登山されるようになったとのことです。
 自然に対する付き合い方を考えさせられました。 「そこに山があるから登るんだ」の考えだけでいいのだろうか。

  第3回「テイータイム共想法」参加者/賛助会員 Y.Y.さん



「ウルル」(エアーズロック)について


*同共想法参加者/市民研究員 M.T.さんのコメント:
 1953年世界一の最高峰チョモランマ(チベット語で神の山の意)に初登頂したヒラリー卿が下山した時の言葉は『あいつを打ち負かしたよ!!』だったそうです。 
 ヒトは未知なるものをそっとしておけない性癖なのでしょうか。

新年のご挨拶2010

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ほの研日誌 » お知らせ
執筆 : 
TadenumaY 2010-1-3 10:40
新年のご挨拶 
              ほのぼの研究所 副代表理事 長谷川 多度

 皆さま新年おめでとうございます。
 旧年はブログ掲載に色々ご協力を賜り、皆さまのご厚意に厚く感謝申し上げるとともに、本年も何分のご支援の程をお願い申し上げます。

 昨年4月から掲載を開始致しましたほの研プログもはや1年近くになり、その間、皆さまが共想法で提出頂いた1、000点あまりの画像のうちから、逐次選定いたしましたものを、毎週発信いたしてまいりました。色々な素材の取り上げ方や、異なる視点からの解説など興味は尽きません。
どうぞこれからも引き続きご高覧を賜り、ほのぼの研究所の活動を応援頂ければと存じます。

 さて、新年度の研究所の活動予定ですが、新しい試みとして、共想法体験コースを常時開講し、入門コースとして軽易に参加頂ける企画を始めました。体験コースの内容は、「共想法とは、認知症とは、共想法実習」で1ヶ月3回のミニ版になっておりますが、これには懇談の時間を加え、参加者の自発的研修効果も期待しております。 終わりましたらご希望の方には続きのコースを準備いたしており、参加者から実施者へと輪を広げていきたいと考えております。その他に講演会や各種イベントも実施致したいと検討中です。また近未来にたいする新手法の開発なども逐次具体化致す予定です。

 以上変わらぬご支援ご協力を重ねてお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。

讃岐の餡餅お雑煮

カテゴリ : 
今日の共想法 » 健康・食べ物
執筆 : 
TadenumaY 2010-1-3 9:40
 昨年の12月6日の当ブログに、Y.M.さんの「讃岐のお雑煮」を掲載しました。今年の元旦も 「餡餅お雑煮」 を作られたとのお便りを、写真を添えて頂きました。 まさに、お正月の続編話題として、ご紹介申し上げます。

お便り:

あけましておめでとうございます。
今年もよろしく お願い申し上げます。さて・・・、

先にお約束していた餡餅お雑煮の写真を撮りました ので、お送りします。このお雑煮は元旦にわたしが、自分でつくったものです。^^)


讃岐の餡餅お雑煮

ほのぼの研究所 二周年記念講演会
ふれあい共想法公開実施・参加者: Y.M.さん
 クリスマス講演会とパーティーの報告を、当研究所の市民研究員である前川晃子さんに書いていただきましたのでご覧ください。
 
 2009年12月8日、東京大学柏キャンパス・メディアホールにて、クリスマス講演会を開催しました。11月に、アメリカにおける国際回想法学会、米国老年学会に出席された、大武美保子先生が、学会参加報告と共に、共想法に関する最新の研究発表内容を紹介しました。


クリスマス講演会 大武美保子先生

 70名以上の参加者の構成は、東京大学柏キャンパスの教員、学生をはじめ、遠方より、大学、研究所、企業の研究者や技術者、報道関係者、近隣から、ほのぼの研究所の賛助会員や共想法経験者、市民研究員と多様です。


クリスマス講演会 会場の様子

 背景知識の異なる参加者に合わせて、「回想法、国際回想法学会、共想法、老年学、米国老年学会、ほのぼの研究所」の六つのキーワードを軸に、参加報告と解説がありました。その中で、国際回想法学会での共想法と回想法それぞれの特徴、共想法の手法で回想法を行う場合の相乗効果など、興味深い話が展開されました。共想法が「未来から見て過去となる『現在』を創出するための手法」という視点は、回想法との比較から生まれました。参加報告については、12月20日の下記の記事をご覧下さい。

ほの研ブログ - 国際回想法学会・米国老年学会参加報告

 クリスマス講演会に引き続き、図書館の向かいにある食堂・プラザ憩いの一角で、クリスマスパーティーを開催しました。参加者は、赤と白の帽子、エプロン、マフラーの中から好きなものを選んで身につけて、サンタクロースに扮し、全員参加型(サンタ型)を実現し、一期一会の交流を楽しみました。


サンタの勢ぞろい

 「帽子、マフラー、エプロン、どれを選んだかでその方の性格が読めますね」とおっしゃったゲストが居ましたが、どんな性格が読めたかは聞き漏らしました。乾杯、クラッカーの発射音とともにパーティーが始まりました。


一期一会の会話を上空からみると・・・

 参加者の名札には大学・企業・卒業生などグループ別に異なる色の目印をつけました。パーティー前半は同じ色の名札の人と、後半は違った色の名札の人と会話をするよう大武先生の指示が。そのせいか、みなさんとってもよくミックスして、ちょっと狭い会場に熱気が立ちこめました。


パーティー会場に書道が登場

 市民研究員に達筆がいます。誰も読めなかった流麗な文字の意味は「本年も大過なく終わり、なにはともあれ、めでたいことだ」ということのようです。みなさまにもこの言葉をお贈りし、迎える新年のご健勝とご多幸を念じます。
2009年12月8日に、ほのぼの研究所のクリスマス講演会において、「国際回想法学会・米国老年学会参加報告」と題した講演の概要を、まとめましたのでご覧ください。

大武美保子

<概要>
2009年11月16日(月)から22日(日)まで一週間、米国南部の中心都市、ジョージア州アトランタを訪問し、国際回想法学会ならびに米国老年学会に参加しました。国際回想法学会は17日から18日にかけて開催され、米国老年学会は、19日から21日までを中心日程として開催されました。前者は全日程、後者は最初の二日間に参加しました。いずれも分野の重要人物が集まり、最先端の議論が行われましたので、その一端をご報告します。

<国際回想法学会>
国際回想法学会は、1995年に第一回が開催され、以後二年に一回、米国老年学会の前に開催されてきました。2009年で第八回です。回想法に関する専門家が集まり、参加者約50名と小規模で双方向の議論ができる国際会議でした。
 会場はホテルの会議室で、テーブルクロスのかかった円卓が部屋全体に設置されていて、パーティー会場のようでした。参加者は好きな席に座り、そこでコーヒーを飲んだり、時に食事をとったりしながら、くつろいだ雰囲気で講演を聞き、議論をしました。

○2009年11月17日 国際回想法学会 一日目
午前は、ライフレビュー(Life Review)、午後は、ガイド付き自伝(Guided Autobiography)に関するワークショップ。いずれも参加型で、テーマに沿って二人一組、または、円卓を囲んで話し合う形式で行われました。夕方からは講演と、立食パーティーでした。


ライフレビューワークショップ

○2009年11月18日 国際回想法学会 二日目
午前、午後と講演があり、間に昼食をとりながらのグループ討論が行われました。テーブルによって討論のテーマが異なり、好きなテーブルに座ります。二日目の午後の講演では、「共想法:同じ画像を見て制限時間の中で想いを共有する」と題し、発表しました。具体的な手順と共に、回想法との違い、文化的背景の違いを説明しました。
 午後の講演の後は、ポスターを含む全部の発表についての総合討論を行い、最後に会場をレストランに移して夕食会が行われました。


国際回想法学会での発表の様子



夕食会で少女達!の掛け声に集う参加者

回想法は、高齢者に過去の思い出を想起するように働きかけることで、情動の安定などの心理的な効果を導く対人援助手段で、アメリカの精神科医であるロバート・バトラー(1963)によって提唱されたライフレヴュー(Life review)という概念から発展、普及したものです。
 国際回想法学会の参加者は、医師、看護師、臨床心理士、芸術家、作家など、様々な職業に就き、研究分野は心理学、医学、看護学、美学に加えて、哲学、歴史学、女性学、ジャーナリズム、異文化コミュニケーション、そして工学と幅広く、回想法へのアプローチは多様であることを実感しました。

回想法の研究と実践の紹介サイト内に国際回想法ライフレヴュー学会2009 参加報告がありますので、併せてご覧下さい。

<米国老年学会>
米国老年学会は毎年開催され、今年で62回目の開催です。2009年の米国老年学会のテーマは「健康に老いを迎えるための創造的な方法」でした。ヒルトンホテルとマリオットホテルの両方を会場とする、とても大規模な会議で、参加者数は約3300名です。
 本会議は五日間、多くのセッションが一日組まれる中心日程は中三日間で、国際回想法学会の翌日から、一日目と二日目に参加聴講しました。複数のセッションが並列に開催され、同じ時間に見ることができるのは一つなので、以下の報告は、報告者個人の興味の赴くまま見聞きした、いわば虫の視点からのものです。

○2009年11月19日 米国老年学会 一日目
午前のオープニングセッションは、先見の芸術(The Art of Vision)と題する講演です。大画面に音楽つきの映像を映しながら、肖像画を上下逆さに描き、最後にひっくり返すことで、何を描いたかが分かる実演をしました。年を取ることによって制約が生じるからこそ、その制約を超える新たな工夫や知恵があると実感され、会場は興奮に満ちた雰囲気になりました。
 午後は、状況と加齢による認知機能の変化、シアトル縦断研究、医療と地域の連携による50歳から64歳までの疾病予防に関するセッションを聞き、ポスター発表を見て、夕食の後、技術と老化に関する分科会に参加しました。


オープニングセッション「先見の芸術(The Art of Vision)」



上下逆さの肖像画を描く講演者

○2009年11月20日 米国老年学会 二日目
午前は、健康な老いのための地域からのアプローチ、受賞講演を聞きました。昼は部門別会議で、ビュッフェ形式で行われました。午後は、積極的に暮らす事による健康な老い、高齢者が参加する世界中の研究に関するセッションを聞き、展示を見て、夕方は全体会議の後、回想と加齢に関する分科会に参加しました。
 高齢者が参加する世界中の研究に関するセッションの中で、イギリスの田舎の暮らしに関する研究の発表があり、若い研究者が導入を、研究に参加した高齢者が現場での実施報告をしました。研究対象は高齢者ではありませんが、研究する高齢者という点でほのぼの研究所と通じるところがあります。


ビュッフェ形式の部門別会議(行動社会科学部門)



研究成果を発表するイギリスの高齢者

老年学とは、老化あるいは加齢現象を研究する科学で、加齢現象のうち、老年学では特に、個体の成熟から自然死までの期間に生じる変化を対象とします。老年学会には、生命科学、健康科学、行動社会科学、政策実践社会学の四つの部会があり、老年学を構成する研究領域に対応します。
 米国老年学会会員の約60%が女性です。これは、看護学の分野の参加者が増えているためで、学会事務局によると、ここ5-6年の傾向とのことです。実際に参加してみて、医学系学会が多くを占める、今年の六月に参加した日本老年学会総会とは雰囲気が異なることを実感しました。老年期を扱う学問について、どの分野を出発点とするかは国により異なり、時代と共に変化するものと思います。